フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

軍鶏の目

2020年04月18日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

若い頃、よく喧嘩した。良い喧嘩もあったし、悪い喧嘩もあった。

なんでそんなの喧嘩するかというと、自分のほうが強い(もしくは正しい)と思ってるからだ。

ほんと軍鶏みたいに喧嘩っ早かった。

でも、今はぜんぜんしませんよ。もう弱くなったし、自分が正しいか確信をもてないから。


ところで、軍鶏の目は、かわった構造をしているそうだ。

相手が五分の一くらいの大きさに見える。トラが、猫くらいに見えるらしい。

だから、こんなチビに負けるはずがないと思って戦うのである。

僕も若い頃は、相手を見くびって、喧嘩していたんだなと思う。


逆に、牛の目は、軍鶏と違って、相手が五倍に見えるそうだ。だから猫がトラに見える。

牛は、必要以上に、相手を怖がり、ビビっている。こんな感じで、戦わないのも問題だろう。

僕は、やっぱり、客観的に分析する科学者の目がほしい。

相手を見くびらず、かつ必要以上にビビらない、適切な判断のできる目だ。

でも、そんな目を持っていても、必ずどこかで見誤ってしまう。

だから、どんな人でも敬意をもって付き合うのがいいんだな、というのをこの歳になって分かってきた。

まあ、遅いかもしれないが、何でも遅すぎることはないですよね。

コメント
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