*当館が取り組んでいる、フードセラピーについてのご説明です。
1フードセラピーとは
心と体の健康は脳にとって良質な栄養素を採ることであり、「食は人を創る」との考え方に基づき、魚、肉、野菜などをバランスよく採り、体質に合ったおいしい食事で、心と体を癒すこと。
マクロビオティックや菜食などの極端に厳格な手法ではなく、良質な調味料への変更など、それぞれの日常生活の中で実行可能なことから改善を試みつつ、体質にあったよりよい食生活へとシフトしていくための試み。
2フードセラピーの効用
現代の社会生活において、加工食品や外食を全否定することは難しいが、その内容を理解することにより、利用の頻度や方法、食品の選択を考えるようになり、健康を良好に保つことにつながっていく。
3フードセラピーの手法
a) 塩、砂糖、オイルなど良質な調味料を使用する。
例えば、塩は粟國の塩・赤穂の塩、砂糖は黒糖・きび糖・白砂糖、オイルはオリーブオイル、菜の花オイルなどを使い分け、本葛粉、寒天なども利用するなど、見えない部分を大切にする。
b) 季節的に採るべき適切な素材を選ぶ。
c) 素材の取り合わせ、食べ合わせを吟味し、体に必要な要素を取り込み、不要な要素の代謝を促進する。
例えば山菜の時期には山菜に合う魚や肉を選び、バターなど、カロリーは高くても風味の良い素材をレモンや茸などと合わせることにより、カロリー吸収を抑える。
d) 独自に開発した特別な調理法により、野菜や果物は皮や種の旨みも活用するなど、素材の旨みや栄養をすべて生かし、滋養豊かになるよう心掛ける。
以上のポリシーに添った料理を、順序も考慮した上でコース料理としてご提供します。
体にとって心地よい食事を採ることにより、ご自身の体質を見つめ直し、少しでも健康的な生活を送っていただけるよう、ご要望によってフードカウンセリングも行っております。(夏季連休を除く)
なお、様々な要素により綿密に構成されたコース料理ですので、アレルギー等のご事情で、食材を一部変更する場合は、コース料理として、バランスにやや違和感が残る印象をお持ちになることもございます。ご了承くださいますようお願い申しあげます。