新聞記者の生活や思いが書かれた本です。小学生向けの本ですが、NIE実践者が気軽に読むのにも適しています。
「はじめに」の一節を紹介します。署名に託す思いが分かる気がします。
疑問符を抱き、謎を解いてくれそうな人に会いに行く。その人の話に耳を傾け、もっと深く知りたくなり、さらに質問を重ねる。
すると、心の中の〈疑問符〉が動き出す。頭をぐぐぐともたげ、背伸びをし始める。一つひとつ、分からなかったことが分かってくる。そして最後に、「あっ、もしかして・・・」と思った瞬間、背中を丸めていたはずの〈疑問符〉が、ぽんと大きく背伸びし、〈感嘆符〉に変わるのだ。
「ああ、そうか!」と。
『?が!に変わるとき』
発 行 2014年10月
著 者 小国綾子
発行所 株式会社汐文社