なぜか日本に末日聖徒イエス・キリスト教会に関連する研究者たちの存在が、相互に連絡し合ったり、研究会を開いたりなど、ある実体を伴った活動とか印刷物の形で目にとまるに至っていない。
もちろん、個人でモルモン研究に携わっている研究者が何人もいることは承知している。しかしその形は宗教やアメリカ関連の学会の一部として発表されたり、本の一部に章の一つとして掲載されたりする程度である。それは、教勢や日本における関心の度合いからいって自然なことである。問題は末日聖徒側に相当する研究者がほとんど皆無であることである。その理由はどこにあるのだろうか。 [「モルモン研究の新しい観点」オクラホマ大学出版 2013年]
ここで言う「モルモン研究」Mormon Studies とは、末日聖典や末日聖徒の教会史、各国における定着状況など宗教社会学的な分析等を指す。モルモニズムの運動を研究の対象として取り組むのであって、教会の信条や姿勢を擁護したり否定したりするものではない。従って、基本的に論調は 護教的でも反モル的でもない。アメリカのモルモン研究は割合い熱心な教会員が中心になって推進している。 [2019年モルモン研究・研究会、於クレアモント大学院大学]
日本の末日聖徒にモルモン研究に携わる人が少ない理由に、日本人の特性である「排他的同調性」があげられる。教会で説かれる正統的な教えや解釈から逸れると、排除されるか同調が求められるのである(半藤一利)。そのためであろうか、大学の教員など教育職にある教会員でモルモン研究を手掛ける人があまりいない。とにかく字義通り受け入れるか、教会から離れていくかに二分されてしまう。それで自分で考え、探求心旺盛な、自立精神にあふれた中間層が存在しないことになっている。
その結果、日本における末日聖徒の層は厚くならず、内部の教会員にとっても外部の研究者にとっても魅力に乏しい存在に留まる。あったとしても教会員の関心や研究の間口が広くなく、奥行きも深いものではない。英語の文献に精通している人があまりにも少ない。
参考
・当ブログ 2016.12.26 モルモン学(Mormon Studies)の近況
・同上 2009.07.08 モルモニズム研究の七つ道具 - - 推薦図書、定期刊行物、その他
こういう言葉を発せられるのは、NJさんご自身が「護教」「反モル」の二元論的視点から抜け切れていないからではないかと思います。
先日逝去されたマイケル・クイン氏を自分が影響を受けた人物だと公言されましたが、彼は破門されたとはいえ、最後まで末日聖徒を完全否定するような人物ではなかった。つまり誰もが安心して『モルモン研究者の一人』と位置付けることが可能な人物ですよね。
ではジェラルド・ターナー氏はいかがですか?私はこの人こそ多くの末日聖徒の目を開かせる活動を積極的に行った賞賛されるべきモルモン研究者の一人だと捉えています。
またFairMormonのような末日聖徒有志によるサイトはどうお考えですか?私はこのサイトは護教目的の情報と偏った考え方しか提供していない、モルモン研究とは呼べないと考えています。
モルモン研究を行うための公正な視点とは何でしょうね。私はハッキリ申し上げますと、末日聖徒イエス・キリスト教会が回復されたまことのキリスト教会とか、生ける予言者が絶えざる啓示を受けているとか、そういう教義への依存をすべて捨てるところから始まると思います。
でもそんなことを実際にできる末日聖徒はいません。理由はNJが指摘する「同調圧力」と言えばそうかもしれませんが、もっと具体的に言えば神殿推薦状でしょう。
このブログのコメント欄でも熱心に議論(口論?)が書き込まれていますが、結局、末日聖徒は『やっぱりモルモン教会は素晴らしい』と賛礼する以外のコメントは徹底して排除しようとします。20年以上前のLDS-Jの頃からちっとも変りませんね。『教会側にも非があるのでは』と言った素朴な疑問さえも許さない状態。
これではモルモン研究など到底できませんね。
NJが指摘する「同調圧力」と言えば
↓
NJさんが指摘する「排他的同調性」と言えば
それは定期的に(月1回くらい)、モルモンでない普通のキリスト教会に通うことです。
モルモン教会を客観的に捉える視点が出来てとても効果的です。実際に私がやったことだから保証します。
このブログの常連さんの中には他の教会の事情をまったく理解していないどころか、何の誇れるところもないのに上から目線で見下した発言をしたり、他宗派の教義や説教を部分的に切り取ってモルモン護教に利用したりする不遜な輩が一部おりますが、他の教会へ通ってみるとそういう行為がいかに失礼で恥知らずなことが身をもって理解できると思います。まぁあの人は元から性根が腐っているので無理かもですが。
と言ってもコロナ禍の現状では困難ですが、この状況が落ち着いたらモルモン研究を真面目に行いたい人は必ずすべきでしょう。
>とにかく字義通り受け入れるか、教会から離れていくかに二分されてしまう。それで自分で考え、探求心旺盛な、自立精神にあふれた中間層が存在しないことになっている。
これはですね、モルモン教会自体がそれを望んでいるじゃないですかね。下手に研究などされてややこしい事になるより、教会への精神依存に興味のなくなった人はさっさと出て行ってもらいたい、と。
日本では唯一無二の存在ですね。
しかし、言われみれば同調圧力ありますね。
科学技術の世界でもそうですが、こういった研究は主に大学が中心になってやってます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ミッション系大学
キリスト教大学は数あれど、末日聖徒系の大学は皆無ですからね。
BYUの研究論文も多いですね。
昔BYU日本校を誘致しようとした猛者がいたとかいないとか。
末日聖徒大学、BYU日本校を設立すべし!
協力者以外と多数集まると思います。
もちろんわたくしも。微力すぎますが。
モルモニズムに対するシャーロキアン的なこじつけを喜ぶ人しかいない中で、まともな研究などできるわけないですよ。
妄想ではなく現実を!
日本のモルモン会員はそれが出来ないから研究者などいるわけないのです。
たとえばモルモン教義にはおかしなところがある、矛盾があるって指摘されたら「攻撃されている」と感じるんじゃないですか? そして相手に対抗するために、モルモンは悪くない、間違っていないと反論を展開していくのではないですか?
それは護教ですよ。研究じゃない。
NJさんのこのブログにも紹介されているジャナ・リエスさんの最新刊。
The Twible
ツゥイブル??て発音するのでしょうか。
なにかと思えばTwitterとBibleの彼女の造語。
キャッチーですねwやられたわ〜。
まぁオムナイの様な一般ピープル末日聖徒は地道に本家研究者の書籍を時々読書習慣がんばります。
アマゾンKindle Unlimited会員ならは0円です!
はじめに 私は聖書が大好きです。
この先、私がミディアン人を皆殺しにした神に怒りをぶつけたり、
ダビデ王の家族がいかに機能不全に楽しみを見出しているかを
指摘したりするのを見て、私の気持ちを疑う人が出てくるかもし
れないので、今のうちに言っておきます。
確かに聖書には問題がありますが、それはいつも痴話喧嘩の文脈の中でのことです。
そして、私は聖書が気の利いたジョークを受け止めることができることを知っているほど、聖書を気に入っています。
あるいは、この本の場合は1,189個ものジョークがある。
始まりはこうだ。2009年の秋、南カリフォルニア(複数の奇妙な宗教的思想が生まれた場所)を旅行した際、私はある情報を得るためにホテルのナイトスタンドにある聖書を参照しました。
そのページをめくると、旧約聖書の稲妻のように、読んだことのない部分がたくさんあることに気がつきました。
当時の私は、エフォドとは何か、なぜ歴代誌では王のタブロイド紙の見出しが省略されているのか、同じ話がサムエル記第2章で語られていたときには、それがとてもセクシーだったことなどを語ることができませんでした。
ハバクク書については、全く分かりませんでした。
そこで、私はある実験をしてみることにしました。聖書の全巻を読んで、1日1章を140字以内にまとめ、ユーモアのあるコメントをつけてTwitterに投稿するのです。
そして、このTwible(聖書と韻を踏む)プロジェクトをコミュニティで行うことにしました。
多くの人がそうであるように、私も以前、聖書を隅々まで読もうと試みたことがありましたが、成功しませんでした。
しかし、ソーシャルメディアを通じて、聖書についてもっと知りたいと思っている人たちの読書コミュニティを発見しました。
どうやら、私も含めて、聖書を読ませるにはバーチャルな村が必要なようです。
リエス、ヤナ.The Twible . Kindle版.
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
同じ様にモルモニズム研究会のバーチャルな場が必要ですよね。
日本ではNJさんの聖書を原語を学ぶ会をはじめフェイスブックを中心に広がりつつあるのかもですが、まだまだですね。
こんな感じです。
モルモン書でも同じこと出来そうですよね。
ーーーー創世記ーーー
1:6日間の創造の後、神々は完全に消された。明日は休みだ。キーポイント:人間はとても良い存在です。♂と♀は神々のイメージ。
2:第2の創造の物語。神々は埃からアダムを作り、100%リサイクルされた環境に優しい素材を使う。エデンは良い。あの木を食べてはいけない。そう、あの木だ。
3: アダムとイブはソーシャルクライマー。永遠に生きるために、ザクロジュースの抗酸化物質を飲む。しかし、うまくいかず、神々は怒った。亡命。
4: アダムとイヴはセックスを楽しむが、子供が問題となる。カインは薬を忘れてアベルを殺してしまう。"私は兄弟の番人か?」と。アベルの代わりにセスが登場。痛い。
モルモン会員の言動にはある種の強迫観念じみたものを感じますね。コワイです。
ためになるもの、価値のあるものならすすんで読むはず、そうでないのは実はゴミだったと言うことです。