パラッとめくってた本に、面白い例題があったので紹介します。
男性に対する問題です。
買い物をしていた男女の会話で,買い物で歩き疲れた女が言いました。
女「ちょっとお茶しない?」
男「うーん、僕はいいや」
女(休憩したいのにどうして察してくれないんだろう……)
男はどう言えば良かったんでしょうか?
女性は子育てをします。
赤ちゃんは言葉を話しません。
だから、顔を見て、何を感じているのか察するしか方法はありません。
そのため察する力が強くなりました。
これに対し、男性は、顔色ではなく、論理的な言葉でコミュニケーションをとってきました。
それで女性は察する能力が、男性は論理的に説明する能力が、発達してきたのです。
察する能力の高い女性は、いちいち具体的な言葉を言いません。
やんわりとぼかして言ってきます。男はそれを裏読みして、行動しないといけません。
正解はこうです。
女「ちょっとお茶しない?」
男(そっか疲れて、ちょっと休みたいんだね)「いいね。飲もうか」
女「よかった。足が疲れちゃってさ」
男「わかった。ゆっくり休もう」
じゃあ、もうひとつ例題です。
今度は女性に対する問題です。
休みの日に夫が、ゲームばかりしているので妻は腹が立ちました。
そこでの会話です。
妻はどう言えば良かったのでしょうか?
男「よっしゃ、三面クリアできた」
女「ねえ、久しぶりの休日なんですけど?」
男「ああ、そうだね」(なにか機嫌が悪いけど、なにかしたっけ?)
男性は言葉の裏を読みません。
会社の上司とかなら、裏読みするかもしれませんが、家族の会話については特にそうです。
事実は事実として受け止めます。
だから、ぼかした言い方ではなく、はっきり説明することが必要になります。
答えはこうなります。
男「よっしゃ、三面クリアできた」
女「久しぶりの休日だから、買い物に行きたい。荷物持ってもらいたいから、一緒に行こうよ。三時に出発するのはどう?」
男「そうだね。そうしよう」
言いたいことがあったら、具体的にはっきりと言いましょう。
男は、そういうふうに言われると、考えていないようで、きちんと考えてくれます。
とにかく、言わないことには絶対伝わりません。
察するということがないのですからね。
男性は、女性の言葉をテレパシーだと思って聞くこと。
女性は、察してくれるのを待ってるのではなく、具体的にはっきり説明すること。
これが大事です。