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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

今日、柔道の試合を見て思ったこと。

2016年08月11日 23時54分49秒 | 思考事
いつもの居酒屋で、TVを観た。

家にはTVが無いからな。

「国際的なアマチュア運動会」をやっていた。

やっていたのは「ジュードー」。

なんでも10数年、日本は重量級ではメダルが取れていないそうな。



観てみて吃驚。

これが今の柔道の勝敗なのかと。

まだ若い頃に観た「国際的なアマチュア運動会」の「ジュウドー」では、私が思っていた柔道だった。

よくわからない「指導」「有効」

「両腕をくるくる回して相手側に指さす」のが「教育的指導」だったように思う。

「試合」なのに「教育的」って何って思ったこともあった。

とにかくこれを書いている前に「メダルを取るべき女子」が1回戦敗退している。

メダルを取るべきとか、今大会はメダル○個以上が必須とか、わけ判らん。



そもそも、プロの世界から見たらレベルの低いアマチュアの世界大会でしょ、趣旨は。

もしくは、プロレベルの試合だけどアマチュアも出てもいいオープン戦でしょ。

今回、世界の一流プロのうち何人かは棄権している、あいまいな理由で。

だって、出ても自分にメリットがないんだから。



よく、国を代表してとか言うけど「プロスポーツ選手に国を代表して」というのはそぐわない。

世界を相手に戦っているのは個人です。

プロスポーツ選手の活動自体に国は金は出しません(一部特殊な国を除く)。

勝てば、とりあえずほどほどの利益を得ますが。

初戦敗退などだと非難轟轟。

プロリーグでの初戦敗退の時とは比較にならないぐらいに…。



得られるお金はありますが、得られる賞金はありません。




今回ジュードーの試合を観て思ったのは



これは格闘技の試合ではない。


です。

この試合は、ポイントをいかに稼ぐかが目的であって、

技をかけて相手を倒す、という格闘技本来の趣旨から外れている。



私は柔道を全く知らないが、

「極端に短い時間でポイントを稼ぐ」ことは柔道ではないように思う。

これって、

「ゲームセンタの格闘ゲーム」

じゃない?

相手の特性が判っていれば、チョンと突いて逃げ回れば勝ててしまう。



「国際的なアマチュア運動会」の趣旨って違うような気がする。

なので、

2020年の東京オリンピックでは、

所謂「プロ契約」選手=契約自体で金銭的な収益が発生する契約者は、出場できないルールにしてほしい。

特に格闘技系は顕著だ。

格闘技の原始形態は相手を殺すことだと思う。

次が、ルールの中で優劣を競う。>殺さなくとも勝者と敗者が判ればよい。

公平なルールの中で優劣を競う。>ここで階級制が入る。

観ていて飽きないエンターテインメント性が入る。>ここでポイント制や時間制が入る、マスメディアの要求?。

スマホ時代の要求で「とにかく早い時間での勝負」が求められる。



この段階になって、まじめにスポーツやスポーツとしての武道を心がけていた人には、この「国際的なアマチュア運動会」に勝つことが難しくなってしまった。

何故なら、自分たちのレギュレーションと違うから。

世界の一流プロだって、レギュレーションが違えば、全く実力を発揮できない。

日本のプロ野球の投手がアメリカのメジャーリーグで活躍できにくいのはレギュレーションとシステムが違うから。

いみじくも、日米通算安打でピートローズ氏がレギュレーションが違う旨を力説していた。

中でも、3Aクラスのバッターが日本では何本もホームランを打っていたことを引き合いに出していた。

でも、坂を下ったとはいえ、ホームランバッターを何人もメジャーリーグから大金をかけて呼んでも、誰一人として期待に応えるホームランなりヒットを記録した選手はいない。

理由は簡単。

完成された選手は、一段落ちると思ったところで実績を出せない場合は、環境≒レギュレーションのせいにする。

3A選手は満場一致の実績がないのでここで実績を出すしかない。

実際に外国人選手で有名どころから無名選手で実績を出せた人は「能力があって、頑張った人」なんでしょう。

元メジャーの人は自分の能力が発揮できないという理由(=ピートローズ氏の方法論)で日本球界を下にしてしまえば全く問題ない。



話が飛んだが。



やはり今行っている


「国際的なアマチュア運動会」

はプロ選手は出場しないほうがいいと思う。



高校サッカーにプロサッカー選手の軍団を作って勝ったとしても面白くないでしょ?

ましてや、高校生プロサッカー集団に、プロ無しチームが勝ったら、

「プロの尊厳」

がないでしょ。

東京読売が、今夏の高校生大会優勝チームと戦って5-0くらいで負けたらどうするの?

だから、プロはアマチュアの大会に出ちゃダメ。

アマチュアがオープン戦に出てきたら徹底的に叩きのめす。

これが良いと私は思う。




最後に。

メダルが期待されていた女子大学生の2回戦敗退(シードだったようで実質初戦)後、数分後にインタビューをしていたNHK職員。

勝者なら、帰り際でもよいかと思うが、敗者にそれはないんじゃない?

日本はいつからそういう風になったの?

昔からだったの、私が覚えていないだけで…。

そこでちゃんとした「取材」ができると思っているとしたらNHKは問題あり。

戦場で爆撃されて負傷した人に「痛いですか~」と聞くのはスネークマンショーの「戦争と平和」のコントですが。

それと同じレベルです。

きちんと自己分析できた後での記者会見で聞くべきです。

実際何も答えていませんでしたから。