今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

子ニャンの勇気・partⅡ ~チビを偲んで~

2018年10月13日 | (故)チビ 
久しぶりでチビのカテゴリーを更新します。
チビは、このブログを始めるきっかけとなった子猫でした。
一周忌追悼文を書いて以来なので、前回からもう1年以上経ってます。
当然ながら、自分の中でチビはいつまで経っても子猫。
そしてチビのことを思うたびに、あの事故の悔しさが蘇ります。

半年ほどの短い付き合いだったけど、本当にたくさんの感動をもらいました。
忘れもしない2度の救出ドラマ。
真夏の夜にSCの駐車場で戯れた思い出。
ニャーやシャッポも一緒だった。
チビカテゴリーの「かわいい理由」や「続・子ニャンの賛歌」に、自分の思いが溢れています。


      チビ          チビとニャー(じゃれ)     チビとシャッポ(休憩)
いずれも再掲写真

今日のタイトルはpartⅡとなっていますが、実はpartⅠはありません。
チビを亡くしてからの2年間に、自分が出会った子ニャンのすべてがpartⅠです。
コン、ちび太、ミセミケ、イエチビ、テリー、キー、クウ・・・
それにソトチビやハリーも初めて出会ったときは子ニャンだった。
他に、ちらっと見かけただけで結局会えなかった子ニャンも数匹。

1才生存率が10%程度というノラの子たちの過酷な運命。
自然増に匹敵するくらい後を絶たない猫捨て。
捨てられた子ニャンの運命は、ノラの子以上にはかない。
ボロボロになって朽ちていく。
捨てた人間は、その子たちと同じ運命を味わってみるがいい。
死に支配された運命を、味わってみるがいい。
絶望的に愚かな人間たちの非道に天罰を。

一方で子ニャンを見ていると、その一生懸命さに頭が下がる。
絶望的な状況の中でも、彼らは生きることを諦めない。
最後の最後まで、自分が微塵も動けなくなっても、彼らは決して諦めない。
彼らの行動は、すべてが生きることを前提としているのです。


SC夜の駐車場で:手前からシャッポ、チビ、奥の車の前にニャー

人間の年齢にすれば小学校以前の子猫が、命を賭けた旅に出る。
あらゆることに興味を持ち、一見遊んでいるようだけど、
彼らにとっては生きるための修行。
だからみな真剣で、必死なんだ。

人間の幼児と言えば、母親が何でもしてくれる。
駄々をこねて泣き喚けばそれで済む。
周りの大人たちも、それが当然だと思っている。

ノラの子ニャンは独りで生きていく。
誰も頼る相手はいない。
どんなに怖くても、怯えている余裕はない。
店に来た子ニャンも、家に来た子ニャンもみなそうだった。
その勇気と懸命さに人は心を打たれ、
そして彼らの運命に光を差すのは、これもやっぱり人間なのです。

チビよ、お前はそのことを教えてくれた子猫だった。
お前のおかげで、ちび太をはじめ何匹かの子ニャンを救うことができたよ。
チビよ、お前も悔しかったんだよな。
だからお前の一周忌追悼を書いた直ぐ後に、ちび太になって戻って来た。
輪廻転生。お前と瓜二つのちび太を見て直ぐにわかったさ。
お前は、もっと我々と一緒にいたかったんだよな。

そうか、ちび太があの気難しいニャーにひたすらくっつくのも、
ちび太の里親さんが決まりそうになると流れたのも、
チビよ、お前の気持ちだったのかな?
もしかして、このままいればいつしかシャッポにも会えるとか?

なるほど、お前(ちび太)がいれば、ニャーとシャッポもまたうまくいくかもしれないね。


チビがいた時代:左からチビ、ニャー、シャッポ(再掲)


コメント
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