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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

シドニアの騎士~あいつむぐほし

2021年12月11日 23時36分08秒 | 映像事
シドニアの騎士~あいつむぐほし

劇場公開前に前売りで予約しようかと迷った挙句にパス。

忘れた頃に、映画も上映終了(関東地区)。

評価は、2週間でロードショウ終了。

そんなに入らなかったのか?と(ある意味)前売り買わなくて良かったのかも?、と思ったものだ。





で。

Amazonプライムでの配信。

しばらく前から分かっていたが、ある意味怖いもの見たさ…。



まぁ、映画だから。

その場の面白さが評価なる故に、TVシリーズの説明が一切ないので一見客は完全にスルーです。

その姿勢は買うのですが、映画は金出して観て、金出して観ての繰り返しの連鎖で商売が成り立ちます。

なんとなく映画館に来た人は今までの説明が一切ないので今作は「訳判らん」で終わっちゃいます。

しかも、今回の内容はTVシリーズに比べると「あまりにも普通」



今作の一番の問題点は「つむぎ」の置き方だと思う。

TVシリーズのつむぎは今のSDGsの先駆です。

異なるものへの理解と尊重などのテーマのシチュエーションが多く期待していました。

異形のものとの接触をちゃんと描写していました。

このアニメは、異形のものとの交流・接触テーマのSFものかって思ったほどでした。



で。

この劇場版。

総監修に原作者が出てきたようです。

おそらくこれが×。

紙に描いた絵、と動いて見える画(え)は作り方も見せ方も全く違うようです。

なので、平面画像の大家でも、動画では素人です。

お任せしつつ、最大限の要求を飲ませることが目的なのですが今作では難易だったようです。


TVシリーズは、ここまで冷酷なのって感じが、「軍事」側の説得力にもなっていたのに。

軍側はやたらと軟弱。

艦長までも、打って変わって「なぜか乙女」。

なんか40~50年前のロボットアニメを見ているようで。

周囲が丸く収まって、めでたし、めでたし。



少なくとも「つむぎ」は「あのまま」で、「谷風」と愛を育める筈だったのに…。

それこそが「偏見もなく遍くすべてに愛を紡ぐ」意味で最重点課題だっったのに。



異なる他者との理解という意味ではこのシチュエーションは最高なのに。

だって、

光合成をする人類。
両性具有(選べる?)な人類。
同じ遺伝子情報を共有する人類。
死なない要素を持った人類。
超常能力を持った人類。
機械化された人類。
異種族との融合で産まれた人類。
などなど。

これだけの選択肢を提示していて、

最後は「普通の人間になって夫婦になって子供を産んで幸せになる」

って、

昭和後期のテンプレかよ!


作者は何を血迷ったのだろうか?

中国共産党から金でも貰ったのか?

謎です。