晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

今晩のタヌキとお出迎え

2012年04月17日 | 生き物
夜9時半。何気なく2階の窓から外を見ると、シロ(猫)がシャッと道を横切った。こんな時間にこの行動は怪しい。。。

さっそくカメラを持って外に出たら、1頭のタヌキがすでに家の前を通過して、いつもの角のお宅の脇に入っていった。

3兄姉の最後だったのか、今晩は1頭だったのか? おしい。。。

振り返ったら、お出迎えがいました。



名前は調べる気も起こりません。。。

今晩の三兄弟

2012年04月16日 | 生き物
今晩も三兄弟が家の前を通過していきました。それにしてもフラッシュを怖がりません。そして、フラッシュがの光量が足りません…。

ISO1600にしても、とことこと通過していくタヌキたちには充分ではないようです。。。



うーむ、ブレブレで亡霊のようだ。



一頭が足下まで来ました。わたしはガレージの上というかベランダのような所にいるので、高さで2メートルちょっとのところから見下ろす感じです。

んんっ、なんかつるんとしてる。犬みたい……。へんだな? ほかのより小さくて細く見えるし。



もしかして疥癬とかで毛がない!? むむ、心配だ。。。


春の里山

2012年04月16日 | 生き物
近所の雑木林でウラシマソウを見つけた! と喜んでいたら、ちょっと裏にまわったら雑木林の下にいっぱいありました。

浦島太郎いっぱいです。



みんな大漁でしょうか?



ホウチャクソウも花を付けていました。



花は垂れ下がるけど、上向きに出てくる…。

畑の周りには、いろいろ花が咲いていました。



カキドオシ。



ムラサキケマン。



斜面いっぱいのタチツボスミレ。



ペンペングサの群落。



えーと、なんだっけな? このヤブレガサみたいの…。忘れました。むむ、やっぱりヤブレガサかな??

とても気持ちよい雑木林でした。フッキソウの群落があったなあ。

イモムシはどうして糸で降りてくるのか?

2012年04月15日 | 生き物
午前中は近所の雑木林に、また椅子を持ち込んで読書。今日のお供は内澤旬子の『世界屠畜紀行』。明るい春の陽光の中で屠畜の話…。





ミズキの開いたばかりの葉がきれい。

そのとき、イモムシがふらふらと風に揺られているを発見。



ピント、合わないよね。。。

ヤマザクラから垂れ下がっているよう。たしかにサクラってイモムシがこうやってぶらぶらしているよね。

本に目を戻してしばらくすると、ずいぶんと下がっている。

「うーん、そもそもどうして糸をこんなに長く出して垂れ下がっているのだ?」

疑問がぐにっと頭をもたげる。

1 降りようとしている
2 落ちちゃったけど、糸で頑張っている。

1??

しばらく観察していると、ヒューって風が吹いたときに「プツッ」っていう音はしなかったけど、そんな感じで糸が切れ、イモムシ落下。

アズマネザサの葉に落ちた。



さて、どうするか。地面に降りて蛹になるとか!? ちなみに左が頭です。右はそれっぽくなっている騙しかな?



が、なんだか上に行ったり、下に降りたり、ぐにぐにして(イモムシだから)意思を感じない。30分ぐらいしゃがんで観察したけど飽きて放置。

家に帰って、ネットやら『イモムシハンドブック』(文一総合出版)などで調べるものの何のイモムシか分からず…。





楽しいけど、使えない、、、というか、それは無理がある図鑑。2巻も買ったけど。

ふつうの緑のイモムシ。今頃シジュウカラに食われたか、アリに連れ去られたかも……。


ウラシマソウ見つけた!

2012年04月15日 | 生き物
朝、近所の雑木林で鳥を見ていたのですが、土手の上でウラシマソウを見つけました!



