昨日は王道、イロハカエデの見事な紅葉ぶりをご紹介しましたが、植物園の紅葉はそれだけではありません。
園内を歩くと、いたるところで赤くなった葉をみることが出来ました。
中でも遠くからでも目を引く赤がこれ。
ドウダンツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)
葉を赤い絵の具に漬け込んだように赤くなります。
オレンジから赤のグラデーションが綺麗だったドウダンツツジ。
早い夕日を浴びてより赤く染まっていました。
それにしてもどうして紅葉が起こるのでしょう?
少し前にTVで説明していたのですが、
1)元々葉には緑の色素クロロフィルと、黄色の色素カロテノイドが含まれている。
2)冬になると葉を維持していくだけのエネルギーがなくなるので落葉するが、その前にクロロフィルに含まれる栄養分(ミネラルなど)を幹に回収する。
その後でクロロフィルが分解し、カロテノイドが残って黄色くなる。
→ これがイチョウなどの黄葉です。
3)カロテノイドものちに分解するが、それと並行して赤い色素のアントシアニンが作られることがあり、それが紅葉になる。
→ これがドウダンツツジなどの紅葉です。
順番としては、緑 → 黄色 → 赤 になるそうなので、タイミングによっては三色が混じった美しい状態が見られるのですね。
(詳しく知りたい方は、「紅葉のしくみ」で検索して、トレンドピックアップというページを見るとよく分かりますよ~)
さて、お勉強はこのくらいにして、あとは一気に紅葉、行ってみましょう!!
こちらにも遠くに赤い木が見えてきました。これもドウダンツツジでしょうか。
枝に翼があります。ニシキギ(ニシキギ科ニシキギ属)でした。
こちらもその名の通り「錦」になっています。
ホンコンドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)は、ドウダンツツジの仲間ですが葉が分厚くオレンジ色に紅葉していました。
ちゃんとツンツン新芽も用意されています。
こちらはオンツツジ(ツツジ科ツツジ属)。
黄色と赤が混じったタイプですね。
ハウチワカエデ(ムクロジ科カエデ属)を見上げると、こちらも色々・・・
いち早く紅葉し始めたサクラ(バラ科サクラ属)ですが、葉自体残りわずかになっていました。
それでもオレンジ色が綺麗!
これ何だと思います?
実は植物生態園で見かけたイノコヅチ(ヒユ科イノコヅチ属)の紅葉、いわゆる草紅葉ですね。
春までバンザイし続ける、カナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)。
こちらは紅葉というより、褐葉でした。
四季彩の丘から見渡すと、遠くにケヤキ(ニレ科ケヤキ属)の紅葉が・・・
そう、あのツタの服を纏ったケヤキも紅葉(褐葉)していました。
12月の日は本当に短いですね。
本日ラストは、16時前、オレンジに染まるラクウショウ(ヒノキ科ヌマスギ属)の巨木の紅葉です・・・
お疲れ様でした。
明日は、黄葉特集ですので、良かったらお付き合いくださいね^^
園内を歩くと、いたるところで赤くなった葉をみることが出来ました。
中でも遠くからでも目を引く赤がこれ。
ドウダンツツジ(ツツジ科ドウダンツツジ属)
葉を赤い絵の具に漬け込んだように赤くなります。
オレンジから赤のグラデーションが綺麗だったドウダンツツジ。
早い夕日を浴びてより赤く染まっていました。
それにしてもどうして紅葉が起こるのでしょう?
少し前にTVで説明していたのですが、
1)元々葉には緑の色素クロロフィルと、黄色の色素カロテノイドが含まれている。
2)冬になると葉を維持していくだけのエネルギーがなくなるので落葉するが、その前にクロロフィルに含まれる栄養分(ミネラルなど)を幹に回収する。
その後でクロロフィルが分解し、カロテノイドが残って黄色くなる。
→ これがイチョウなどの黄葉です。
3)カロテノイドものちに分解するが、それと並行して赤い色素のアントシアニンが作られることがあり、それが紅葉になる。
→ これがドウダンツツジなどの紅葉です。
順番としては、緑 → 黄色 → 赤 になるそうなので、タイミングによっては三色が混じった美しい状態が見られるのですね。
(詳しく知りたい方は、「紅葉のしくみ」で検索して、トレンドピックアップというページを見るとよく分かりますよ~)
さて、お勉強はこのくらいにして、あとは一気に紅葉、行ってみましょう!!
こちらにも遠くに赤い木が見えてきました。これもドウダンツツジでしょうか。
枝に翼があります。ニシキギ(ニシキギ科ニシキギ属)でした。
こちらもその名の通り「錦」になっています。
ホンコンドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)は、ドウダンツツジの仲間ですが葉が分厚くオレンジ色に紅葉していました。
ちゃんとツンツン新芽も用意されています。
こちらはオンツツジ(ツツジ科ツツジ属)。
黄色と赤が混じったタイプですね。
ハウチワカエデ(ムクロジ科カエデ属)を見上げると、こちらも色々・・・
いち早く紅葉し始めたサクラ(バラ科サクラ属)ですが、葉自体残りわずかになっていました。
それでもオレンジ色が綺麗!
これ何だと思います?
