フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

思慮のない言葉で

2020年03月07日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

たとえば、新人が仕事でミスをしたとき、おもわず強く言ってしまうことがある。

相手に反省がないならが、強く言うことも必要かもしれない。

しかし、反省しているのに、そんなに強く言う必要はない。

でも、それが言える立場にあると、つい言ってしまう。

その思慮のない言葉が、どれだけ相手を傷つけてしまうか。

言葉は、人の心を温かくすることもできるし、鋭く切り裂くこともできる。

これは実際の話だが、結婚して一年くらいの女性に言った言葉だ。

彼女のお腹が少しふわっとしていた。

てっきり僕は妊娠したんだなと思い、「今、何ヶ月なの?」と聞いた。

しかし、お腹周りがすこし太っていただけだった。ほんの少し。

その時の彼女の晴れ渡った顔が、みるみる曇っていったのを、今も忘れられない。

たぶん、僕の言葉で彼女の一日は台無しになっただろう。ひどいことを言ったと思う。

人を傷つけないように話すこと。それはほとんど不可能だ。

そんなことを気にしていたら、何一つ話ができないのかもしれない。

たしかに、そうだろう。

だけど、自分の意図しないところで、人を傷つけてしまうことが怖い。

なぜなら、僕の無神経さゆえに、たくさんの人を傷つけてきたからだ。

本当にそのことを心から謝りたいと思う。

しかし、人を傷つけるのを恐れて、コミュニケーションをとらないのは、間違いだと思っている。

拙い言葉であっても、自分の中にある気持ちを素直に相手に伝えていきたい。

結局、人は人との関係性の中でしか生きれないのだから。

自分の気持をうまく伝えられず、誤解されるかもしれない。また、間違って怒らせてしまうかもしれない。

それでも相手との会話を楽しくするように、トライし続けていこうと思う。

なんか懺悔するみたいな文章になってしまったが。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする