ちょうど、今、文章を書いている。
でも、ぼやぼやしているうちに、それはもう過去のことになった。
だけど、過去と現在ってなんだ?
それを区切るものは、いったい何なのだろうか?
僕たちが、現在と感じる時間は、3秒だそうだ。
つまり、僕たちが、一つの出来事として体験するのは、この3秒間に起こったことである。
そして、睡眠時間を差し引くと、一日に約2万の出来事を体験している。
平均寿命を生きたとすると、約3億の出来事を体験する。
だが、これらの出来事は、ほとんど記憶に残らず、忘れ去られてしまう。
恐ろしいことだが、人間は自分が経験した出来事を、ほとんどを覚えていない。
僕が人生を振り返ったとき、過去の自分は、本当の自分は、なんなんだろうか?
スカスカの記憶に基づいた自分である。それも曖昧で誤った記憶だ。
そして、もっと恐ろしいことに、どんなに素晴らしい記憶を持っていたとしても、死んでしまえば、その記憶はすべて消えてしまう。
もちろん、過去の記憶も大切である。僕も大切な思い出がたくさんある。
しかし、もっと大事なのは、3秒の現在をどう生きるかだ。
こうしているうちに、どんどん現在が、過去に押し流されている。
時間は止まらない。どんどん流れていく。
だから、天から与えられた命を、3秒の現在を、有意義に生きていこうと思う。
できれば、何かを愛することのために使いたいな。
カッコつけすぎかな。