・・・・・続き
仁科峠で一人のサイクリストとご挨拶。K59を上ってきたようで、十分気をつけるようアドバイスをいただいた。7年前に松崎側から上ってきた経験はあるけれど、下りとなると全く勝手が異なるので、このアドバイスはありがたく受け止めた。
下り初めてすぐいや~な気持ちに包まれる。道幅が狭く、強い西日と林間コースゆえ目がちらちらし、かえって視界がよくない。あわせてブラインドコーナーも多く、ミラーがついているとはいえど、緊張感を強いられる。4台ほど上ってくる車とすれ違ったけれど、どの車もこのコースに似つかわしくないスピードで上がってきた。早く下ってしまいたい気持ちもプラスされ、とても快適な下り道とは感じない。こんな時、カッ飛んでいたら取り返しのつかないことになりそうだから、気持ちを抑えてスロペース。
距離を重ねることおよそ20キロ。ようやく人里らしき場所にたどり着くことができた。
同時に、少し強めの風が海のほう吹いてきた。前日みたいに7mの西風だったら大変な目にあっていただろう。
R136にぶつかるT字路まで21.4キロ。やっぱり長かった~、このダウンヒル。
時間は14時53分と一応想定内のスケジュール通り。
久しぶりの松崎町入り。
西伊豆の太陽は眩しい。それにやはり暖かいのだ。
松崎町に入って遅めの昼食を食べようと店を探したけれど、気になるカレー屋さんは終了しているし、有名な回転寿司屋は17時から。地元の食堂は?
ぐるぐる回ったけど、見つけることができずじまい。事前にグルナビで調べておくべきだった。
なまこ壁を見て空腹をごまかしてみる・・・けどやっぱり腹減った~。
それにしても・・・・・松崎ってこんなに静かなところだったっけ?
その昔、セカチュウやっていたころ、車で来て町内を回ってみた時にはずいぶん観光客で賑わっていたけれど、今は観光客など誰もいない。土曜日の午後だから?それともシーズンオフだから?
そんなことを考えながら、結局幹線沿いのコンビニでカップうどんをいただくことに。座るところも無いので立ち食いどんベイ^^; 丁度その時、車で観光しにきていたおじさんたちのグループに話かけられ、函南から山越えて下田まで行くルートを説明した。でも・・・・、運転手以外はみな酔っぱらってほとんど理解してもらえないwww
お!もしかして目の前に東海バスターミナル?
一杯プラス回転すしを食べてのバス輪行、下田に行く手もありだな。でも、袋詰めの自転車は運んでくれるか不確かなので、気持ちを切り替え自走を決心。
15時39分、松崎町を出発。下田に向かう街道筋に西日の当たる大きなセブンイレブン。最近できたようだ。休むんだったら、このセブンで大休止すればよかった。その先には、完全に太陽の当たらないサークルK。こちらは以前利用したことがあったっけ。山間の日没は早い。もしこの時間でどちらのコンビニに行くかと尋ねられたら、やっぱり太陽があたる方を選んじゃう。
先程のどんべい汁完飲のため微妙に喉が渇き始めた。そしてなぜか糖分も体が欲してきたのでコーラーの補給。地図で現在地を確認しながらいただくこの一本は、ビールなどよりはるかに美味しい。
最後のヘアピンを抜け、あのコーナーを抜けるとバサラトンネル。
16時38分には越えることができた。これであとはダウンヒル基調のまま下田市街地へ。
順調に脚を回していると、右斜め後ろからバキバキバキバコ~ンと凄い音がしてきた。振り返ると、こちらを抜かそうとした車がセンターラインを超えた際、ライン上に設置されていた30センチほどのポールをなぎ倒していたらしい。たぶんフロントバンパーに傷がついたでしょう、ご愁傷様。その車、焦ったのかその後はしばらくこちらを抜かさなく、タイミングを見計らって反対車線まで使い爆速で抜かしていった。
市街地に入る寸前にとうとう完全日没。テールランプを2灯にし、フロントも2灯火体制で快走。
すっかり暗くなった下田駅に17時22分無事到着~。
久しぶりに走れ走れの走った感を味わった。そして、仁科峠から休憩、食事込みで3時間半くらいで着くことは、後々のために記憶にとどめておこう。
急いで赤唐辛子号を分解して袋詰めして、17時57分発の列車に乗り、伊東と熱海で乗り継いでテラモ駅に着いたのが20時36分。電車を乗り継でも遠い伊豆急下田。
松崎、下田は気軽に行けない場所なので、今回のオフ会に連結して行けたのはとても嬉しかった。
走行距離・・・121キロ(朝の鉄道探検も含む)