付属体を長~く伸ばしたその姿を、浦島太郎が釣りをする姿をなぞらえたというウラシマソウ。マムシグサの仲間ですね。

確かにこの不自然なまでに長い付属体はなにかを呼び寄せるかのようです。キノコバエがだまされて深い深い罠に嵌まると聞きました……。



確かに怪しくて怖い感じ……。


最近の読書 2012年4月

2012年04月11日 | 
4月の頭に買って読み始めたのですが、いっこうに終わりません。

『免疫の反逆 自己免疫疾患はなぜ急増しているか』(ドナ・ジャクソン・ナカザワ著/ダイヤモンド社)。



構成的にもやや難があるのですが、話がつらいというかなんというか読み進めません。自分の免疫系が自分のカラダを攻撃する「自己免疫疾患」の話。農薬や重金属やワクチン、ウィルスなどが原因みたいな話…。先日なくなった安岡力也さんがギランバレー症候群ということで、ああ、自己免疫疾患なんだと、再び読み始めたり。

なんか、先日読んでなかなかおもしろかった『ハチはなぜ大量死したか』の人間版のような感じ。。。



人類をとりまくあらゆるものがダメみたいな話で、気が滅入る。。。

そうこうしているうちにほかの本に逃げる。



『飼い喰い 三匹の豚とわたし』(内澤旬子/岩波書店)。

ああ、これはおもしろい。2日で読了。名著の誉れ高い『世界屠畜紀行』の内澤旬子さんが、今度は自分で3匹の豚を飼って、食べる話。

いや~、すごい人だ。同い年だ…。実際は意外と上記2冊に関係するような、今の養豚の現実みたいな話も出てくるけれど、否定せず、糾弾せず、淡々と軽やかに受け止めている感じで好印象(逃げている、あるいは鈍感とも言えなくはないか…。わざとかも)。豚の話だけど、人の話だね。いい本だった。

わたしの中では、これまで同学年のエッセイストの酒井順子さんが「同い年で、ぜひ一度会ってみたいけど、でもでも遠くから見るだけでいい」という女性(なんじゃそりゃ?)なのですが、と新たにこの内澤旬子さんもそうなりました。

『飼い喰い』のなかに「秀」(豚の名前)の頭蓋骨といっしょに撮影されたポートレートがあるのですが、お美しい…。酒井順子さんにもちょっと似てないか?

『世界屠畜紀行』は誉れ高すぎて敬遠していたのですが、今日文庫を即買い。。。




干潟の未来

2012年04月10日 | その他
多摩川河口の干潟付近に大きな開発計画があります。羽田空港の神奈川口構想です。

詳しくはこちらを

この干潟のすぐ下流側を中心ではありますが、ここも含むエリアに羽田空港と直結するような3本の橋を架ける構想だそうで、羽田空港の国際化に便乗というかあわせた計画のようです。



神奈川県のサイトには以下のようにあります。

【神奈川口の高いポテンシャル】
 
 ●多摩川をはさみ羽田空港の目前に位置
 ●我が国の最大の貿易基地である京浜3港に近接
 ●東京、神奈川の巨大マーケットが存在
 ●京浜臨海地域など、背後に高度な技術力を有する企業が集積
 ●横羽線、湾岸線や東京湾アクアラインなどの高速道路網に接続
 ●多摩川の水辺や東京湾などの良好な景観 

6番目に自然のことがあるのはなにかのギャグでしょうか? その高いポテンシャルをどうしたいんだろう? 「良好な景観」と微妙に逃げていますが、「絶滅危惧種が棲む貴重な生態系」とか「高い生物多様性」と言わないのはわざとでしょうね。





河口の干潟は、最近の言葉で言えば「エコトーン」という感じでしょうか。海と川が、陸と水が、干潟で接しています。

この細い細いアシ原と干潟、そしてそこに住む生きものたちの未来はどのようなものになるでしょうか? それにしてもトビハゼは!?


今晩も通過

2012年04月09日 | 生き物
22時20分、子ダヌキが1頭通過。
お向かいのお宅の赤外線センサー付きの外灯が2度ほど反応。
その間、どういうわけか、こっちを向いてちょこんと座って照らされる子ダヌキ。
そそくさと角を曲がっていきました。。。

牡蠣礁

2012年04月09日 | 生き物
多摩川河口の干潟に牡蠣礁がありました。カキ礁。まぁ、マガキのコロニーというものでしょうか?





