晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

夏鳥到来?

2010年04月10日 | 生き物
朝、植木に水をあげていたら、遠くから
「キョロ、キョロ、キョロ、キョロン」と声が聞こえてきました。

あれっ、ガビチョウじゃないな。。キビタキとか??
とにかく何かの夏鳥のような、、、、。
夏鳥到来…というよりは夏鳥通過かな。

早速、双眼鏡を持って、家から50メートルの雑木林へ。
ヒヨドリが騒がしい。
コナラの芽吹きがはじまり、クヌギの花が満開。



何度か遠くで同じ鳴き声がしたけど、姿は見えず。
20~30分、バードウォッチングをして帰ってきました。

●見た鳥
ヒヨドリ
キジバト
カワラヒワ
シロハラ
ガビチョウ
アオゲラ

●声だけ聞こえた鳥
ウグイス
シジュウカラ
コゲラ
コジュケイ
謎の夏鳥?

明日は朝早くいってみるかな。

甲府盆地

2010年04月10日 | その他
今日は、日帰りで甲府出張。あずさに乗って。

八王子をすぎると、雑木林でちょっとだけ芽吹きがはじまっていて、
なかなかよい雰囲気。

渓流沿いの桜もきれいで眼福。

甲府盆地にはいると、桃の花が満開でこれまた眼福眼福。

中央線は乗っていて癒されますね。


『火の賜物』

2010年04月08日 | 
読む本がなくて、あわてて本屋に。
新聞広告で見た『火の賜物 ヒトは料理で進化した』(NTT出版/リチャード・ランガム著)をゲット。



火を使って料理をすることが、
アウストラロピテクスをホモ・ハビリスに進化をさせたんじゃないか、
つまり、それが類人猿もどきをヒトに進化させた原因じゃないか、
ヒトがヒトたる所以は、火を使った料理にあるんじゃないか…という内容のようです。

こ、これはおもしろそう!

以前から、生物進化に対する漠然とした疑問があって、
だいたい生物の進化って形態の話ばっかりですよね。
そもそも進化って、形態の進化だけを指すのかな?

例えば、ある種の消化酵素が生成できるようになるとか、
新たな腸内細菌との共生によって、ぐっとエネルギー効率がよくなるとか…
そんなことによって、見た目同じだけど、それはもう別の生きもの、、、
なんて言わないのか。。。

つまり、目に見えないところの進化もあっていいわけだし、
それがたとえ「文化」であっても、その変化があるとなしでは全然ちがう生きものとも言える、、ことはないなのかな?

個人的にそんな考えというか、疑問を持っていたので、
この本の内容も興味津々です。

……が、読み始めたらあんまりおもしろくない。

第1章では、「生食主義者」(そんな人たちがいるんだ…)たちの事例・実験を紹介して、
彼らが痩せていたり、あるいは痩せてしまったり、
あるいは女性は生理が止まったりすることを指摘して、
だから火を使った料理がヒトには重要なんだ、、という主張をするのですが、
生食主義者たちの非科学性を指摘するわりには、
本人の主張もあんまり科学的ではないですね。
たんに説明不足なだけかなあ。。。

また、イヌイットなどの民族や冒険家や遭難者の事例を引き合いに出して、
「野生のものを生で食べてより長く生きのびた記録がないことから、
むしろ人間は極限状態においても食物を料理しなければならないことがわかる」って
断言しているけど、ぜんぜん分かんないよ!

むーん、、、。著者は人類学者のようで、ちゃんとした学者っぽいのにな。
科学的な説明をしているようで、ぜんぜん科学的じゃない感じは、
「生食主義者」と変わらない感じ。。。

うーん、、、2章以降に期待、、、するかな。
テーマはおもしろいはずなんだけどなあ。。。

頑張れオオイタビ!

2010年04月05日 | 生き物
日曜日は休日出勤。
夕方、サクラの名所のお堀を渡って、ぽくぽく取引先に。

途中に前から気になっていたのですが、
オオイタビという植物で壁面緑化をしているところがあります。
新宿区がやっているみたい。



日本在来種(日本在来種でも中国産とかの可能性も否定できない昨今)による壁面緑化なんて、
なかなかすばらしいじゃないか、、、と思っていたのですが、
見つけてから、もう2、3年はたってる。
ぜんぜん伸びてないな。10年計画ぐらいなのか?



頑張れ、オオイタビ!

と思っていたら、そのまた近所でこんなものを発見。



必殺、ガムテ止め。。。しかも、ひと壁全部。。。
溝が切ってある専用壁でも伸びないんだから、ガムテはどうだろう??
目が離せない感じです。

春は紫色なのか?

2010年04月04日 | 生き物
妻と雑木林を抜けてDVDを返しに行きました。
サクラが盛りでした。
いろいろ野草が咲いていました。


キランソウ。妻は「ジゴクノカマノフタ」という別名で覚えていて、
「地獄の釜の蓋、地獄の釜の蓋…」と念仏のように唱えていました。

「なんで、こんな名前なの??」
「……地面に張り付くような生えている葉っぱをめくると、
そこに地獄の入り口がぽっかり開いているから…」(ウソ)。

●語源のひとつの説。
「古くから薬草として知られていて、
それで、地獄の釜に蓋をして、病人をあの世に行かないようにできる」から。

●語源のもうひとつの説。
「春の彼岸にお墓参りに行くと、このキランソウが生えていて、
それが先祖の霊を閉じこめているから」から。

ほほう。


カキドオシ。かわいいですよね。


ナガバノスミレサイシン……かな。
タチツボスミレが盛りだったのですが、ちょっとだけこのスミレが混ざっていました。

春の花は、紫色が多いですね。
ま、偶然か。

2年目の幼樹たち

2010年04月04日 | 
昨年タネを蒔いて、発芽した木々が今年も芽吹きました。


ウワミズザクラ
4個体ぐらい出ている。


エノキ
2本出ている。


ゴンズイ
1個体だけ。

今年も枯らすことなく、生長させたいと思ってはいますが、、、。

サヨリヤドリムシの生態

2010年04月03日 | 
サヨリヤドリムシについて、ネットをうろうろしていたら、
以下の論文を見つけました。

「養殖ブリ稚魚のイローナ症に関する2・3の知見」(畑井喜司雄・安元 進/長崎水試研報)

サヨリヤドリムシに寄生されることを、水産業界では「イローナ症」と呼ぶようです。
この報告によると、サヨリヤドリムシは流れ藻のところで稚魚(この研究ではブリ)に寄生するそうです。

ただ、報告者は「稚魚が流れ藻に付いている時点でブリに寄生することを立証したといえよう」と断言していますが、
少なくともこの報告をどこを読んでも、
そのことを立証したようには思えないところが玉に瑕ですが。。。

ただ、もうひとつの「メジナ幼魚の成長に及ぼすサヨリヤドリムシの影響」を見ると、
サヨリヤドリムシが海面(たぶん養殖池)を活発に活動している…という文もあるので、
たしかに泳いでいる魚に、すでにワラジ虫化したサヨリヤドリムシがくっつくのかもしれません。