実は植物生態園で見かけたイノコヅチ(ヒユ科イノコヅチ属)の紅葉、いわゆる草紅葉ですね。
春までバンザイし続ける、カナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)。
こちらは紅葉というより、褐葉でした。
四季彩の丘から見渡すと、遠くにケヤキ(ニレ科ケヤキ属)の紅葉が・・・
そう、あのツタの服を纏ったケヤキも紅葉(褐葉)していました。
12月の日は本当に短いですね。
本日ラストは、16時前、オレンジに染まるラクウショウ(ヒノキ科ヌマスギ属)の巨木の紅葉です・・・
お疲れ様でした。
明日は、黄葉特集ですので、良かったらお付き合いくださいね^^
紅葉の仕組みを詳しく説明して下さって有難うございます。
寒くなると葉の栄養素が幹に吸収されて、老化した葉が落葉する、くらいにしか理解していませんでした。
フムフム、最後にはアントシアンが作られて赤くなるんですね。
ドキッ!そろそろ私にもアントシアンが作られているのでは?(^^;)
ドウダンもニシキギもハウチワカエデも綺麗に紅葉してますね。
あの引っ付き虫のイノコヅチまで紅葉するとは知りませんでした。
ラクウショウ、いいな~。
ラクウショウとメタセコイアを見に行きたくなりましたよ。
ドウダンツツジの紅葉は見事ですよね。
家にも有ったの、けどお花付きが悪くて日当たりに移植したら枯れてしまいました(>_<)
ずいぶん昔はこんな事していくつか枯らせてます。
計画性のない我流の庭の悪い部分ね。
お花少なくても紅葉は裏切らない子だったから、そのままにしとけばよかった‥・後の祭り (;´д`)トホホ
ニシキギ、さすがに、世界三大紅葉に選ばれるだけあって赤が綺麗(^^♪
三大紅葉確かユリの木(逢った事無い木)ともう一個は…忘れた。
説明の言葉も素晴らしいなつみかんさんとは大違い・・。
そうかぁ、私今日から残ってる小さな紅葉シリーズ始めたけど、褐色シリーズかも・・。
けど変えへんよ(*^^)v
ドキッ!そろそろ私にもアントシアンが作られているのでは?(^^;)
さざんかさんのこの一行に、私もドキッ!
けど作られる前に私はオッチョコチョイだから落ちたりして(-_-;)
たくさんの紅葉を見せていただき、ありがとうございます。
ドウダンツツジの深紅はとくにきれいですね。山でもナナカマドなどと共に綺麗で目立つ色です。
イノコヅチはおもしろい紫色ですね。見たことがない草です。
探してみたいと思います。
明日は、黄葉特集ですね。楽しみにしています。
たまに科学のお勉強も良いですね。
紅葉の仕組み、良く分かりました^^
仕組みが分かってから、紅葉を見ると、また違う綺麗さかありますね
ドウダンツツジは紅葉の中でも一際、目を引きますね。
此方でも公園のドウダンツツジが日を追うごとに鮮やかに染まってゆきます!
紅葉は冬の準備を終えつつある証しだといえそうですね!
紅葉の仕組み・・お勉強できました!^^!
昨日は結構盛り上がったので、今日は自分の覚えのために紅葉の仕組みを書きました。
それを読んでくださってありがとうございます(^-^)
さざんかさんはまだまだアントシアニンより前だと思いますよ〜♪
でも、人間も急に茶色く枯れるのではなくて、黄色赤と、パーっと派手に行きたいですね〜(*^▽^*)
全然勉強家じゃないですよ(^^;;
テレビの説明が上手かったので、どこかで記録しておこうと思いました。
しいちゃんの植物のお世話の様子を見てると、はるかに研究家だと思います。
ドウダンツツジ、花と紅葉の両立は難しいのですか?
うちの会社にも何本かドウダンツツジあって、目が痛くなるくらいの赤に染まってるんですが、そういえば花咲いてたかなあ。
そうか、刈り込むからお花咲かないんですね。
今日は朝からの雨でナンキンハゼの葉が大量に落ちました。
さっき掃いていたのですが、この調子だったら、紅葉する前に丸坊主だぁ(>_<)
赤は赤でも、ドウダンツツジやニシキギの赤は別格ですね。
パッと目が覚めるようで、とても綺麗です♪
イノコヅチは全然珍しくない草なのに、こんな赤紫になってるのは初めて見ました。
わざわざ、生態園でイノコヅチという花名板があったので、珍しい種類なのでしょうか??
不思議です‥
そうなんですよ〜
緑の葉っぱには緑と黄色が潜んでいて、緑には栄養があり、黄色はそれほどないそうです。
でも、両方とも細胞の傷害を防ぐ抗酸化作用があり、黄色がすぐになくならないのは、抗酸化作用を期待してるからなんだそうです。
(と、ネットに書いてありました)
赤い色素にも抗酸化作用があるそうですが、なぜこの段階でできるのか正確には分かっていないとか‥
自然って不思議ですね。
あ、私の説明超いい加減なので、興味おありなら自分で確認してくださいね〜(^◇^;)
まとめが上手い!
確かに、余った栄養を幹に蓄え、エネルギー食う葉っぱを落として、冬支度バッチリですね。
自然の仕組みって不思議。
人間のために美しくなってるわけではないでしょうが、なんだか寒い冬を前にした神様の贈り物のようです(^-^)