フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

鬼滅の刃は見ましたよ

2020年10月28日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

いまさらと思われるかもしれませんが、鬼滅の刃についてです。

かなり前に、アマゾンプライムで全部見ました。

僕は飽きっぽい性格です。連続ドラマとかは途中でやめてしまうのが普通です。

でも、鬼滅の刃は一気に見てしまったので、かなり面白いと思います。

物語の構造は、いたってシンプルです。成長の物語です。

家族を殺されたかわいそうな少年が、仇討のために、努力と根性で成長していく物語です。

ジャンプによくありがちなストーリーですね。

だから、ちょっとだけ見てやめようと思って、見始めました。

しかし、第一話の冒頭のシーンを見た瞬間、吸い込まれるようにハマってしまった。

冒頭のシーンは、主人公の炭治郎が妹のネズコを背負って山道を歩いているところです。

そのシーンを見た瞬間、僕も全く同じ道を歩いたことがあるなと思いました。

そうです。冬の奥多摩の登山道です。それも暗くなってからの。

奥多摩は、杉とヒノキが多い。

杉は常緑針葉樹で、葉が落ちず、日光を遮断するので、あたりは薄暗い。

辺り一帯はグレー。白い雪とグレーのモノクロの世界です。

あのシーンは、ほんとにうまく描けています。リアルです。

主人公の炭治郎は雲取山の付近に住んでいる設定になっています。

その雲取山へ行くルートは、いくつもあります。僕の好きなコースは、長沢背稜から行くコースです。

長いコースで、二泊くらい必要です。

一応、二泊で計画を立てる。

しかし、冬山は雪に足を取られます。それで、夏より2倍くらい疲れます。

進み具合がかなり遅い。必ず、予定より遅れます。

夕方暗くなっても、予定の場所にたどり着きません。

トボトボ、トボトボ。

朝から15キロくらいあるザックを担いで、雪で埋まる足場の悪い道を歩いています。

精も根も尽きるくらい疲れ果てます。

冒頭のシーンを見たとき、

そこを歩いている僕と、ネズコを背負って歩いている炭治郎が重なりました。

僕も、その地獄の道を歩いたなと。

僕はそのシーンを見た瞬間に、鬼滅の刃が好きになってしまいました。

奥多摩を愛しているからです。

好きになり方が、ちょっと変わっているかもしれません。

まあ、人それぞれです。

コメント (2)
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