さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御訪問者の皆様へ

ようこそ、いらっしゃいました♪ いつも御訪問頂きありがとうございます。 訳あってコメント欄閉じていますので、《おしゃべり広場》は閲覧のみとなっております。 本年もよろしくお願いします。

      

あとがき

2008年06月14日 20時00分00秒 | 思い出語り

大人も子供も彷徨っている現代に考えたい、
親子をテーマにした話です。
4月11日から始まった
『ピッカピッカの一年生♪』は、
第20話
で終了いたしました。
今まで読んで頂いた皆様方、
本当にありがとうございました。 

 

                    

  

あ と が き

 

この、『ピッカピッカの一年生♪』は、4月の入学式の様子をあちこち

見て回っているうち、急に思い立って書き初めて来たものです。 

途中、低学年だけで終わろうか・・と、思案していましたが、

やはり中途半端な気がして小学6年生までとしました。

 

 

よく、子供が親に心配をかけたくなかったから、なんて言葉を聞きます。

何を言ってんだって。他人ならいざしらず、

親の脛かじっているうちは生意気なこというんじゃないよ。

一杯心配かけさせて親を成長させないと苦労するのは自分だよ。

思うことどんどん言ってみようよ。親も子も・・・

いろんなことぶつけ合ってさ、傷つけられたら

 

傷ついたわっ。

 

って言おうよ。そしてあやまりゃいいやん。

親子だからできるって思わない?

親子でさ、そういう練習するのっていうのもいいな。

なあんてね。。。

なかなかできないかもしれないけど・・・

いいように前向きに考えていこうよ!

 

親子でさ!!

 

特に、この小学生としての6年間は、そういう期間だと思います。

 

 

 

親は親、子供は子供、いつまでたってもそれは変わらぬ絆。 

たとえ勘当したってつきまとう絆。

たとえ捨てたって、捨てられたってつきまとう絆

しっかりと受け継がれていってもらいたいものです。

 

 

 

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2008年6月14日(土)記

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ピッカピッカの一年生♪20

2008年06月13日 16時12分10秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!


我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、最終回、因縁 vs5☆両親、の話・・・ 

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                     

 

第20話 『 因縁 vs.5☆両親 』 

 

「こんばんは!帯です。今日はちょっとご報告にきたんですけど・・・ 

息子さんに聞いてもらえましたか・・?」

「こんばんは。さっき、今日帯君のおばちゃんが来るとは聞きました

けど・・、なんで?と言ったらはっきりいわないんですよ。

私も、看護婦してるもんですから、なかなか目が届かないところも 

ありますので、帰ってきたら必ず声掛けることにしているんですよ。」

「それは、いいことですね。」

「今日は何だか、様子がおかしいなとは思っていたんですけど・・・


 ・・・そりゃ、そうでしょうねぇ~どきっどきっしてると思うよ。

 ・・・後で親に怒られる~。なんてね。

 


 

 

M君の父親は、近所で開業医をしているらしかった。 

母親の方は、今は違う病院で働いている。

その為、子供への関わりに目が届かないという。

どうしても近くの父親へと何かの時には、連絡が

行くようになっているとのこと。 


【 運動靴事件の時 】

学校からの連絡のみで、私からはアクセスしなかった。

「M君のご両親には、誤っておいた方がいいですよ、と伝えました。」 

との先生からの言葉。連絡のあと、夜お詫びの電話があった。 


その時に、今までにも何度かあって・・というので、

私は自分の場合は

『ちゃんとお宅へ伺って叱られて謝るという、子供に苦い思いをさせている。』

という対処の仕方を教え、「お宅はどうですか?」と聞いてやった。。

「自分の子供にちゃんと教えてきましたか?」ーーーと。

  

 

 

そして、自転車事件のとき  

今回は、伝えなくてはならなかったので、私から行くという方法をとった。 

公園での一部始終を報告して後、母親が本人に確かめていた。

そして、ゆうちゃんの傷の心配を込めたお詫びと謝罪の言葉を聞いた。 

連絡ノートを作っているとのことだったが、細かいことや

自分が叱られたことなど書くはずないと思うから、やっぱり直接の

温かい言葉が、触れ合いが一番必要なのではないか・・・

もっとよく子供の話を聞くようにしたいですよね。というような話を

1時間ほどして帰ってきた。このとき父親はまだ帰っていなかった。

 

 

 

次の日曜日の朝、

M君の父親が菓子折りを持って子供と一緒に謝罪にきた。 

私は父親を目の前にして、M君に悟すように言った。

「今回は、まだ傷がすぐに治るものだったから、こんなに穏やかに話して 

いるけれど、これが手術しなければならないとか、車いすの生活にでも

なろうものならもっと君に向かって酷い言葉を言ったかも知れないね。 

もし死んでしまったとしたら、おばちゃんは謝りに来られても、扉を 

開けなかったかも知れないよ。もしかしたら大声で ”人殺し!”

って叫んだかも知れないね・・・ 親ってそういうものって思うのよね。


結局、親ってさ、自分の子供が一番かわいいのよ。君もそうだよ!

本当にお父さんとお母さんにありがとうって気持ち、大事にしないとね。」

 

 

 

 

 

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ピッカピッカの一年生♪【インデックス】

2008年06月11日 13時19分48秒 | 思い出語り

【インデックス】  

 

  【 目次 】   


『ピッカピッカの一年生♪1』第1話 ≪ランドセル≫

『ピッカピッカの一年生♪2』 第2話 ≪地震・雷・火事・おかん≫

『ピッカピッカの一年生♪3』 第3話 ≪まことくん≫

『ピッカピッカの一年生♪4』 第4話 ≪招かれざる、お友だち≫

『ピッカピッカの一年生♪5』 第5話 ≪ゆみちゃん≫

『ピッカピッカの一年生♪6』第6話 ≪マーくん≫

『ピッカピッカの一年生♪7』 第7話 ≪褒める教育≫

『ピッカピッカの一年生♪8』 第8話 ≪子供は大嘘つき!≫

『ピッカピッカの一年生♪9』 第9話 ≪折られた雨傘≫

『ピッカピッカの一年生♪10』第10話 ≪ぬれぎぬ≫

『ピッカピッカの一年生♪11』 第11話 ≪剣道への興味≫

『ピッカピッカの一年生♪12』 第12話 ≪剣道をめぐる子供と親達≫

『ピッカピッカの一年生♪13』 第13話 ≪馬鹿!≫  

『ピッカピッカの一年生♪14』 第14話 ≪習い事≫

 『ピッカピッカの一年生♪15』 第15話 ≪スイミングと万引き≫  

『ピッカピッカの一年生♪16』 第16話 ≪因縁vs1☆鉛筆≫

『ピッカピッカの一年生♪17』 第17話 ≪因縁vs.2☆運動靴≫

『ピッカピッカの一年生♪18』 第18話 ≪因縁vs.3☆自転車≫

『ピッカピッカの一年生♪19』 第19話 ≪因縁vs.4☆真相≫

『ピッカピッカの一年生♪20』 第20話 ≪因縁vs.5☆両親≫

 

≪ あとがき ≫  ---伝えたいメッセージーーー

 

 

 

2008年5月27日(火) 記

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ピッカピッカの一年生♪19

2008年06月09日 13時21分00秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!


我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、因縁 vs4☆真相、の話・・・ 

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                 

 

 

第19話 『 因縁 vs.4☆真相 』

  

「まだ、M君いてやんのん?」

「あ、誰か誘って来るって言ってたからもう一回来るはずやわ。」

「ちょっと君たち、一緒にきてくれるぅ?ほんで、

誰と誰がいたか、公園にいてたら教えてくれへんか?」 

   ・・・やはり、真相確かめずにはおられな~い!!

 

 

 

公園には、ゆうちゃん事件の目撃者が3人いた。 

まずその子たちにも様子を聞いてみたが、状況は間違いないようだった。

そこで、M君が何か言っていなかったかを聞いてみた。


”なんやねん。逃げるんか?”と言っていたように聞こえた。

「僕、止めとけ!いうて、止めてんけどな。」という子もいた。

そこへM君、登場!向こうの方からやってきた。 


私とゆうちゃんの顔を見て逃げなかったことだけは、よし!としよう。 

まずは、自分がやったこと、言ったことが事実か否かを問いただした。

そして、静止しているものと動いてるものへの力の受け方の違い、 

その挙句の危険度など予想できないこと、どんな大怪我に繋がるか、

それぐらい高学年だからもうわからないと、などなどの説教した。

それでどう思うか聞いてみた。・・・しばらくの沈黙の後言った。

 

「まさかあんなふうにこけるとは思ってなかったんや。」 

 ・・・ゆうちゃんが、どんくさいんじゃ~!とでも言いたいんかぃ?

