ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

本渡 章『古地図が語る大災害』

2018-05-28 07:22:03 | 日記 安政地震関連・本・古文書など
読書メーターより

関西の人間です。
大阪の詳しいことは分かりませんが,
付録の「大坂大津浪図」(嘉永7年/安政元年,東京大学総合図書館蔵)は
さすがに何とも言えない気持ちになりました。
水色は「水入」,津波で浸水したところ。
川の跡らしきところには,押し流された船が描かれています。
被災の模様を伝える文章も書きこまれていますが,そこには「前代未聞」とあります。
でも,本当は147年前にも地震・津波で大阪は大きな被害が出ています。(宝永地震)
「記憶が途絶えていたため,前代未聞と記されたのである。」(57ページ)



嘉永7(安政元)年は1854年です。
147をプラスすると・・・,
え?2001年?
今年は2018年ですよね?!?
宝永地震から嘉永7年の地震の年数を超えているってことですよね。
そんなことも考えずに,
嘉永7年の播磨を中心とする南海トラフ地震における庶民生活を調べようと思っている私は
・・・何なんでしょう?



PS.嘉永7年の南海トラフによる地震のあと,
1944年,1946年にも南海トラフによる地震があったのですね。
知りませんでした。
上の感想,失礼しました。(6月15日追記)
(石橋克彦『南海トラフ巨大地震 歴史・科学・社会』)
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