今日はまた大統領選挙の話です。
興味がなかったらとばしてください。
掛谷英紀という学者がいます。なかなか鋭いことをいいます。
彼のTwitterでのつぶやきを、ちょっと紹介します。
日本人の最大の弱点は「正義が勝つ」というナイーブな世界観ではないか。戦後日本人の自虐史観も「負けたのだから日本が悪かったはず」という思い込みによる部分も大きいだろう。トランプ劣勢でも勝つと信じるのも同じ。現実世界では悪が勝つこともある。共産主義国が多数誕生したのがその証拠。
私が言いたいのは、悪に勝つためには正義ではなく戦略が必要ということ。尖閣を守るためには防衛力強化が不可欠。それをどう実現するかを考えねばならない。慰安婦や応募工も韓国は戦略的にウソをついている。日本側は戦略ではなく真実で勝負するから負ける。正義や真実を声高に叫ぶだけでは勝てない。
「悪が勝つ」「正しい人が負ける」という認知も、多くの人にとっては非常に難しいことのようだ。原爆を落として、罪のない一般市民を何十万人も殺害した行為が正しいとされるのが現実の国際社会であることを、我々は今一度思い起こした方が良い。
彼は正しさはあんまり意味はなくて、勝つことが重要だと言っています。
このように現実を直視して、戦略を練っていく考え方をリアリズムといいます。
それに対し、正しい真実や公平性が大事であって、それを捻じ曲げるのは許せないと考える人もいます。
こういう人たちはなんて呼ぶのでしょうか?
まあ、掛谷さんに従って、ナイーブな人と呼びましょうか。
この対立は、今回の大統領選挙に鋭く現れています。
今回の大統領選挙は、明らかに大規模な不正がありました。
不正は許せないからトランプを応援しようと考えるのか、それともバイデンに決まりなので、その後の戦略を考えるのかの対立です。
前者がナイーブな人たち。後者がリアリストです。
僕は自分自身をリアリストだと思っていました。
しかし、違うようです。
僕は、あんな卑怯な手段で不正が行われるのは許せないなと思っています。
だから、ナイーブな日本人のようです。
しかし、リアリストを非難したいとは思いません。
冷徹なリアリストがいないと国は滅びます。
バイデンが大統領になり、中国共産党が増長すると、日本は滅びます。
日本はサバイブしていかないといけません。
だから、僕はリアリストを尊重したいと思います。
僕はナイーブですけどね。