待ちに待った宝塚歌劇「るろうに剣心」初日から1週間
早く観たい、観たい、観たい・・・!願うはそのことばかり
そしてようやく先日、願い叶って大劇場に行ってきました!
今回の作品は、大人気コミックが原作ということで、
宝塚ファンだけでなく、アニメファンも多いのが特徴
この日は祝日ともあって、大勢のお客様
立ち見もご覧の通り
さぁ、始まり!
るろうコミック全盛期に青春時代真っ直中の私にとって
時を経て、宝塚でるろうが観られようとは!それだけで感激です
この作品は、ストーリーも壮大なのですが
何より個性光るキャラクターがどんどん登場し、
いずれもめちゃくちゃカッコイイのがたまりません
アクション作品ですが、原作から作品全体に流れる美しさが特徴でした
ですから、宝塚で再現された時、
もとは宝塚が原作だったんじゃないかと思えるぐらい
何もかもがバチッとフィットしていたのです
そしてキャストたちの役の完ぺきなまでの作りこみ
美しい所作、激しい太刀さばき、その完成度は言葉にならないほど
剣心の刀を抜くときの鋭い眼と、仲間と話している時のやわらかい眼差し
緩急の切りかえも見事
原作者の和月伸宏氏も観劇し、その完成度の高さに絶賛されているとか
ここからは私の感想ですが
特に素晴らしかったのは、重要&難しい役の武田観柳!
実はちょっと心配なことに、雪組の中で体調不良者が続出し、
休演者が相次いでいます
重要な役をしめる武田観柳務める彩凪翔さんもそのひとり
武田観柳といえば、実写版では香川照之さんが演じた悪の親玉
香川さんでないとできないだろうと思えるぐらい、
ぶっ飛んでいて、罵詈雑言のアドリブも連発
反吐が出るくらいの嫌な役なんですが、どこか憎めないおとぼけなところもある
(C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会
(テンションも高いですが、靴のヒールも異様に高い観柳)
その難しい役柄に、急きょ、代役となって出演がきまった同期の真那春人さん
急な代役にもかかわらず、ほぼ完ぺきな作り込みで
見事に役を務めあげたのです
代役によって、また別の化学反応が起きるのも、ある意味見どころのひとつ
宝塚には代役システム、というものがあります
長い舞台の間、誰しも休演を余儀なくされることだってあります
「代役」というと、普段舞台には立たないサブメンバーがいざという時に備えている・・・
というイメージですが、宝塚では違います
代役が必要になった場合は、
「その日、舞台に立つメンバーで配置や役を変更して乗り切る!」
これが宝塚の代役システムだそうです(すごい!)
基本的にはトップスターの役は2番手が代役、そして3番手・・・と
繰り上がっていくのが通常だそう
大変ですが、自分より大きな役の代役ですので、その分大きなチャンスでもあります
少ない練習期間で必死にがんばって、
組子全員が一丸となってその日その日の舞台をつとめあげるのです
すごい!感動!
るろうの舞台も素晴らしかったですが、今回は「雪組」ひいては
宝塚全体の団結力を見せてもらったような気がしました
雪組のみなさん、体調に気を付けて、千秋楽までがんばってください!
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