ネットで面白い記事を見つけたので紹介します。
「’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった」
というものです。
JR東海のあの有名なCMの細かい分析です。
長いので、全部読む必要はないと思いますが、なかなか優れた記事です。
記事の最初に、こう書いてあります。
「何も言わずに、まずはこのCMを見て欲しい。本当に、何も言わずに見て欲しい。とにかく見て欲しい。とにかく最高なので10回くらい見て欲しい」と。
JR東海 X'MAS EXPRESS CM 牧瀬里穂 1989年
動画を見ました。
うーん、何がいいのかよくわからない。
牧瀬がかわいいな、と思いましたけど。
これが何か?って感じです。
でも、記事を読み進めていくうちに、ちょっと考え込んでしまった。
なるほど、そういうことか。
このCMのような待ち合わせは、今ではあまりない光景だということです。
つまり、CMの二人は携帯電話のない時代の待ち合わせなんです。
そう言われると、昔の待ち合わせって、たしかにあんな感じでした。
スマホで連絡が取れないから、何かバタバタした感じがあります。
緊張感があって、心の余裕がない。
相手と連絡が取れないから、遅刻したりすると、ほんとドキドキしたものです。
CMの牧瀬が、柱の陰に隠れるのは、彼を驚かせたいからです。
今なら、いないと「どこ?」って直ぐにスマホで連絡するんで、驚きません。
恋人ではありませんが、時間にルーズな友人と待ち合わせしたときに、トラブルが有りました。
30分くらい待ってても待ち合わせ場所に来ませんでした。
あいつはいつも時間に遅れるな、とムカついて、その時は帰りました。
後で、なんで待ち合わせ場所に来ないんだよとか彼に言われました。
30分も待ってたのに来ないじゃんって言い返す。
それで待ち合わせ場所を確認すると、そもそも二人の待ち合わせ場所が違ってた、みたいな感じです。
今ならスマホがあるので、ありえないですね。
もしスマホがあったら、すれ違わなくても良かったような恋愛もありました。
電話しづらい状況だと、手紙しか言葉を伝える方法がないのですからね。
ちゃんとした気持ちが伝えられません。
ブログを書かれた方は、スマホのない時代の良さを語っています。
しかし、僕は若いときにスマホがあったら良かったのになぁと思っています。
気持ちを伝えるツールはいくらあってもいいからです。
僕は恋人同士のシチュエーションとしては、こっちの深津絵里の方が好きですね。
CM JR東海 X'mas Express 深津絵里 1988年