フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ちょっとだけ、切なくなった話

2020年03月28日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

会社の女の子が(正直、女の子というには微妙な歳だが、女の子は女の子だから女の子という)、三ツ矢サイダーを飲んでいた。

ちょっと太った子で、言おうか迷ったが、僕は言った。

「サイダーは体に悪いから、こんなの飲んだら駄目だよ。糖分が多すぎて。炭酸水にしなさい」と。

僕はいつもは優しいから(自分で言うな)、嫌味で言ったんじゃなくて、体を心配して言ったのを理解したようだ。

「うん、わかった」と彼女はその時は素直に言った。

それで、昨日だ。

会社のアサヒの自動販売機のところで、彼女に会った。また、三ツ矢サイダーを買おうとしていた。

「サイダーは駄目だって言ったじゃん。炭酸水買ってやるから。そんなの買うのやめなよ」と僕は言った。

でも彼女は、ちょっと困ったような顔をして言った。

「サイダー、嵐がCMしてるんだよね。だから応援してあげたいから買う」と言って、三ツ矢サイダーを買った。

僕は、テレビをあんまり見ないから、そのCMは知らなかった。でも、彼女が嵐の熱烈なファンなのは知っていた。

だから、彼女のその言葉を聞いて、なんとも言えない気分になった。

わかりますか?この感じ。

彼女は、血糖値が高くて、ああいう飲み物を飲んではいけないはずなのに。

彼女は嵐のファンだから、それでも買って飲んであげている。

すごく健気でかわいいところがある。

でも、それって自傷行為に近いんじゃないかと思う。

どうしたらいいんでしょうね。こういうのって。

コメント (4)
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