かの有名な東京湾の千葉県側の干潟「三番瀬」あたりでは悪者論争があるようです。

目の前の自然の変化を、それが人為であれ自然であれ(それは厳密には区別できない)、受け入れられない人はいるものです。

まぁ、日本の山々で問題になっているシカの植生破壊も同じですが、つまり、それを排除・駆除しても、おそらく根本的な問題解決にはならない……ということを誰もが薄ぼんやりと思っているのに、それをするしかない…あるいはそれすらできない……という現実があるんでしょうね。

ま、とにかく、ここにはマガキがいます。食べたいとは思いませんが。

子ダヌキ通過。。。

2012年04月08日 | 生き物
夜の9時過ぎ。多摩の黒豹と2階のキャットウォークに寝そべり外を見ていた。

黒豹が背筋を伸ばして注視する先に、黒くて小さい影が。子ダヌキだ。今晩は一頭。

黒豹…目がいいなあ。

子ダヌキは、家の前を小走りに通過して、角のお宅の玄関あたりをうろちょろしている。当然だけどずいぶん警戒している。

黒豹もシュタッとよく見える窓に移動した。

道の真ん中でなにやらやっている…。ゴミ出し場があるあたりだ。想像はついたが、ダッシュで双眼鏡を取ってきて見ると、なんかビニールをなめてる…。

まぁ、雑木林が残っていても、今どきの街ダヌキだからそうだよなあ…。



これをなめてました。肉でも包まれていたのかな? いい匂いするよね…。


多摩川河口干潟で遊ぶ。トビハゼはどこにいったのだ!?

2012年04月08日 | 生き物
久しぶりに多摩川河口の干潟に行きました。狙いはトビハゼの観察とアナジャコの捕獲です。何年ぶりだろう? 最近、このブログがフィールドノート代わりになっていて、あまりよくないのですが、09年にアナジャコ獲りに行っていますね。



今回も妻の仲間たちと一緒です。まずはアナジャコ獲りです。

ここを見ると、すんごい穴が開いていますが、多摩川の場合、そんなに開いていません。そもそもすごい久しぶりなのですが、穴が開いてないなあ……。うーん。



カニ穴は斜めに開いてるんですよ。アナジャコのはほぼ垂直。ヤマトオサガニが出てきました。



この穴は、たぶんカニだね。



チゴガニの穴かな?



穴があるところを軽くスコップでこそげて、穴が出たら筆を差し込みます。



そうすると、異物を押し出そうとするアナジャコが筆先と共に上がってくるのです。そのやりとりはちょっとドキドキです。

で、指を突っ込んでおくと、指先が挟まれるというか、アナジャコのハサミが当たるのです。で、プロはそこでするっと取り上げるようですが、そうはいきません。

ガッとアナジャコのハサミをつかむのはいいものの、その瞬間に引き上げないとアナジャコもガチッと抵抗して穴からまったく出てきません。ここで無理をするとハサミがちぎれて悲しいことになります。

結局、「つかんだ! つかんだ~!」と声を出して、妻に大型ショベルでアナジャコごと掘ってもらいました。

ということでゲット!!! 夫婦の共同作業です。。。



ひゃっほう! 09年の悔しい思いに、今リベンジです。

洗ったらこんな感じです。



ああ、卵をびっしり持ってる……。すまん、すまんと干潟に返しました。

それにしても…トビハゼがいません。どこにいったんだろう???







うーん、双眼鏡も持ち出して探したんですが、見つかりませんでした。。。ま、まさか!?? もっとじっくり探すべきだったのかな?

前に見たのがいつだったか思い出せませんですが、ちょっと不安です。

この干潟にも、ちょっとよくない話があってもろもろ不安です。そのことはまた……。

ガマズミのアブラムシ…

2012年04月07日 | 
家の脇ですくすく育っているガマズミですが、ずいぶんとアブラムシが付いています。
やつら…越冬するんですね。



撮影=2012年1月3日
大きくて丸いのと小さいのがいますが、いったいなんでしょうか? これは。。。

いや~、ちょっとキモイです。

春が来て、アリが忙しそうに行き来しています。





まぁ、各自うまくやってください。テントウムシ投入するよ…。つーか、テントウさんどっかからこないかな…。


★このアブラムシはハゼアブラムシの無翅型ようですね。ガマズミがお好きなもののひとつだそうです。ふむ。調べれば分かるものですね。。。

子ダヌキたちの冒険

2012年04月05日 | 生き物
最近、妻がよくタヌキを見る。家の前の通りで、2、3頭見たという。むむ、うらやましい。。。と思っていたら、さっき会いました!

坂を下ってきたら目の前をサーっ走る影が。この動きはタヌキと思ったら、3匹いました。

家に入ってデジカメをもって玄関に座っていると、



(ねえ、誰かいるよ)



(なんかぴかって光るよ)
(うざいよ)
(うざいね)



(うざい、うざい!)
(ねえ、林に戻ろうよ)



(おれは、挑戦するぜ)


とうことで、子ダヌキ3兄姉でした。あのときの兄姉でしょうか?