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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

秋期限定栗きんとん事件 下

2016年12月07日 00時49分56秒 | 読書事
米澤穂信さんです。

下巻になります。

ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。  by Amazon


現実世界=現代の日本で言ったら、凶悪事犯の放火事件である。

犯人は間違いなく、殺人の下くらいの極刑が下されます。

その容疑者として作中で「小佐内さん」が挙げられます。

また、小鳩君は「彼女」との交際を順調に進めています。

着地点を考えると、微妙なんですが、ダークな後味の悪さが印象的です。

「冬」バージョンがあるのかは判りませんが、あったら、さらにダークになっている模様。

米澤作品の暗い部分との相性はあまりよくない。