今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ポニーくんノラ返り?

2025年02月21日 | チキン,キリン,ポニー
脇腹の激痛が相変わらずで、いまだに殆ど寝たきりの生活を送っています。
3ヶ所に通院中なのに、たらい回しのような状況でなかなか受診できなかった。
科が違うとどうのとか、紹介状がどうのとか、患者の容体より手続きの方が大事なようです。
結局いつものクリニックに頼み込んで検査中なれど、いまだに原因わからず。
この状態、もうしばらく続きそうです。


業者さんが来てコタツの中に避難した猫たち
(リン、ポニー、キー、クウ、サクラ、チキン)

保護者がこんなことになって、猫たちの生活も変わりました。
掃除に給餌や投薬はオバンがやってくれているので、困ってはいないはず。
(オバンの与える量は少な目なので、それが悩みの種かも。)
ただ、いつもリビングにいたオジンがベッドに引きこもってしまった。
するとニャーにちび太、チキンにレオはオジンベッド中心の生活に代わりました。
一方困ったのはリンにキーにポニー。

リンはオジンがコタツに座った時に膝の上で寝るのを日課にしていた。
キーはやはりそのタイミングで、横に来て「撫でて~。」
ポニーは、オジンがソファに座ると横に来て「撫でて~。」
キーとポニーはその時以外はオジンが近づいただけでさっさと逃げる。
キーは当初からこんな感じで変わらない。
一方ポニーは、ここ2年か3年で少しづつ近づいてようやく今の状態になった。
そんなキーとポニーの、「撫でて~」の機会がめっきりなくなってしまったのです。

熱帯植物の温室化した物干し部屋にて
ポニー、ちび太、チキン

リンとキーは自分がリビングにいれば早速やって来る。
問題はポニー。まだダイフクが怖いせいか2階の物干し部屋にいることが多い。
夜になるとリビングに戻って来るけど、ダイフクを見ると「シャーッ。」
たまにオジンがソファに座っていても隣に来なくなりました。
それどころか最近は、自分が物干し部屋に入ると「シャーッ!」と一喝して逃げていく。
ダイフクと自分が同じ待遇になってしまいました。

何だかポニーが急速にノラ化しているように思えて。
この腹痛、いい加減早く直さないと。


まだ下半身の毛が十分に生えないポニー

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売れ残り猫を救う方法・・これどう思います?

2025年02月18日 | ノラたちの幸せを願って
ペット業界は直接ノラとは関係ないけれど、間接的にノラを生み出し、さらには猫たちをもっと悲惨な地獄に送り込んでいる業界です。
そのひとつが売れ残り猫と引き取り屋の存在。
当ブログでも度々取り上げてきました。主な過去記事は;
◆「それでもあなたは買いますか?」2020.8.1
◆「これでもペットショップから買いますか?」2024.7.7
※'20年の記事には、身動きひとつできない小さなケージに死ぬまで閉じ込められた猫の写真があります。

犬猫を引き取る取ること自体は合法であるため、実態の把握は難しいそうだ。
10匹以上の猫を飼育する施設は「第二種動物取扱業」として届け出、出入りの帳簿を作成する義務がある。
が、当家のように"単なる愛好家"の多頭飼いであればその限りでない。
その狭間に引き取り屋が暗躍する余地が生まれる。「闇」となるには理由があるのです。
さらに引き取り屋に関しては立件が難しいのか摘発報道が非常に少ない。
その理由についてこの問題を追及する太田匡彦記者はsippoの記事で、行政の不作為とその背後にある動物愛護法運用の難しさ(数値規制がない)を挙げている。
参考) 数少ない逮捕も検察によって不起訴になった例:
(クリックしてポップアップ)

まだテツが存命の頃、わが家に顔を出すようになったソトチビ

「引き取り屋」に関する報道はたまに目にするけど、その凄惨さのインパクトは絶大だ。
でも業界とかマクロの問題として読むと、我々一般人は身近な問題として感じにくい。
一方、今現在も劣悪な環境の中で苦しみ助けを求めているワンニャンがいるのです。
彼らにしてみればまさに緊急事態。
しかしペットショップをなくしてしまえと訴えても、果たして何年かかるやら。
それに業界には動物愛に満ちた従事者も多いし、購入する客をみな悪人呼ばわりするわけにもいかないだろう。
本来は業界自体に自浄能力があるべきなのだが、とても期待はできないし。


やがて連れてきたみうが家裏で暮らし始め、ソトチビは通いでみうに合流した

どうすればいいのか。
そんな思いで色々調べていたのですが、ある主旨の記事を見つけました。
ちょっと古いですが、いずれも「ねこちゃんホンポ」の記事(下記)です。
(クリックしてポップアップ)

この記事の提案によれば、なんと売れ残り猫は私たちが引き取れと。
あるいは責任もって里親を探せと!
業界を批判する面々に、よりによって業界の補完勢力になれと言うのです。
はじめは驚き、呆れました。 ・・でも、ちょっと待てよ・・
執筆者はすべてわかっていて、止むに止まれぬ思いで書いたのではないだろうか。
殺処分寸前の猫を保健所から引き出すのと同じように。
繰り返しますが一義的には業界の自浄作用の問題です。
でも、目の前の不幸な猫をこれ以上増やさないために、あなたはこの提案を肯定しますか?

みうを保護すると姿を消し、しばらくすると今度はリン親子を連れてきた
リン親子が家裏で暮らし始めるとソトチビも通いで子育てを手伝ったが
リンたちを保護すると再び姿を消して、そのまま行方不明となった
わが家ではソトチビを「白馬の騎士」と呼んでいます

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ニャーの心意気

2025年02月17日 | ニャー
腹痛のため寝たきり生活が9日目になった。
先月下旬頃から右背中が少々痛くなったのですが、そのまま生活を送っていました。
今月になってその痛みが右脇腹に移動し、やがて耐え難い激痛に。
右脇腹を上にして寝ると幾分いいので、妻には申し訳ないが寝たきりとなりました。
一時はあまりの激痛にうめき通しだったけど、この2,3日は少し良くなってきた。
痛み方もまた変わって、今では下腹部右側の痺れるような痛みが時折ガツンと強くなる。
様子を見ながら、少しづつ動き始めています。

寝たきりになって3日目くらいのこと。ニャーが枕元に居住を変えてきた。
このところ完全にリビングの住猫になっていて、ベッドで過ごすのは実に久しぶり。
その日以来ニャーは、自分の傍から離れなくなった。


オジンベッドの枕元で休むニャー

自分が布団に入るとニャーも入ってくる。
束縛や閉じ込めを嫌うニャーが自分から布団に入るなんて、いままでなかったこと。
ただそれだけで他はまったくいつものニャー。相変わらずのツンデレです。
しかしニャーの気遣いは十分すぎるほど伝わって来るのです。


オジンの布団の中に潜り込んできたニャー

最近の自分は少し動くようになって、1階にも下りるようになりました。
ニャーはどこにいても必ず追いかけてきて傍にいます。
オジンの異変を感じ取ったニャー。そして傍から離れないニャー。
自分にとってはかけがえのない存在です。

ベッド脇でPCやってるとその上に

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追跡! ミラクルちゃん事件

2025年02月16日 | ノラたちの幸せを願って
この1週間ほど右脇腹痛で寝込んでおりまして、調子のいいときはベット脇のPCで調べものしたり記事を書いたりしています。
妻やかかりつけの病院は救急車を呼べと言うのですが、緊急性があるのかわからず呼んでいいものかどうか。
七転八倒の絶望的な痛みがある反面、我慢して歩こうと思えば歩けるときもあるので。
古い人間ほど我慢強く遠慮深いなんてよく言うけど、その通り?

このところ調べているのは、動物虐待事件のその後です。
事件記事のキーワードでさらにネット検索をかける、という手法です。
昨今、ネット上では動物虐待報道が急速に増えてきた。
実際に事件件数が増えたのかどうかはわかりません。
でも(ネット)メディアが、動物虐待を見過ごせない犯罪として報道の対象にし始めたのは進歩だと思います。

生き別れとなったお店のノラたち:シン

で、調べているのですが、意外と事件の追跡報道というのは少ないんですね。
できれば犯罪者が社会的・法的にどのような罰を受けたのか、そこまで報じてほしいのだけど。
追跡報道は事件報道ほどニュースバリューがない、ということでしょうか。
あるいは事件の数が多すぎて追ってられないとか。

クロ

そんな中、ある事件のその後報道を見つけました。
その事件は当ブログでも紹介したものです。
マンションから夜逃げのように引っ越して姿を消した住人に取り残されて、水も食べ物もなしの40℃を越える真夏の部屋で1ヶ月以上放置された。発見されたときはまさに死の淵にいた猫、ミラクルちゃんの事件です。
過去記事、「遺棄・虐待許すまじ・動物弁護団からのメッセージ」で紹介しました。

ミケチビ

大がかりな犯罪ではなくちょっとした出来心の犯罪と言えばそうです。
でもそういう小さな犯罪こそ、余計にその後を知りたくなる。
身近で日常的に発生しているような案件だから。
命を落としそうになった猫のことを思えば、事件の大小など関係ないことだ。

ミセミケ

過去記事で紹介した「まいどなニュース」の記事はミラクルちゃんに焦点を当てています。
ミラクルちゃんは奇跡的にも回復したけど、後遺症(脳障害)には要注意だと。
救出したボラ団体さんのSNSもやはりミラクルちゃん一色。
しかしこの団体が元住人を刑事告発したことで、その後が気になっていたのです。
そして最近になって、その元住人(27歳の女)が逮捕されたことを知りました。

