タミヤタイガーの続きです。
履帯をランナーから切り離すと、またまた辛気臭いゲート処理が待ち構えております。
その前にちょっと余談ですが、履帯のランナー枠には砲塔に付ける予備履帯も含まれています。同一部品なら良いのですが、ちょっとした違いがあるので注意が必要なのでした。
上の写真ですが、ランナーに入っている番号の「2」の方が予備履帯です。パッと目同じに見えるのですが、グローサー部分にダボがあります。間違えると後で面倒になりそうです。
さて、ゲート処理に戻ります。ゲートは組み立てると見えなくなる部分にありますが、履帯の連結部分なので変にこれがが残っているとコマの間隔に狂いが生じてしまうため覚悟を決めて作業しました。
処理数がリアルタイムにわかった方がモチベ維持に繋がるかもと思い、こんな風に並べながら作業しました。1列10枚です。
上の写真はちょうど50枚作業が完了したところ。
これを「わ~~い!、50枚も終わったぞ。」と感じるか「え~~っ!、まだ50枚かよ。」と感じるかはあなた次第なので注意が必要です(笑!)。
ちなみに履帯は左右合計で200枚ほど必要です。
ともかく履帯のゲート処理だけで昨日の作業は終わってしまったのでありました。
で、気分転換に他の部分を組み立てます。ハッチ類は裏側までモールドがしっかりしていて部品もいくつか取り付けることになってます。
これはドライバーズハッチ。
こっちは装填手ハッチ
なかなか出来が良いので、開閉式への改良に誘惑されますが、車体内部ががらんどうで何もないので潔く閉じます(残念)。
ついでにライトコードをちょろんと追加しました。
さて、いよいよお待ちかね履帯の組み立てですが、その前に転輪にも迷彩塗装が必要なので気づき、組み上がるとやり難くなるので先に済ませました。
タミヤの組説に履帯は片側分づつ一気に組み合上げて接着剤が生乾きのうちにスプロケットや転輪に巻き付けるように解説されてます。
でもこれタミヤらしくないと言うかちょっと強引過ぎ・・・、なので上下半々づつに分けて進めることにしました。
おおよそ半分くらい繋いだところで転輪のリムなどに接する部分やセンターガイドにクロームシルバーを擦り付けておきました。
連結式の常で最後の1~2枚に若干四苦八苦しますが無事1週完了。
だいたい片側30~40分くらいの作業でありました。
因みにタミヤの組説では右履帯が99枚、左履帯が100枚となってますが、組付けて見ると左右共に100枚でした。左側の方がやや余り気味という感じなので組説と逆な感じです。
これが99枚分の履帯
そんなこんなで本日はここまで。次早くも基本塗装でしょうか。
(投稿後加筆&写真追加しました)
本日のBGM
ケイト・ブッシュ、2011年のアルバムです。
この人の世界観は独特のものがあります、わりと好きですが・・・。
勝手にレディー・センチメンタルと呼ばせていただきます。
何やかんや仰られながら、もう履帯組み上がりですかッ!
しかも弛み具合がイイ~感じじゃないですか、
なぜヒト様は、巻き付けがこんなに上手いのか?これは経験だけではないですね(-_-;)
>接着剤が生乾きのうちにスプロケットや転輪に巻き付けるように<
そう仰られてもねぇ~
生乾きって云っても程度がどのくらいなのか?
往々にしてタミヤのこの手のアドバイスは、やってみたらエライことになったパターンが多い様な、
はるか昔、ドイツ戦車の迷彩塗装を綿をくっ付けてスプレーを吹く、というスゲエ技紹介があったのを思い出しました(^^;
ライトコードの材質は銅線ですか?
太さも頃合いですし、カーブが自然でいい感じです(^^)。
>なぜヒト様は、巻き付けがこんなに上手いのか?これは経験だけではないですね(-_-;)<
う~~ん、あ、その・・・もしコツがひとつあるとすれば、流し込み系ではない方のドロッとした方の接着剤を多めに付けているということではないかと思います。
多めに付けておくと完全乾燥まで意外に時間がかかるのでグニャっとした状態を長くキープできるような気がしますので、その間に最後の1枚の調整を図るという感じでしょうか。
これでも最後の1枚が収まるまで何回も部分分解と崩壊を繰り返しておりますですよ。
そういう状態を写真に収めて記事にする余裕がないだけなのであります、きっと。
>ドイツ戦車の迷彩塗装を綿をくっ付けてスプレーを吹く、<
おお~っ、ありましたね。懐かしい~、でもそんな水玉風迷彩パターンってどうなの?ですね。
>ライトコードの材質は銅線ですか?<
ダイソーの0.55mm100均銅線です。
よく知らないのですが、実車のこの部分は被覆ケーブルがそのまま露出しているのでしょうか?、写真なんかを見ると細いパイプの中にケーブルを通しているようにも見えるのですが・・・だとすると私の細工はまったくダメダメになっちゃうのですよ・・・でもあまり深く考えないようにしてます。
相変わらずのいい加減さです(汗!)。
履帯の組立ご苦労様です。
タミヤさんのこの履帯は特に押出ピンらしき跡が多いですね。
離型させるのにこんなに必要とは思えないのですが。不思議です。
私は生乾きで履帯を巻くという作業は殆どやった事が無いので、大の苦手です。
私のタイガーには最初フリウルの可動履帯を巻きましたが、後にドラゴンにその履帯を引き渡したので、タミヤ製にはプラの履帯に横穴をあけ、真鍮線を通して組みました。
走らせる目的が明確なので、履帯の製作は時間がかかっても苦になりません。
いつもコメントありがとうございます。
>この履帯は特に押出ピンらしき跡が多いですね。<
1コマあたり6ヶもあります。あまり見かけない密度です。離型時の歪みを恐れたのでしょうか?。
>私は生乾きで履帯を巻くという作業は殆どやった事が無いので、大の苦手です。<
生乾きで作業させるというのがタミヤらしくない(らしい?)強引さです。
ソミュアS35の履帯みたいにランナーのない完全分離パーツで嵌め込み式だったら凄いんですけどね。
>タミヤ製にはプラの履帯に横穴をあけ、真鍮線を通して組みました。<
それはGanponさんにしか出来ない超絶技です。
穴開け作業の精度を維持できれば作業時間は問題じゃないと思いますが、私がやると穴開けが斜めになってしまうのは間違いないと思われます(汗)。
五円玉でも100万枚くらいあると助かるのですが・・・10万枚でもいいですが・・・って数えるのにいくら取られるのでしょうか(笑!)。
そう言えばずいぶん昔、お年寄りの間で五円玉をたくさん飾り紐で結んで兜や鼓太鼓を作るようなクラフトが流行ってませんでしたっけ。