せっかくの超GW、1日くらいは少し距離のあるサイクリングに出かけないともったいない。そうだ!前々から気になっていた場所に行ってみよう。
取り付け口まで輪行or自走と迷ったけれど、ここのところ体重増し増し状態だったので、片道55キロを走るとしますか。
6時15分出発。天気予報によると午後から落雷雨とのこと。本当か?そんな情報はすっ飛ばして、雨具無し、泥除け無しの赤唐辛子号で意気揚々と漕ぎ出す。
八王子までのアプローチルートは、色々調べた結果、相模川左岸をメインに。
甲高い鳥の鳴き声が聞こえてきた。ん??
キジだ!野生のものは初めて見た。いるんですね〜こういう場所に。
今日は大凧揚げ大会らしい。
骨組みだけってことは、飛ばす時に貼れるものなのかしら?
相模川の堰はここだったのか。
ここから横浜方面への水を供給している。と、どこかで読んだ。
まるで湖のよう。
相模川左岸はちゃんと散策路として整備されていたのね。ここは、何度か訪れてみたい。
車知らずのノンビリ走りができたのはここまで。ここからは、車と共存しながら進んで行かねばならない。
お!戸沢峠。
ここは確か昨年の夏、土砂災害で通行止となり圏央道一部区間が無料開放されていたっけ。
ようやうくここまで到達。
武蔵五日市駅に10時15分到着。
実に4時間、距離も58キロあった。やっぱりここまでは輪行が賢明だった。
駅周辺、これから山に登るハイカーがたくさん居たのはごく普通の光景だけど、想定外だったのは結構なサイクリストも居たこと。この場所から檜原村を抜けて奥多摩湖に行くのかな?結構ハードなコースじゃないの。
さてさて、ここから本日のメインディッシュ。
コンビニで食材を調達しているデイキャンプのお仲間達を尻目に、山に入って行きますよ〜。
川沿いを離れると、いきなりグイ〜んと勾配度数アップ!結構キツい坂道となった。
11時54分、入山峠に到着。
峠からの展望はまるでないの残念だけど、少し走ると
展望が開けてきた。
地図の嬉しい読み間違い、峠から下り基調だったのがとてもありがたい。
ここを抜けると、かなりの下り坂となり、フルブレーキングが必要。
下り終えたらT字路を右折。再び緩々上ってゆくが、ここで燃料エンプティ。もうひと越えする前に燃料補給しておかないとね。道端のくぼんだところを陣取り昼食タイム。
どかっと座り込み、大量もやし入りサッポロ味噌ラーメン、おにぎり、カレーパンをいただき、30分の休憩。これをするために、ミニバーナーやコッヘルを搭載してきた。このセットだけでも600グラムあるから、使わないともったいない。
昼ご飯を作りながら一応お天気をチェックしてみると
う〜ん、雨の予感をここで目の当たりに。ここに雨雲が発生すると、お決まりのコースで東南下してくるんだよな〜。
暑いくらいの日当たり良好な場所なので、眠くなってきた。んがぁ、ここで寝てしまうと、もしかしたら雨雲に飲み込まれてしまうかもしれない。根っこが生える前に再スタート。
再び登り始め、小さな川沿いから離れるとこりゃまた酷い勾配となってきた。内緒だけど、赤唐辛子号を降りて押し始めちゃった。だって、乗車しても時速4キロ。押し歩いても時速4キロ。だったら、木々の匂いを味わいながら進んだ方がいいでしょ、と自分的言い訳と納得をさせて、一生懸命押し歩き上げに専念(^^;;
そんな最中、山奥の方からゴロゴロと怪しげな轟が。たまに飛行機の音は聞こえてくるけれど、大方はそんな音とは異なっていた。レーダーで確認しようにも圏外ゆえわからない。ま、もっと音がしてきたら考えよう。
しかし、程なくしてドドドーンと一発大きめ雷鳴が響き渡ってきた。こりゃ〜まずいよ。こんな山奥で土砂降りとカミナリは さすがにヤバイでしょ。ここは潔く撤収が賢明かと。
そう決めたら早い。一気に激坂を転げ落ち、後ろを振り向くと
あれは完全に雷雨雲、認定。
落雷レーダーでは
やばいやばい、確実に東南下していきている。撤収の判断よしとしても、ボサボサしていたら巻き込まれてしまう。雨具無し泥除け無しで激雨は大変厳しい。こうなったら八王子まで下りて輪行も辞さない。
ところが頑張ったかいあり、高尾駅周辺まで来ると、ひとまず雨の心配はなくなった。
そこで降り始めるまで南下をすることに。
しかし雷雲の動きは、予想以上に早かった。上溝付近でとうとう捕まってしまった。
セブンで購入した雨具をまとい軒下で待機していると、風も強くなりほとんど雨宿りの意味をなさなくなってきた。ふと目の前を見ると、JAさんの立派な倉庫軒下があるじゃ〜ありませんか。
ここなら大丈夫。しばし居候させていただきま〜す。なんて快適なんだ。
付近はこんな状態。
間髪入れず雷があちこち轟き、目の前では頻繁に稲妻が縦横無尽に走っている。とても走り出せる状況ではないので、完全に諦めモード。
40分後、少し雨脚と雷鳴が弱まったところで意を決して軒下から飛び出した。
途中、再び雨脚が強くなったりしたけれど、足元が濡れてしまいカパカパになってしまったからにはもう開き直りだね。というか、なんだか昔味わった雨中サイクリング180キロを思い出した感じ・・・そう、スイッチが入っちゃったみたい。
相模川に流れ込む支流は、ちょっとしたダム放流みたいなことに。
午前中の様相とは一転していた相模川。
河原の大凧大会はどうなったんだろうか?
海老名公園近辺まで来ると雨が止み、西方面から明かりが差し込んできた。なんだったんだ、この激雷雨は。
これほどの雨には泥除けがあった方がよかったかな、タラレバになっちゃうけど。
あとは淡々と走って、無事秘密基地に帰着。
今回は、課題の盆堀さんは解決できたけど、もう一つの醍醐さんは取り逃がしてしまった。今度醍醐さんに逢いに行くときは、八王子まで輪行かな(^^;;
走行距離142キロ