ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

障がい者の歴史

2016-07-27 07:20:13 | 日記
大きなタイトルをつけましたが,
私の関心は江戸時代の障がい者,それも史料等の関係で,身体障害についてです。

江戸時代初期,五人組帳等には,「不具」「かたわもの」として登場しています。
しかし,障がいがあるが故に,土地の所有を認められていない,と言うわけではないということがわかります。

江戸時代も半ばを過ぎますと,幕府や藩の法令に
「かたわものに礫(つぶて)を投げてはいけない。」といったものが見られます。
ということは,礫を投げていたということです。(『藩法集』等)


障がい者が,見世物として出ていたりしました。
一方,「七福神」は,江戸時代,庶民の間で信仰されましたが,
弁天をのぞいたあとの6人(?)は障がい者としての傾向が強いと言われています。
また,「福子伝説」といって,障がいのある子が生まれると,その家は栄えるという言い伝えがあるそうです。(花田春兆「日本の障がい者の歴史」)


明治以降のことは,私はよく知らないので省きます。

ただ,ナチスドイツは,ユダヤ人をガス室に送って,殺害したことで有名ですが,
その前に,障がい者(知的障害・精神障害)で“実験”をしています。
障がい者をガス室で殺していることは,近くに住み人はうすうす気がつくはずです。
しかし,抗議も何もなかった,だから,ユダヤ人も大丈夫だろう。
ということで,ユダヤ人殺害が行われたそうです。
(2015年8月25日 Eテレ 「ハートネットTV 戦後70年 障害者と戦争 ナチスから迫害された障害者たち」第1回20万人の大虐殺はなぜ起きたのか)

昨日のニュースを見て,書きました。



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