カブキ

警察すごいぞ!
たかが猫一匹。数多くの悲惨な末路を迎える猫たちの一匹に過ぎない話。
原状では逮捕されても、起訴されたり相応の重い判決を受ける可能性は残念ながら低い話。
それでも警察は動いてくれた。これは間違いなく社会を変える一歩だと思います。
いつかこういった犯罪は実名報道が常識となって、法的だけでなく社会的な制裁を受けることが当たり前となってほしい。
小さな事件? そのくらいのことをしたのだよ、あなたは。
そんな時代はもうそこまで来ているのかもしれません。

※ミラクルちゃん事件
(クリックしてポップアップ)
※ミラクルちゃん事件その後報道
(クリックしてポップアップ)


シャッポ (初代看板猫の一角だった)

追伸) 「ミラクルちゃん・27歳の女」でネット検索すると発見時の悲惨さなど詳細が見られます。

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多頭飼育崩壊の不幸をなくすには

2025年02月13日 | ノラたちの幸せを願って
多頭飼育崩壊・・何十匹もの猫が水も食べ物もない部屋に閉じ込められ、糞尿まみれでお互いに傷つけ合い、そして助けを求めている。その悲惨さは目に余ります。自分はこういった記事を目にするたびに保存していますが、最近特に増えてきた。行政やボランティアの人たちができる限り救い出し、記事にして発信しているのです。大抵は隣近所の人からの連絡で発覚するけど、誰にも気づかれず悲惨な結末を迎えることも少なくないだろうと想像するに難くない。

多頭飼育崩壊は、飼育放棄の置き去りやブリーダーによる意図的放置など悪質な例もあるが、多くは独居高齢者による経済的物理的な理由で世話ができなくなり、放置状態になることが原因だ。この場合の特徴は去勢手術をしてないことで、室内交配で意に反して増えてしまう。増えすぎた猫たちは虐待に近い状態で室内に放置されるが、保護者はそれでも猫たちに愛情を持っている場合が多いようだ。孤独死や緊急入院で保護者の意に反して猫たちが取り残される例もよく見受けられる。


「おいおい、わが家は大丈夫だろうな」(モドキ、奥にヒョウ)

中には外にいるかわいそうな猫たちを次々と保護しているうちに、自らが多頭飼育崩壊してしまった例もある。つまり多頭飼育崩壊は悪質な例を除いて、善意の保護だったり独居高齢者の寂しさを緩和するための飼育が要因となっているのです。悪質な例は別として、法規制などで対処すべき問題ではないだろう。

一方多頭飼育の崩壊は、保護ボランティアや行政の野良猫削減活動に深刻な打撃を与えている。多頭飼育崩壊に対応すれば一気に保護猫シェルターが満杯になってしまうからだ。これまで常々書いてきたように、保護ボラさんたちがどんなに頑張ってもそれを上回る猫捨て(多頭飼育崩壊や脱走含む)がある限り、野良猫の数が減ることはない。殺処分寸前の猫たちをボランティア団体が救い出すのも同じ。「命」の救出が最優先だからそれもやむを得ないだろう。こうして、本来の目的であったはずの野良猫を保護して減らす活動が後回しになっているのです。

「オジンのことだから大丈夫だよ」(レオ、下にココ)

いまだに慣習のように行われている猫捨てに関しては、闘うしかない。つまり著名人含め限りなく大勢の人たちが声を上げ、猫捨てが悪であることを社会常識化するのです。現在は一部の人たちの間では常識だけども、社会全体に広がってはいない。この常識が社会全体のものとなればマスメディアが動き、警察が動く。すると動物を物としか見ていない検察や司法(裁判官)の意識も変わり、法(動物愛護法)の意図に沿って今より遥かに重い刑罰を下すようになるのです。(この問題は別記事にて改めます。)

それに対して多頭飼育崩壊の問題にはどう対応すべきか。一人暮らし高齢者の生きる糧とも言うべきワンニャンを取り上げるのは現実的とは思えない。先日紹介した猫愛第14話の後藤さん(仮名)がいい例だ。ただいずれにしても、独居高齢者は誰かに見守られている必要がある。家族はもちろんだけど、最近は家族の縁も薄くなった。やはり隣近所の情報を頼りに、役所などの民生委員が担当するのがいいと思います。各自治体は、そのための人材など確保してほしいのです。そこには保護団体も一枚噛んで、飼育されているワンニャンの情報が届くようにする。

「でもオジン最近調子悪そうだし」(リン)

てなことを考えていたのですが、もっと積極的にとてもいい提案をしている記事を見つけました。横浜国立大学准教授の安野舞子さんの提案です。ヨミドクターの多数の記事の中に見つけました。「心の支えになっているペットと最期まで共に生きたいと願う高齢者には、そういう環境が提供できる社会でありたい」と安野さんは訴える。とても大切なことだと思います。安野さんの提案を下にリンクしておきますので、是非読んで頂ければと思います。 

(クリックしてポップアップ)

「大丈夫よ、オレがオジンを見てるからな」
(最近オジンベッドで寝るようになったニャー)

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