商談で、本日は京都まで。
その道中、阪急沿線でお客様にばったり。
西北までご一緒させていただきました。
ご家族の介護で、色々、色々と。
今日は、ちょっと自分時間で趣味の会に出かけるところだと
おっしゃいました。
バックにはハーモニカ。
少しですが、おうちの事情とかお聞きして、
決して、何もできないのですが、
状況だけは、ありありと理解できるわけで、
そして、黙っておれない性格ゆえに、
おなじみの、勝手知ったように、
言葉を投げかけていました。
それを、どうとらえられたかは、分かりません。
私、元来余計なこと言いで、失敗も多いので、、、
最近、散髪屋で、読んだ雑誌に
ちょっと好きな作家さんが書いていたコラム。
髪を切られながら、急に泣けてきたのです。
おばさんの失恋か??
散髪屋の若いスタッフは、ちょっぴり手が震えてた。
ごめんね、怖かったね。
そのコラムは、
とある若い有識者が、延命措置は不要なる自論を述べたことについて
とある作家が、これに意見した内容だったのですが、、、
「こいつは、想像力に欠けている」
たとえどんな状況でも、その人に生きていて欲しい、
生き続けて欲しいと、思うことがある。思う人がいる。場面がある。
そういう、人の気持ちに寄り添えないことは、
その立場にならないとわからないではなく、
想像力、ひいては、思いやりが欠落している。
そう、くくっていました。
父に胃瘻を施すか、私は迷うことなく、お願いしました。
父は、すぐにでも、母のところに行きたかったはずです。
でも、私が、こっちに引き留めました。
もう彼がもの言わないことをいいことに。
でも、このコラムを読んで、気づいたのです。
ああ、そうか。
父も、私、娘を思って、無言で受け入れてくれたのかもしれない。
私が知る限りの彼なら、絶対拒否する、いわゆる延命措置です。
気ままで、人のいうことを聞かない、勝手な人間。(父も)
そんな我が不肖の娘への彼なりの思いやりだったのかもしれない。
人との関わりの中で、絶対基準て有り得ないですよね。
西北でお別れしたお客様、
「でも、私には、私の家のやり方があるし、私の性分だから」
本当、それでいいんですよね、きっと。
ありがちのこと、そんなこと誰もが耳年増で知っていて、
その上で向き合っているんですよね。
当時の私は、義母がかけてくれた言葉が救いでした。
「○○ちゃんが良いと思うことをしたら良いと思うよ」
それが正解と言ってくれました。
つまり、正解なんてないってことです。
結局のところ、介護って、
される側以上に、する側の思いによるところが大きい。
うっとおしい娘の自己満足に、
まあ、父は最後まで付き合ってくれたってことなんでしょうね。
ありがとさん。
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