なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

カタクリ満開!に釣られて~大阪市大理学部附属植物園2022/3(1)

2022-03-27 06:03:24 | 植物

最近ご近所散歩ばかりだし、まん防も解除決まったし・・・
というわけで、久しぶりに大阪市大理学部附属植物園に行ってみることにしました。
前に行ったのは1月、まだまだ寒くほとんど花はみられず。
あれから2か月。
ホームページを見るとカタクリが見ごろ!
楽しみだな~

わが家からは第二京阪道路を使って1時間と少し。
結構人も来ているようです。
みなさん、カタクリ目当てでしょうか。
私は場所知ってるもんね~
どん曇りなのが気になりましたが、まずは直行です。
・・・見えてきました!


・・・・・確かに沢山の花なのですが。


うわ~ん、曇りの日は花が閉じているのを忘れていました(泣)
目を皿にして、なんとか一輪だけ開いている花を発見。


見学の人はみなこの一輪を撮っていました。
大スターですね!


カタクリはユリ科カタクリ属。
山地の林内に咲くスプリングエフェメラルのひとつで、地上にある期間はたかだか2か月程度。
そのうち花が咲いている期間は群落として2週間程度です。
まさに「春のはかない命」・・・
その期間以外は地中に鱗茎として眠っています。
種から発芽して花を咲かせるまで8、9年ほどのかかるそうで、それを考えるとこの群落はすごい!
しかも、囲いがしてある大きな群落2か所以外にも、思わず踏みそうになる場所にあちこち花が咲いています。
(開いてませんが・・・)
植物園の方の努力が実ったのでしょうね~
来年こそ、群生する姿をみたいです。

さて、カタクリのエリアの横には少しだけですが山野草のエリアがあります。
咲いていたのはセントウソウ(セリ科セントウソウ属)


オオミスミソウ(キンポウゲ科ミスミソウ属)
雪割草ですね。こちらもかろうじて1輪だけ開花。あとは閉じていました。


キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)は白と紫がありましたが、いずれも閉じてる。
当然ですよね。
雨の日に開いても虫がきてくれないし、花粉を無駄に落としてしまうことになります。
「キクザキ」は葉の切れ込みが菊に似ているから。


むむむ、これだけか。
しかも雨が降ってきてしまいました。
え~今日降るって言ってたっけ?
とりあえずツバキ山の方に急ぎました。
ツバキの様子はまた後程まとめてご紹介するとして、花木園で見た花を少しだけ・・・
途中で見たハクサンボク(レンプクソウ科ガマズミ属)の蕾。


白いボケ(バラ科ボケ属)が綺麗でした。
赤いボケはまだ蕾・・


このぶら下がり系は、オオハシバミ(カバノキ科ハシバミ属)です。
この手の花、全然区別できないのですが、なんとなく春っぽいので。


オウバイ(モクセイ科ソケイ属)ですね。
ナントカオウバイかもしれませんが、なぜか樹名板がなかったので、オウバイにしておきます。


白い小さい花が見えてきました。
なんでしょうか?


樹名板には「ウチワノキ」(モクセイ科ウチワノキ属)。
一属一種で、朝鮮半島北部特産なんだそうです。
白いレンギョウのように見えることから、ハクレンギョウの名前で流通していることも。


コブシはまだ蕾でした。
確かに、花の下に緑の葉が一枚付いていますね。
葉があるのがコブシ、ないのがタムシバです。


どんどん雨が強くなってきました。
傘をさして片手で撮った写真が続きますので、お見苦しいのはお許しくださいませ。

(つづく)

【撮影:2022/3/19 大阪市大理学部附属植物園】

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする