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タクシーの運転手が近くまで連れていってくれたものの、
見つけることができず、アンパン通りの東端にある中華メ
ソジスト教会に出席することにした。末日聖徒の教会が見
つからないので、他の宗派であっても礼拝に出ようと思っ
たわけである。

そこは古い教会堂で、扇風機が幾つも回る中で礼拝が行わ
れていた。小さな会衆で約5,60人の中華系マレーシア
人が集っていた。説教は中国語で英語に通訳されていた。
やや短い礼拝が終わったので、牧師に挨拶して少し言葉を
交わした。中国系の人たちだけが集まる教会で英語に訳し
ているのは若い世代向けであることがわかった。礼拝堂を
出てもう一度モルモン教会を探そうと出かけようとすると、
是非飲み物と食べ物を用意しているので食べていくように
熱心に誘われたので、少しお邪魔することにした。ジャス
ミン茶と葉っぱで包んだもち米のおむすびが用意されてい
て、おいしく一ついただいた。出席者たちは食事を囲んで
談笑していた。結びつきの強いコミュニテイの存在が感じ
られた。

そこにいた男性にモルモン教会の住所を見せると、その地
名を知っている、と紙にざっと地図を書いてくれた。バス
に乗って行ってみると、行き着くことができた。10時を回
っていたが聖餐会が始まったところであった。ざっと百人
が出席していて、いつも見かける他のモルモン教会の様子
と変わりはなかった。先ほどの教会と比べて、建物の内装
がモダンであること(冷房完備)、出席者の階層が中流以
上の感じであること、英語一色であること、夫婦宣教師を
含め白人の宣教師(4人)の存在、など大変対照的であった。
自分の所属する宗派であるが、司会をしていた支部長会の
指導者と挨拶した感じは、いつもの通りとは言え、先ほど
の中華教会の方が温かい熱烈歓迎を受けたような気がした
のであった。

モルモン教会の方は宣教師たちと4,5人のナイジェリア
の黒人がいたほかは、やはりほとんど中華系であった。マ
レー系がいないので聞いてみると、イスラム教徒であるマ
レー系の人を改宗することは法律で禁じられているので、
一人もいない、ということであった。

大勢の会員が集まっていて、活発な活動が行われている様
子であったが、ホテルの電話帖に教会の名前がなく、学会
で出会ったプロテスタントの女性はモルモン教会の名前す
ら知らないので、マレーシアではあまり知られていないマ
イノリティの存在なのではないか、と思われた。


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