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5月下旬、末日聖徒イエス・キリスト教会の十二使徒クリストファーソン長老(69歳)が来日し、各地で特別な集会が開催される。(大阪は24日茨木ステークセンターで)。2008年4月使徒に召され、6年間その職にあって総大会毎に説教をしてこられたが、日本の教会員にはまだ新しく召された教会幹部という印象がある。
ユタ州アメリカンフォークで生まれ、アルゼンチンで伝道している。その時の伝道部長はリチャード・G・スコットであった。帰還後、BYUを卒業し、デューク大学で法学博士号を取得している。ワシントン D.C.など米国東部で弁護士として働き、キャサリン夫人との間に5人の子供がいる。
教会では監督(bishop)、ステーク会長、地域代表を務め、1993年春、七十人第一定員会の一員に召されて教会幹部となった。1998年にその会長会の一員になっている。幹部に召されて一時期教会の家族・歴史部門で幹部職員の地位にあり、ユダヤ人指導者と交渉に当たり、その結果教会は神殿の儀式を教会員の親族に限定し、ホロコースト犠牲者に及ばないようにする方針を採用している。
最近では、2013年9月24日、ブリガムヤング大学アイダホ校で行われたディボーショナル(「奨励」と訳せる )で、「預言者ジョセフ・スミス」について語り、その中の一節が注目された。「ジョセフ・スミス文書」全24巻刊行プロジェクトが進行中で、7巻が既刊であることに触れ、学生たちに次のように語った。
「私たちはジョセフ・スミス自身が認めなかった完全さを彼に求めないように注意しなければならない。彼は神の御手にあって働く器となるのに超人である必要はない。1844年4月、彼は「自分が完全であると言ったことはない。しかし、私が教えた啓示に誤りはない」と語っている。また、それに先立って「私は間違いをするが、それはそうせよと命じられてするのではなく、私がする間違いはほかの人と同様、人としての弱さからくるものである。過ちを犯すことなく生きる人はいない」とも言っていた。ジョセフ・スミスは様々な不利な条件にもかかわらず、神の召命に応えようとした、現世を生きる人の一人であった。注目すべきは人として落ち度があったことではなく、彼が使命を果たしたことである。彼がもたらした果実は否定できない、しかも間違いなくよいものであった。」(JSの引用は「教会歴史」5, 6巻より)
彼の話の特徴の一つは、注が多く厳密であること、時に専門的、そして「モルモン歴史学会」の学会誌に記事を投稿する(2004年春季)など学術的な側面があることをあげることができる。
クリストファーソン長老は比較的最近召された若い十二使徒で、教会を代表して発言したり、会見に応じるなど公的な場面に登場することが多い。優しく誠実で、立派な指導者であり、身内に同性愛者(gay)がいる*と伝えられる。
*身内の同性愛者というのは、弟のトム・クリストファーソンのことでカナダに伝道帰還後結婚したが長く続かず、現在男性のパートナーと米国東部に住んでいる。兄を含む家族は分け隔てなく彼を受け入れている。本人は7年前からコネチカット州のlds教会に通い始めている。”Gay Mormon shares his journey back to faith, awaits conference”(May 27, 2014 Salt Lake Tribune)
http://www2.byui.edu/Presentations/Transcripts/Devotionals/2013_9_24_Christofferson.htm
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2013/10/24 ウークトドルフ副管長の説教、教会内外で注目を集める 類似の方向からの説教として言及している
東京方面だと、クエンティン・L・クック長老(1940-)の特別集会ということですわぁぁ、何か紹介記事一筆お願いしますよぉぉ・・・・
「24日(土)13:00-17:00 吉祥寺 神権指導者会
25日(日)10:00-12:00 中野 臨時ステーク大会
25日(日)19:00-20:30 吉祥寺 ディボーショナル クック長老&リチャード・J・メインズ七十人
」ワードちらしより。
クエンティン クック 長老
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3+%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%AF+%E9%95%B7%E8%80%81&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt
や原則はすべて,どんなに広く信じられていようとも,将来必ず姿を消すことでしょう。また,主の言葉を不自然に解釈して,これらの理論や教えに一致させようとむなしい努力をする必要もありません。主の言葉は必ず成就します。しかし,これらの偽りの教義や理論はすべて無に帰するでしょう。ほかのすべてのものが滅びる中で,真理が,ただ真理だけが存続するのです
歴代大管長の教え ジョセフ・フィールディング・スミス 第10章 真理の探究より
欺かれるのは,真理に通じていない人であり,霊的な暗闇の中にいる人であり,福音の原則についての知識も理解も得ていない人です。そのような人は欺かれるでしょう。偽りの霊がわたしたちの中に入ってきても,光と闇を理解せず,見分けることができないのです。
同上 真理の探究より
十二使徒が来る理由、と言うか、その地に赴かなければならない事項は、そう多くはない、ただ、今回の場合、「新しい神殿が・・」とか「ステークが・・」と言ったうわさは耳に入っていない。もちろん、私のような一会員にそのような情報が入ってくる事は、無いのだが。
スケジュールとしては、二十四日13時からの指導者集会と18時からの一般集会(霊的なお話しの会)だけである。
最近は、衛星放送と言う便利なものが有って、お話しだけなら、わざわざ大阪までおいでくださらなくとも、ソルトレークから流せば済む話、おまけに、6月には、衛星放送のステーク大会が予定されている。
二十四日の一般集会には、大阪近隣から1000人規模の会員が出席する予定らしい。
信仰薄き豚には、「生十二使徒」に対する有り難味と言うのが、理解しがたいのですが?
衛星中継とライブとでは、何か御利益に違いが有るのでしょうか?
ただ、もし、その地に赴くことに何かの意味があるとすれば、それは、「聞く」と言うことかと思います。
十二使徒が、その地の実情を把握するために、訪れるのならそれなりに意味を持つも思うのですが。ただ話をするだけなら、私は、衛星放送で充分ですね。
失礼ながら、恐れ多くも十二使徒の方に注文を付けるとしたら、「会場に入りきれないほどの会員が集まり、霊的な集会が行われました」で終わってほしくないですね。
蛇足ですが、前回十二使徒が来られた時、会員の教会に対する時間の使い方等について、よい提言を話されていたのですが、その後、その提言は無視されたかのように、地元ではそのお話しの前と全く変わらない状況で・・・。
今回も期待しない方が賢明かもと思ってしまいます。
中央の指導者が耳を傾けるのも訪問の目的であれば、できるだけ多く地元会員の話を聞いてほしいと思います。
東京と違って、翌25日の日程を知らされていないですね。
24日って東京も大阪も同じ日するのですか???
ダブルドッキング