先日蒲郡の竹島を訪れた後うかがった知人宅には、8年ほど前に植えたという夏みかんの木が二本あります。
毎年たわわに実るのですが、知人家族は誰もその夏みかんは食べないのだそうで、数年前からこの季節になると、いただきにお邪魔しています。
今年も、みかん箱に6箱以上のものすごくたくさんの量を収穫できました。枝からひとつ実を採るたびに枝がぴんと跳ね返ります。すべての実を採ったあとの木は枝が全部上向きになり、体が軽くなって喜んでいるように見えました。
さて今年は、夏みかんの実だけでなく、枝葉もいただきました。竹島クラフトセンターで教えてもらったみかん染めをするためです。(関連記事はコチラ→)
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青々した枝葉をはさみで切ります。最初は普通どおりに鍋に水をいれ煮出しました。
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しばらくすると、みかんの香りがちょっと含まれた青くさいような匂いが漂ってきます。汁は黄みを帯びた茶色っぽい色です。
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布を入れると薄い黄色になりました。期待通りの色です。一枚はアルカリ溶液で媒染し、二枚は酢酸銅液で媒染しました。銅媒染だとすこし黄緑がかった色になりました。
ここまでは竹島クラフトセンターで見たみかん染めの色が出ただけですが、私はひとつ実験をしてみました。緑葉染めです。
緑葉染めとは、早春から新緑の季節にだけできる染めで、萌え出たばかりのヨモキ、スギナ、カラスノエンドウ、桑の葉、クズなどから美しい若草色が生まれるのです。一般の草木染めとちがうのは、ソーダ灰、炭酸カリウム、重曹などアルカリ性の薬剤を枝葉に加えて煮出す点です。
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で、やってみました。写真右の3枚が緑葉染めした布です。写真では黄色も黄緑も出ていませんので、違いはほとんど分かりませんが、若干黄緑色が勝っています。どれも美しい色なのに見せられないのは残念です。左端は普通に染めてアルカリ溶液で媒染したものです。
ほんのわずかの違いですが、一番液より二番液のほうがより緑っぽくなりました。今回はここまでしかできなかったのですが、三番液、四番液ならより緑が出るも知れません。どちらにしても、アルカリ染めのほうが色が濃くなるようです。
来年も夏みかん狩りができたら、また枝葉をもらってきて、今度はもう少し心して染めてみたいと思います。
毎年たわわに実るのですが、知人家族は誰もその夏みかんは食べないのだそうで、数年前からこの季節になると、いただきにお邪魔しています。
今年も、みかん箱に6箱以上のものすごくたくさんの量を収穫できました。枝からひとつ実を採るたびに枝がぴんと跳ね返ります。すべての実を採ったあとの木は枝が全部上向きになり、体が軽くなって喜んでいるように見えました。
さて今年は、夏みかんの実だけでなく、枝葉もいただきました。竹島クラフトセンターで教えてもらったみかん染めをするためです。(関連記事はコチラ→)
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青々した枝葉をはさみで切ります。最初は普通どおりに鍋に水をいれ煮出しました。
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しばらくすると、みかんの香りがちょっと含まれた青くさいような匂いが漂ってきます。汁は黄みを帯びた茶色っぽい色です。
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布を入れると薄い黄色になりました。期待通りの色です。一枚はアルカリ溶液で媒染し、二枚は酢酸銅液で媒染しました。銅媒染だとすこし黄緑がかった色になりました。
ここまでは竹島クラフトセンターで見たみかん染めの色が出ただけですが、私はひとつ実験をしてみました。緑葉染めです。
緑葉染めとは、早春から新緑の季節にだけできる染めで、萌え出たばかりのヨモキ、スギナ、カラスノエンドウ、桑の葉、クズなどから美しい若草色が生まれるのです。一般の草木染めとちがうのは、ソーダ灰、炭酸カリウム、重曹などアルカリ性の薬剤を枝葉に加えて煮出す点です。
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で、やってみました。写真右の3枚が緑葉染めした布です。写真では黄色も黄緑も出ていませんので、違いはほとんど分かりませんが、若干黄緑色が勝っています。どれも美しい色なのに見せられないのは残念です。左端は普通に染めてアルカリ溶液で媒染したものです。
ほんのわずかの違いですが、一番液より二番液のほうがより緑っぽくなりました。今回はここまでしかできなかったのですが、三番液、四番液ならより緑が出るも知れません。どちらにしても、アルカリ染めのほうが色が濃くなるようです。
来年も夏みかん狩りができたら、また枝葉をもらってきて、今度はもう少し心して染めてみたいと思います。