  

冗談でちょっと蹴ってみたともいった。私は、もう一度、聞いた。

 

「それで?ゆうちゃんが怪我したのをみてどう思ったんか、

君の気持ちを教えてほしいねんけど・・?」

「えらい(=大変な)ことした。けがさせて悪かったと思ってる!」

 あ~、良かった!普通の子やん。。ひねくれてない。

 これで悪くないなんて言われたらどうしょうって思ったよ。

 

「じゃあ、自分のすべきこと解ってるやんね!」

「ゆうちゃん、けがさせてごめん!」 

 

  

 

「今日のことは、これだけの怪我したんだから君のご両親には伝えるよ。

子供のことは親に責任あるからね。そういうもんだと覚えておきなさい。

いいね!おばちゃんとゆうちゃん、そろって行かせてもらうから、お母さん 

たちびっくりさせたくなかったら、少しでも自分の口から先に伝えておいた

方がいいよ。・・・で、家どこか教えてもらいたいんやけど・・?」

 

 

 

 

 

 

 

次回、最終回へつづく。。。

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ピッカピッカの一年生♪18

2008年06月08日 16時18分11秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!


我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、因縁 vs3☆自転車、の話・・・

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                  

 

 

第18話 『 因縁 vs.3 ☆自転車 』

 

「お母さ~ん!自転車壊れた~~!」

「ど~~~したん?えらい怪我してるやん!!」

「ハンドルで胸も打った!ここ痛いねん!」

 

とゆうちゃんが、片方の肩甲骨の下らへんを押さえていた。

かなりの痛みと、悔しいのと驚きとで涙が溢れていたようだ。

見れば 肘から手の甲まで、ひどいすり傷が目立っていた。

さらに良く見れば、七分丈のズボンから露出している膝から少し

下までやはり、擦り傷があり、傷がえぐれた部分もあった。

ズボンをめくりあげると太腿まで擦り傷と打った後のような痕があった。

  

 ・・・うわ~~、これはひどいんじゃない!?

 ・・・どんなこけ方したんだよ~~~!! 

 

 

これはゆうちゃんが、5年生の夏休みに入って間もないころ

の話である。いつもなら、夕方暗くなるまで帰ってこないゆうちゃんが、 

日のあるうちに、友達に連れられて帰ってきたのだった。

友達に自転車置場へと直してもらったらしい。


私は付いてきてくれた二人の友達とゆうちゃんに何があったか聞いた。

最初は3~4人で遊んでいたのだが、途中からM君も来ることになったらしい。

その頃には、多少のいざこざがM君と会ったため、あまり遊ばなくなっていた。


また喧嘩にでもなったら嫌だと思って、「今日はもう帰るわ。」と言って

M君が来る前に帰ろうとしたようである。  (うん!賢明だな・・)

ちょうどそこへM君が来て、走り出したゆうちゃんの自転車を追いかけて 

自転車と直角に足で思いっきり蹴ってきたのだった。

 

ゆうちゃんはスピードが出始めていたので、バランスが取れず、はでに

ひっくり返って、自転車のハンドルが変な方向を向いたところへ

胸をうちつけたということだった。


 ・・・ え~~~、信じられな~~い!

 ・・・ 真相を知りたい・・・

 

 

 

 

 

 

つづく。。。

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ピッカピッカの一年生♪17

2008年06月04日 13時22分00秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!

我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、因縁 vs.2☆運動靴、の話・・・

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                     

 

第17話 『 因縁 vs.2☆運動靴 』

 

てっちゃん:「昨日さあ、公園で遊んでたらな、たっちゃんが来てさあ・・。」

まこと:「おお、知ってる知ってる。昨日の話やろ。。。」

K君:「アハハ、アホやん。あいつおもろかったなあ。」

ゆうちゃん:「なあなあ、てっちゃん!それからどうしたん?」

てっちゃん:「えーとなあ、ぼく・・・」

 

その時、

ヒューン!! ガッツン。。。ドサッ!

