写真は「疱瘡絵」
疱瘡の見舞いの品として贈られたそうです。
(寛政2年~文化元年(1790~1804年)歌川国虎)
子どもたちの健康を願い,
元気な子どもの代表として,桃太郎が描かれています。
兵庫県立歴史博物館
特別企画展「絵そらごとの楽しみ― 江戸時代の絵画から ―」
で展示されていました。
と,ここまでは,2021-02-14に書いたものです。
今日書くのは,
日本医史学会島根大会 公開講座
鈴木則子氏「江戸の流行り病と人々のくらしー幕末の疱瘡と種痘導入をめぐってー」です。
登録不要の公開講座ですが,9月18日~23日まででした。
以前,朝日新聞に載っていたのを見ていたのに,すっかり忘れ,
思い出したのは最終日。
1時間余りの講演ですが,
きれいな画像でわかりやすく,
とても印象的でした。
メモしたことから,断片的に書きます。
・江戸時代,「胎毒」が疫気で誘発されて発病すると考えられていた。
・感染すれば,3割の子どもが死亡。3割があばたなどができる。(「疱瘡は見目定め」)
〈感染した子どもの親の日記史料と医者側から史料〉
〈幕末,牛種痘が輸入される。〉
思わず吹き出してしまったのは・・・
・万延元年(1860年)大坂除痘館が「牛痘接種済証明書」を発行
(最近,似たよう話を聞いたような(;^_^A )
・しかし,明治初年には,牛痘が1回接種から2回接種へ
そして,
・1980年,WHOが疱瘡の世界根絶宣言
なんと,ジェンナーから200年経過していた。
1回講義を聞いて,メモしただけなので,間違えていたらすみません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます