フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

罪と罰

2020年04月23日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

コメント欄で、ドストエフスキーの罪と罰のことを書いておられる方がいた。

あれ、罪と罰、持ってたっけと思い、本棚を見た。なかった。

それで、ブックオフに行って、罪と罰上下巻を220円で買ってきた。

でも長いから、読むの大変なんだよね。

前に読んだのは二十年くらい前。だから、そろそろ読む時期かもね。

でも、今日は、ドストエフスキーの罪と罰ではなく、椎名林檎の「罪と罰」について書こうと思う。

かなり前に、椎名林檎の「罪と罰」のシングルをAmazonMUSICのダウンロード版で購入した。

それは、B面の「君ノ瞳ニ恋シテル」がすごく好きだったからだ。あの有名な歌のカバー曲だ。

アレンジが最高で、椎名林檎のアンニュイな色気のある声が光ってる。

むしろ、罪と罰は、何だこの気持ちの悪い歌は、と思っていた。

頭のおかしい女が叫んでるだけじゃんと。

だけど、聴いているうちに、どんどん好きになっていった。不思議なものだ。


遠くの暗闇で、女の子が絶望に打ちひしがれて叫んでいる。

遠すぎてどこだか分からないが、僕の耳にその心の叫びが聞こえる。

「ちょっと待ってろよ。今、行ってあげるからな」って気分になる。

「頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる」ここは心の叫びだ。

「あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って 必要なのは これだけ認めて」のところで、琴線に触れる。

「静寂を破るドイツ車とパトカー」のところで、少女のかわいい声に変わる。彼女を抱きしめてあげたくなる。

なかなか天才的な構成だ。心の叫びが届いてくる。

最初、あんまり好きになれないと思いますが、よかったら聴いてみてください。

罪と罰 椎名林檎

コメント (2)
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