フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

献血に行ってきた

2020年04月12日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

外出自粛の影響で、献血する人が減っているらしい。特にO型。

僕はO型だし、今まで献血というのをしたことがない。

それで、いっちょ、やってみるかと思った。何事も経験だ。

ちょうど4月11日に、献血バスが西葛西駅の南口に来ている。

それで、友人に「明日、献血にいくつもりなんだ」と言った。

困ってるなら助けないとね、とかなんとか言って。

カッコつけて言ったものの、ちょっと不安もあった。

というのも、血液恐怖症っぽいだからだ。血のことを考えると、体に力が入らなくなってしまう。

幽霊もそんなに怖くないし、暴漢が来ても勇敢に戦うだろう。意外と僕は恐怖に強い。

しかし、血のことを考えると、背中に寒気が走る。子供みたいにブルブルしてしまう。

だから、今まで献血をしなかった。いやできなかったのだ。

ドキドキした気持ちで、西葛西の献血車の前に来た。勇気を出して。

献血車の前にテントが張られていて、想像していたより人が多かった。クラスターになるんじゃないかと思ったくらいだ。

前の受付のところに立つと、係の人がやってきた。

ピリッと緊張が走る。いよいよ僕の血が抜かれるのね、と思うと寒気がしてくる。

「えーっとですね。これからだと、終わるまでに二時間くらいかかりますけど、いいですか」と言われた。

「あっそうですか。じゃあ、やめます」僕は即答した。

残念という思いと裏腹に、心の中は、晴れ晴れとした気分になっていた。

人の多い中で、二時間も待ってられないというのが表向きの理由だった。

しかし、本当は二時間も恐怖に耐えられなかったんです。

根性無しなんです。やっぱり血が怖いんです。ごめんなさい。

コメント (3)
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