前のブログで、ネガティブな感情になりそうなとき、自分の体を観察すると言いました。
たとえば、人に「バカ」と言われて、ムッとしたとします。
そのとき、「ああ、ちょっと顔が引きつってるな」とか。
とにかく体の変化を観察すると落ち着いてくる。
これは、かなり有効な技術で、メンタル・タフネスを鍛える技術の一つです。
実はもう一つ、ネガティブな感情になったときに使う技術があります。
それが、パワーステートメントです。
まず、同じように、自分の中にあるネガティブな感情を発見します。
まあ、状況はいろいろありますよね。
失敗して上司に怒られた、性格が悪いと言われた、財布を落とした、などなど。
そのネガティブな感情を打ち消す言葉が、パワーステートメントです。
言葉には、力があります。その力を信じ、その力を使うわけです。
臆病を勇気に。不安を希望に。怒りを慈悲に。嫉妬を称賛に。
僕がよく使うパワーステートメントは、
「絶対やれる。今まで何回もやってきたじゃないか」やり遂げてきたことをイメージする
「俺はタフだ。絶対折れない」折れない鋼鉄の棒をイメージする。
「今がどん底だ。もう上がるしかない」底から上がっていくことをイメージする
「大丈夫、少しずつ進んでる」ちょっとずつ這って進んでいるのをイメージする
「大丈夫、俺はかっこいい」そう言ってくれた人をイメージする
「俺は愛されてる」愛してくれている人をイメージする
こんな感じですかね。
心のなかでイメージしながら、何回もつぶやくと、ほんとうに気持ちが切り替わってきます。
言葉には、心を変える力があります。
自分の今までの経験に照らし、自分にあった言葉を選ぶのが大事だと思います。
たとえば、美味しいものが好きな人は、「これをやり終わったら、うまいもの食べに行く」とか。
困難に陥ったとき、気分がよくないとき、そんな時に、ぜひ、使ってみてください。