凄い勢いでゆうちゃんの顔面めがけて、何かが飛んできたのである。

そして、黒板に当たって床へと落ちたのだった。

 

 

小学校での休み時間のことだった。

何人かでより集まって、昨日の話題で盛り上がっていた時だった。

ちょうど、黒板近くの教卓台付近で、ふざけながらおしゃべりをしていた

ゆうちゃんが、話の先を聞こうと、てっちゃんの肩を揺り動かした時

だったらしい。突然のことに何が起こったのか皆、唖然としていたようだ。

見れば、かなり底の分厚いまだ新しそうな運動靴だった。

 

ゆうちゃん:「あれっ?痛っ~あ!」

まこと:「誰やあ!!こんなもん投げるやつは!!」

てっちゃん:「怪我してるやん!大丈夫か?・・」

そのまま保健室へと行って、担任に伝わり問題となった。

 

 

私は、ゆうちゃんが怪我をしたと担任のA先生から呼び出しを受けた。

すぐに学校へ向かった私は、保健室から予備の教室へと案内されて

中へ入った時、重い空気の漂う異様な光景に少し驚いた。

女性の担任の先生だったのだが、M君の胸ぐらを掴んでいまにも

殴りかかろうか、というような状況だった。

「本当に申し訳ありません。大事な息子さんにお怪我、させてしまいまして。」

私に気付くとすぐにA先生が詫びの言葉を言った。

私は教室へと入ったとき、すでにチラッとゆうちゃんの姿を確認していた。

どんな怪我かと気になっていたのだが、見た感じではたいしたこと

なさそうだったので、内心ホッとしたものの、正直言って困っていた。

ーーー  なんだか、大げさなことになってるなあ・・・どうしょうか・・・


A担任:「先ほどM君のご両親へ今すぐに来てくださいとお願いしたんですが、

お父さんは近くでお医者様なさってはるんですが、すぐには来られないし、

お母さんも当人に連絡がつかない状況でして・・・

今、本人から理由を聞いていて注意していたところです。」

 

M君の言い分はこうだった。

かなり遠く離れた所にいたM君は、ゆうちゃんがてっちゃんの

肩を揺らしているところを目撃したにすぎなかったのだった。

その場面だけを見て、てっちゃんが嫌がってるのにゆうちゃんが

肩を揺らして嫌がらせをしている・・・そう思ったので、自分が

履いていた運動靴をゆうちゃんめがけて投げた、というのである。

 

 

そのまま信じればだが、彼は彼なりの正義感から出たものだろうか・・

私はM君をそのまま信じてあげることにした。

しかし、靴を投げるのは絶対に悪いことである。ここだけは注意すべき!!

危ないものでなくても凶器になるものがあるということ知らなくてはならない。

人に向かって物を投げるものではない。当たりどころが悪ければ、

死ぬこともあるんだということ、今回の場合は失明の可能性も。

周りにも人がいたから失敗すれば関係ない人にも迷惑がかかる。

自分の思いだけで正義と決めつけてはならない。

事実を知ることが大切なのである。

私はこれだけのことを、本当に柔らかく言葉にして伝えたように思う。

あとで、振り返れば、これ以後、物を投げることだけはしなくなった。

ちゃんと想いが伝わっていたんだと思う。
 



「ふ~ん!凄いやん!自分が助けてあげようと思ったんだね。

優しいところあるやんか!そこは君のいいとこだったね。」

「あ、でも、てっちゃんに聞いたら全然嫌がってなかったよって言ってたね。

ほらっ、こういうこともあるんだよ。事実を知るって大切だよ。」

 

 

 

 

 

 

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ピッカピッカの一年生♪16

2008年06月02日 16時43分00秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!

我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、因縁 vs1☆鉛筆、の話・・・

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                          

 

第16話 『 因縁 vs.1☆鉛筆

 

 「どしたん?この黒い芯みたいなん、なに~?」


見れば黒い削げのようなものがゆうちゃんの右手の甲にあった。

昨日は気ずかなかったが、あったっけ?

不思議に思ってもう一度訪ねてみた。

「解った!公園の木を触りながら帰って来たな~。

ほんで、そげ刺さったんやろう?」

「ちゃうわ~!そんなアホなことせえへんわ~。

 
ーーーほお~、ちょっ~と成長したやん!


・・・今日なあ、・・・鉛筆で突つかれてん。」

「え~!何、それ~?何があったん?」


ーーーちょっと聞きずてならぬ話やん!

 

 

この話は、少~し大きくなった3年生の時の話。

ちょうど二年ごとのクラス替えが終わって、そろそろ友達のグループ

なども出来上がってきていた頃の話である。

まことくんとは3・4年生の時同じクラスになった。

そして、まことくんと友達だったある一人の男の子(M君としておく)

とも、同じクラスになった。このMくんは、

中学に入るまで様々な問題を起こしてくれたのだが。。。。。

ゆうちゃんにとっては、大変な思い出となっていくのである。

もしも、ゆうちゃんがこのとき、親に何も言えずにいたら・・・

また、私が忙しいとかまわずにいたら・・・

自然と ”いじめ”というものに繋がっていってしまっただろうと思う。

 

