イギリスは狩猟民族で、狩をブラッドスポーツとして来た国。
生計の糧だけではなく、貴族の娯楽や戦争の予行練習。
或いは毛皮とかのビジネスにも利用され、狼や熊や鹿 etc
多くの種が絶滅に追い込まれました。
日本人には理解しがたい歴史的狩猟文化ですが、こうして映像を見ると
規模が結構凄い。
馬も犬もこれは重労働で大変かも!
鈍臭い馬や犬はキツネ狩での事故や怪我も多かったらしいです。
勿論人間の怪我も。。。
しかしキツネの逃げ足の速いこと速いこと。
上手に賢く犬をまいているキツネも居ます。
ただこれだけの大群で責められたら、そりゃあ沢山のキツネが捕獲されて
しまったことでしょう 🦊 😭
まあ最初は農作物を喰いあらす害獣駆除目的だったらしいですが、
フォックスハンティングのブームで個体数が激減。
キツネの激減に応じて、今度はウサギが増えまくったとか。。
うさぎは馬を使わず、ビーグル犬と徒歩の人間での狩が行われました。
狩による自然生態系の崩壊ですね (・_・;
Fox Hunt (1914)
狩に使われていた犬の犬種は、主にビーグル犬を少し大型にしたような
イングリッシュ・フォックス・ハウンド。
臭覚が鋭く、スタミナがあって長い時間長距離を走れます。
キツネを追い詰め仕留めるのも彼らの役割です。
その間に怪我をする犬も多いそうですが、映像を見る限り犬自身
結構狩が好きで自らハンティングしているように見えますね。
馬はサラブレッドではなくハンター種と言われる種類が使われたそうです。
ハンティングは丘あり谷あり川あり、高い壁ありのリアル障害レースで
ヨーロッパで障害レースが盛んな訳だと妙に納得。
ご婦人方も普通に狩を楽しんでおられます。
お国の違いや歴史の違いを大きく感じた映像でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/6c/55f168a59d4bc942cb12f3ae363e5785.jpg)
写真は私のコレクションの1939年のアメリカのサタデーイブニングポスト誌
キツネ狩の様子を描いたPaul Bransom というアーティストの作品