なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

レアな白梅の高木~京都府立植物園2022/2下旬(3)

2022-03-12 05:17:47 | 植物

思ったより鳥さん探しに苦戦した植物生態園、しょんぼり歩いていると目の前に現れたのは・・・



ぼたん雪?いえいえ、違います。
ズームで確認すると、繊細な白梅が満開!
あ~、今が咲く時期だったんですね。


濃い緑の背景に浮かび上がるのは、植物生態園にあるウメの高木。
え、ウメって背が高くてもせいぜい数メートルなのでは・・・
私もそう思っていたのですが、なんとウメは「バラ科サクラ属の落葉高木」なんだそう。
背が低いのはそのように育てられているからなんですね。


植物生態園にあるウメの木はまさに「高木」。
見上げてみると、こんな感じです。
上の方、白い点々が見えるのがウメ。
ちなみに、黒っぽい点々が見えているのはフウだと思います。
まさにあの巨木フウと張り合うくらいのサイズ感です。


花は素朴な一重の白。
原種かと思うのですが、そもそも説明板によるとウメの野生種は原産地の中国にもないとか。
日本には弥生時代に渡来(!!)
今は種々の園芸品種がありますが、元々は白いそうです。


もっと知りたい人はこちらをどうぞ!→(クリックすると大きくなります)

いや~、花がないなんて言って失礼しました。
でもそれ以外はなかったので、別の場所に移動しようと歩いていると、大砲レンズを構えた方、2名発見。
あらら、そこに私が乱入してしまったようです。
その時目の前を横切る鳥の姿が。
運よく手にしたカメラで捉えたのは・・・


なんとウグイスでした!
超ラッキー♡

ルンルンで移動。あとは園内各所で見た木のお花を中心にご紹介しますね。
こちらはなにげに咲いていた(園芸種の)ウメです。品種は不明。


梅園は前に行った時とそれほど変わっておらずちょっと残念。
寒い日が続いたからな~
こちら割と好きな品種の「鹿児島紅」が咲き始めていました。
真っ赤な花が情熱の南国鹿児島を感じさせます。


ハシバミのぶら下がり。こちらは雄花の蕾ですね。
開花するとここから雄蕊が沢山でてきて、花粉症の元になる黄色い花粉を沢山出します。


前に咲き始めの一輪を紹介したスイカズラ科のロニケラ、花は多少増えきつい香りを振りまいていました。


冬のサクラが色々咲いていたエリア、今はわずかにエレガンス・みゆきちゃんが数輪咲くのみ。
もう少しで本格的な桜シーズンです。


ウメ、サクラと続けば次はツバキ。
残念!ツバキも前と全然変わっておらず、紅侘助の花が増えていたくらいです。


池を眺め・・・(何もないな)


水車を眺め(寒そう・・・)


ハス池の方向に戻ってくると、通路にしゃがみ込んでカメラを構えたオジサマがおひとり。
その先を見ると・・・カワセミでした!


池の対岸には大砲レンズのカメラマンが大勢・・・
一方、カワセミのいる側にはおひとり以外誰もいませんでした。
皆さん、飛び込むのを待っていらっしゃるのでしょうね~
そんなことはどこ吹く風、一向に動く気配さえ見せないカワセミくん。
私はすぐに離れましたが、この後皆さんの期待に応えてくれたのでしょうか。

ということで、木に咲く花はこれで全部。
鳥さんもほぼ出し尽くしました。
明日は草花と、最後の最後に出てきてくれた馴染みの鳥さんとで最終回とします。

【撮影:2022/2下旬 京都府立植物園】





コメント (18)
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