フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

エポケー

2020年10月03日 07時00分00秒 | 社会・政治・思想哲学

エポケーって聞いたことありますか?

哲学をやっていない人は、たぶん初めて聞く言葉では無いかと思います。

そういう僕も、ほとんど忘れてしまいました。

フッサールの現象学の哲学的概念です。

学生の頃、フッサールの現象学にハマっていた時期がありました。

フッサールの現象学は、超難解です。だから、今は綺麗サッパリ忘れてしまいました。

しかし、エポケーだけは覚えています。不思議です。

エポケーは、判断停止という意味です。

純粋意識に至るためです。まあそれはいいでしょう。

でも、この判断停止は、けっこう使えます。

人の話を聞くときってありますよね。

そのとき、自分と違う意見だったとき、どうしても批判したくなる。

批判をしてもいいんですが、とりあえず聞くことが大事です。

そこで、判断を停止するんです。

いいも悪いも考えない。とりあえず判断をやめて素直に話を聞いてみる。

頭を真っ白にして、話を聞いていると、いろいろ見えてくることがある。

批判的な態度を取ると、人は萎縮して話をしなくなります。

話しなければ、考えもないことになります。

どんなくだらない考え方であっても、テーブルの上に並べないと使えません。

それに、くだらないと思っているのは、自分の先入観や思い込みなのかもしれません。

面白いアイディアや考え方は、だいたい突飛なものだからです。

そういうとき「エポケー」って使えます。

とりあえず、エポケーで批判しないこと。それが大事です。

試してみてください。

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