世田谷→自宅ジョギングのその3ですが、
多摩川ですごいものを見ました。
マルタウグイの産卵です。
前から知っていたのですが、はじめてみました。
堰の下でばしゃばしゃやっていて、
最初はコイかと思っていたのですが、マルタウグイでした。
マルタウグイは、降海型のウグイの仲間です。
産卵場所は堰の下の浅瀬で、けっこう遠くて、
デジカメではうまく撮れなくて、なんだかピンぼけです。
脇にある魚道の入り口にもけっこう溜まっていました。
コイも多くいるのですが、30センチぐらいから50センチぐらいのもいます。
ほんのり赤く婚姻色が出いていて、
すごく、ぶっとくてびっくり。上から見て紡錘形で、ハマチかなにかのよう。
マルタウグイの産卵生態はこちら。
堰の脇には魚道があって、
しばらく魚道の出口でマルタウグイの遡上が見られないかと思っていましたが、
残念ながら遡上は見られませんでした。
でも、堰の上でもマルタウグイの群れがすぐ足元で見られました。
ちゃんと上れているんですね。
15分ぐらい見ていたのですが、その間にコイが何匹かと、
おそらく子アユとおぼしき小魚の群れが上ってきました。
いろいろ問題視される魚道ですが、
少なくともこの魚道は、ちゃんと魚が上っているようです。
いやー、河原では、みんな野球をやったり、BBQをしたりしているし、
川辺には網を持った親子連れもいるのに、だれも気づいていないみたいです。
巨大魚(そんなに大きくないけど)の産卵だの、魚たちの遡上だの、
こんな、大スペクタクルが展開しているのに!
やっぱり多摩川はいいなあ!