 

それは、ほんの些細なことから始まったのである。

「ちょっと鉛筆、貸してな!」


M君が、ゆうちゃんの筆箱の鉛筆をみて言ったらしい。

ゆうちゃんは、自分が使う分しか持っていなかったので

「あかん!余分にもってないねん。僕尖ったやつ使いたいし・・」


といったそうだ。すると、M君は


「なんやねん、けち~!! こんなもんこうしたるわ。。」



と、一本の尖がった鉛筆を筆箱から取って手に持ち、

鉛筆の芯を折ろうとしたのか、筆箱に向かって振りかざそうとした。


「あ、痛っあ~~~!」

ゆうちゃんは筆箱がサラも同然だったので、咄嗟に、守ろうとして

手が出たらしい。そのときに刺さったものだった。

 

 

 

「先生がM君に、ちゃんと謝らしてくれはってん。」

「そうか。しゃーけどそんなもん触りまわして、

物を壊すって、ちょっと怖い子やなあ・・」

 

この時はそんなに痛くもなかったらしく、

担任のA先生も怒ってくれたというし、まあいいか!!

と、些細な喧嘩と一掃していたのである。

 

 

 

 

 

 

【インデックス】へ       つづく。。。

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ピッカピッカの一年生♪15

2008年05月29日 17時13分00秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾! 

我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

 今は、スイミングと万引きの話・・・ 

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。 

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                   

     

 

第15話 『 スイミングと万引き 』
 

ジリリリりり~ン!!    

ある日の夕方の話、一本の電話がかかってきた。

「帯さんのお宅でございますか?」

「はい、そうですが・・・」

「こちら、スイミングスクールのものですが、子供さんのことでちょっと

来て頂きたいのですが・・・、ちょっと困ったことになっていまして。」


 

スクールの方へ行ってみると、ちょっと近くのコンビニなんですけど

と、コーチが当時まだ開店して間もない店へと案内してくれました。

後はそちらの店の方と話して下さい。とコーチは帰られました。

そこに店長さんらしき人がゆうちゃんと一緒に座っていました。

「実は、え・・と、先にビデオを見てもらいましょうか。」

と見せてもらうと、ゆうちゃんがお菓子の棚の前で何やらじっくり眺めて

どれにしようかなと探しているようでした。そして決まったかと思うと

ボストンバッグのジッパーを開けて入れていました。開けたままだと

何とか説明もできたのですが、ジッパーを閉めてしまいました。

好きなのを選べてほっとしたのでしょう。

 

 

私は見たとたん、しまった!と思いました。コンビニには当時、

籠を置いているところが少なかったのです。というより普段大量の

品物をコンビニで買うことはまずなかったですから、コンビニの

買い物の仕方は手で持つことでした。

しかし、このときのゆうちゃんは、バッグを持っていたのです。

そして、まだジュースを持っていませんでした。たぶんそのあと

選んで一緒にお金を払うつもりだった・・・はず。

それがすぐに私には解りました。

すぐさま、”李下に冠を正さず” 漢文でならった言葉が浮かびました。

「スイミングの鞄を持ってたし、いつも逃げられるのでビデオで見た

とたん捕まえさせて頂きました。逃げられてはやばいですから。

でもこの子は初めて見たいなので、警察へは言わんでもいいかなと、

注意をしてもらうようスイミングの方に言いました。」

私はこのとき、万引きに見える場面を見てしまって、

これはまずかったなと、誤解といっても信じるようなひとではないな。

と素直に誤ってしまいました。

でも、よくよく考えたらお金を払わず店の 外に出たら 

万引きと確定されることを、気が動転して忘れていました。

今でもこの対処の仕方には自信がもてていません。

 

 

「他人から疑われるようなことは、初めからしないほうが良いんだよ。

次からは気をつけようね。お金払うときにジッパーを開けるようにしたら

いいね。ゆうちゃん、お母さんは解ってるからね。大丈夫だよ。  

 

 

幼い子供の場合、ちょっとうっかり忘れることもあるってこと、こどもの

ことを思って頂けるなら、頭の隅にでも置いといてほしいなあと思います。

見つけたならお店の方は少し注意をしてあげてほしいと思います。

「きみ~、お金払うのん忘れてへんか~?」ぐらいの愛嬌をもって

教えてあげて欲しいものです。

 

 

 

つづく。。。

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ピッカピッカの一年生♪14

2008年05月28日 22時14分34秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!


