ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

英雄たちの選択「悲劇のキリシタン弾圧~大人になった天正遣欧使節の決断~」

2017-02-10 14:07:16 | 日記 テレビ
教科書的にしか知らなかった天正遣欧使節4人のその後

今回(2月9日放送)は,歴史的にもうわかっているのに
決断を迫られた,とか,選択は,とかいうのはなく,
ヴァリニャーノやフロイスなどの海外の史料を含む
いろいろな史料から遣欧使節のその後,つまり,日本に帰ってからを中心に話されていました。

以前,JMOOCで
上智大学 川村信三先生の
 大航海時代の日本 ヨーロッパと日本の「接続された歴史」
を受講しました。

英雄たちの選択では,
なぜキリスト教が広まったのか・・という点で,
戦国の戦が続く中,死が近くにあって,死後の救いをキリスト教に求めた,というような話があったと思うのですが,
川村先生は,
この点で,ヴァリニャーノは布教にあたって,「順応」していったことを挙げていました。
日本人に分かりやすいように,宣教師の階級も仏教の制度にのっとって,名づけられたそうです。

さらに面白いのは,
キリスト教のこんふらりあ(信徒組織)は浄土真宗の門徒組織・道場と似ていること,
そして,キリスト教の広まる時期は,本願寺勢力が権力者に弾圧され,衰える,または,変質する時期であることを
話されていました。

この点は,英雄たちの選択では話がありませんでしたが,
番組の最後に,川村先生の名前が出ていました。


家康がキリシタン弾圧へと向かった禁教令は,
大阪の秀頼勢力とのかかわりがあったという話には,へ~!と思いました。
(そういえば,「真田丸」でも,明石大登が「キリスト教さえ保護してくれれば」といったことを言っていましたね。)

明治の岩倉使節団の話
天正遣欧使節なんて,明治の日本人は知らないですよね。

今回の英雄たちの選択は,面白かったです。

コメント
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