ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

本の紹介(古文書関係)

2019-10-14 15:22:35 | 古文書
今日は,古文書関係の本を何冊か・・・。

高尾善希『やさしい古文書の読み方』日本実業出版社
「やさしい」とあるから,
初心者向けの丁寧に2,3の古文書の翻刻や解説がしてある本だと思って借りました。
が,何のなんの!
「第一章 古文書からのメッセージ」
珍しい信長自筆の感状からは,信長の「肉声」が聞こえます。
手垢がついた版本からは,
はじめは読み仮名しか読めなくても,
自然と漢字が読めるようになったであろう庶民の姿が見えてきます。
古文書は読めればいいのではありません。
図書館で借りた本だったのですが,購入しようと思ったけど,絶版。
この本に紹介されていた字典は1冊買おうと思います。
(中身は歴史博物館でチェック済)

ということで,
紹介されていた字典

林英夫監修『増訂 近世古文書解読字典』 柏書房
初心者向けです。
人によっては,文字数が少ないというかもしれません。
でも,
高校生の時,
英語の単語は『試単』(または,『でる単』:『試験に出る英単語』)を
丸覚えしようとしたように,(今はもうすっかり忘れた・・・。)
少なめのくずし字を丸覚えするのも,いいのではないか・・・!
と,買いました。
(ただし,まだ,調べるためには使いましたが,覚えていません。)

新井敦史『武士と大名の古文書入門』吉川弘文館発売 天野出版工房発行
古文書といえば,柏書房・・と勝手に思っていましたが,
これもわかりやすい!

でも,こっちの方が好きかも

佐藤孝之『よくわかる古文書教室』吉川弘文館発売 天野出版工房発行   


NHKのテキストは,「解読実践コース」にもなると,
初歩的な読み下し文や現代語訳がなくなってきます。
でも,私にはこれらがまだ必要です。

もちろん,「はじめての古文書」の復習をすればいいのですが,
冊子のようなテキストよりも,本の形が読みやすい。(持ちやすい?)

おでんちゃん(油井宏子『古文書はこんなに面白い』)は
時々思い出したように読んでいます。

PS.なぜか,このページを見る方が多いので,
(多いといっても,私のブログを見ている人は少ないので,
 その少ない中で比較的「多い」ですが)
10月30日追記しました。
以前読んだ本です。(2018年11月)

アダム カバット『妖怪草紙―くずし字入門』柏書房
くずし字の勉強をされている方にお薦めします。
わかりやすいし,妖怪のおはなし自体が面白いです。
ただ,かな文字が中心ですので,
「これを勉強したら,古文書が読める。」というわけにはいきません。
見越入道のファンになりました。

コメント
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