我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、習い事の話・・・

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

                 

 

 

第14話  『 習い事 』

 

「ハ~イ、ボードを持って足をバタバタさせてみましょう。」

「そうそう、上手ね~、もっと元気よく!」

「次は、さんっていったら息を止めてね~。」

「じゃあ、息を思いっきり吸って~、いくよ~いち~、に~のさんっ、とめてぇ!!」

 

ーーー うわっ!ま~た泣いちゃったよお兄ちゃん!

 

 

習い事はまずはじめにスイミングに行かせました。

スイミングは、小学校からは授業の一環としてあるので、できないと

勉強にまで差し支えが出る(=勉強の時間が減る)から、絶対必要と

考えていました。これは私が泳げないことに関係しています。

私が教えることができないことなので、しっかりと基礎からちゃんと

習う方がいいと思ったのです。

 

そして、マーくんが三歳のころからスイミングを習い出したときは、

ゆうちゃんは、私と一緒に眺めていたものでした。

マーくんは潜ることができませんでした。それで嫌がるようになったことが

あります。どちらかというと、時間がかかる子でした。何度かなだめ

ながら、時にはご褒美をちらつかせながら、このときはあまり良い

方法ではないなと思いつつ、連れて行ったこともありました。

 

でも、小学5年生のとき市営プールのコーチをしている親御さんに 

夏休みのプールで奇麗なフォームと褒められたことがあり、そして

体育の時間にも先生に見本として泳がされたことがありました。

その夏、マーくんは何を思ったのか、私に向かって真剣に、

 

「お母さんありがとう! 

僕スイミング続けててよかったわ。」

 

と言ってくれたのが凄く心に残っています。

 



つづく。。。

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ピッカピッカの一年生♪13

2008年05月21日 20時47分00秒 | 思い出語り

帯ちゃんシリーズ 第二弾!


我が家の息子たちが、小学生のころの思い出語りです。

今は、馬鹿!と言われた時の話・・・

子育て中の皆様の参考にでもなれば・・嬉しいです。 

そうでない方は、どうぞ笑ってやって下さい。

”笑う門には福来たる” ・・・なあんてね。

 

 

第13話 『 馬鹿! 』

 

「ねぇねぇ、お母さん! お兄ちゃんが僕に、馬鹿!っていいよんねん!」

「ふ~ん。どんな時言われたん?」

「算数の計算でけへん時とかぁ、ゲームでけへんかった時とかぁ・・・」


「じゃあ、聞くけど、ゆうちゃんはお兄ちゃんより賢いと思うのん?」

「・・・・・」

「お兄ちゃんはゆうちゃんより2歳分いろいろなこと知ってるやんか。

だからそれだけ偉いなあって思へんか?」

「う・・・ん!」

「ホントのこと言われたら、怒る必要ないで。

”そうや!ぼく馬鹿やねん!羨ましいかったら真似してみぃ~!” 

ってね、笑いとばしたったらいいねん。皆、笑ってくれるで~!」


「まことやゆみちゃんもいうときあるでー。」

「まこと君って昆虫のことよ~く知ってるよね。ゆうちゃん知ってるか?」

「・・・・・」

  

「ゆみちゃんは野菜よく知ってるし、童話とかのお話できるやろ。」

「・・・・・」

 

「さあ、ゆうちゃんは何が一番自慢できるかな・・?」

 

 

どんな子供も自分の得意なことはあるものです。

自分より年上の人は当然ですが、同い年の子供たちでもすべて

同じでないものを持っているということを解かってもらうための、

自分の気持ちのほぐし方の一つの方法でした。少々のマイナス面

なことを言われてもすぐに切れない子にするためでした。

 

あくまでもこれはゆうちゃんにとっての方法です。

 

兄のマーくんには、できない方法でした。

その子の性格・物の捉え方・普段の生活態度からやってみたものでした。

 

そうです・・・

ゆうちゃんは普段から人を笑わせるのが好きだったのです。

 

 

ゆうちゃんも夏休みが過ぎたころ、

自分の得意とするものが見つかったようです。

彼は、剣道で、実力をメキメキ発揮し出してきました。

低学年の子の中では、1・2位を争うように上達していました。

低学年の部は3・4年生対象でしたが、2年生の5月、他校においての

剣道大会の個人戦に出てみれば?と言われ、出場させてもらいました。

 

その日、39度の熱にもかかわらず、準優勝してしまいました。

あ、酷い親と思わないでくださいね。薬飲んだら平熱になってたし、

それに、負けたらすぐに帰ることになってたんですから・・・

 



つづく。。。

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