僕は哲学書をよく読んだ。役に立ったかと言われれば、あんまり役に立たなかった。
そのままでは。
抽象的なんですね。言葉が。
やっぱり、抽象的な言葉→具体策、に変えられないと駄目ですね。
例えば、受験生の息子がいる。これから試験を受けに行く。
「落ち着いて、頑張ってね」と言って送り出した。ちょっと抽象的だ。
これを具体的な言葉に変えよう。
1、深呼吸を10回する。鼻から吸って口から息を吐く
2、チョコを食べる(甘みには鎮静作用がある)
3、目をつぶって、マグマが湧いてくることをイメージする(パワーが出る)
抽象的な言葉ではなく、具体的な対策を考えてやることだ。
例えば、子供が道の真ん中にめがけて、サッカーボールを追っている。そこに車が走ってきている。
「危ない」と叫ぶのは、ちょっと抽象的だ。
子供の脳は、危ないから止まらなきゃ、と判断しなければならない。
「止まれ」と命令するのが、より具体的な言葉だ。
考えるとは、いかに具体策を列挙できるかである。