さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御訪問者の皆様へ

ようこそ、いらっしゃいました♪ いつも御訪問頂きありがとうございます。 訳あってコメント欄閉じていますので、《おしゃべり広場》は閲覧のみとなっております。 本年もよろしくお願いします。

      

ブランチブロック

2011年06月27日 12時10分30秒 | 環境・科学・生活

夢の扉NEXT DOOR”  (2011.6.26 放送分より)
      (↑動画中の下の動画をクリックしてみてくださいね) 

革命的ブロックで“最強の壁”を作る

 

造園家  吉村 隆顕(68歳)

  (有)吉工園  山口県美弥市

石積みの魅力に惹かれて40年。
石は丈夫・・・4000年も5000年もどうにもなっていない。
石積みこそ未来に残すべき文化、石積みの技を守りたいという一念で
たった一人で開発に10年以上もかけた革命的ブロック。

≪ブランチブロック≫

蜂の巣のように組まれたブロックの中に自然な石を積むことで災害に強い壁となる。

日本古来の石積み技術を独特の形をしたブロックと組み合わせ現代に蘇らせた。

 

城の石垣にも使われていた技術。
現代版に必要なものはより強い強度。

ヒントは自然の中にあったという。
植物の根が大地を抱え込みより強くする。

「自然は自然を持って制する」

という強い彼の信念が大地に根を張るブロックへと繋がっていった。

 

割り箸模型から始まり、鉄パイプの試作品、
重機がその上を通ってもどうにもなっていなかったことに強度を確信。
会社の敷地内にブランチブロックのためだけの工場を建てたという。
1個40~50万円もの金型を作ったが失敗だったり、コンクリートを
入れたまま外せなかったりというバカなこともあったと笑っていた。
給料を払えなくて困ったこともあったらしいが、
従業員はみんな社長を信じてついてきたという。

「どうしてもやめられない成功させるまでは!止まったら終わりだから。」


長さ70m、高さ4mの壁をわずか1週間で築くことができる。
コンクリートだと基礎工事だけで1週間かかる。災害にも強い。

石積みの強さの秘密は隙間・・・内に溜まった水を外へ流す

 基礎工事不要・・・下へ石をかましていくから1段目が普通の基礎と同じような役割。
        ブロックの前側に大きな石を積み(後ろは下を向いているので
        抜けない)、その後ろを小さな石で埋める。

 

この現代版石積みブロックの強度計算した土木建築工業科の教授はいう。

「予想以上に強かった。温故知新というんですかね。
 我々は石積みを少し勉強した方がいいかなと。」

護岸・・・表面が凹凸のブランチブロックは、増水時、川の流れを遅くする
    ので岸が壊れるのを防ぐ役割も持つ=護岸にも向いている

緑化・・・時が経てば石の隙間から草木が生え、自然に復帰する

工期が短くて災害に強い、その上、自然に優しい。
しかし、新しいものは誰も寄り付かなかったらしい。
特に日本は酷かったが、こつこつと実績を積み上げ、
きっと大きな仕事がくると頑張ってきたとのこと。

☆兵庫県豊岡市の川は、魚が他よりも3~4倍も住みつくようになった。
 コウノトリも多く来た。濁流にも無傷だった。

☆そして2010年、
 台風による土石流被害が最も酷かった台湾・来吉(ライチ)村での着工。
 一刻も早くという思いから日本から金型を運び現地で生産。
 土石流で流れてきた石をそのまま使用。
    着工期間   8ヶ月
    高さ       8m
    全長        840m
台湾を機に、ブランチブロックはアジアで広まってきている。

 

 

「自然の石を上手く使うということは、21世紀の大きな宝ですと私は考えています。」

「これからの一年は今までの5年10年に値するかもしれない。」

そういう吉村氏は今、日本の被災地での依頼を受け、技術を生かそうとしている。
そして、瓦礫と化したコンクリートを見てつぶやく。

瓦礫は被災地を守る石積み代わりに使える!
・・と。

っぱり、自然の力って凄い!
恐ろしく牙をむくときもあるけど、修復方法もまたその中に隠されている。
あまりにも当たり前すぎてありのまま過ぎて気がつかないのかもしれないけれど、

またまだまだ沢山のヒントが私たちを包む大自然の中に隠れているのだろうと思う。

この残っている自然を壊さないで欲しいと改めて思った。
そして、このブランチブロックのように、再び自然に還るものならば
できるかぎりはそうして欲しいと願う。

 




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仏教の話 ☆ 番外編 ≪我想≫

2011年06月24日 16時32分00秒 | 神・仏教・民俗の話

≪これは本の紹介ではなく私の勉強の一つと思ってくださいね≫

 


最近、

瀬戸内寂聴さんの「五十からでも遅くない」っていう本を読んだ。
彼女は51歳で出家したという。

 

実は宗教がらみの本は興味が沸かなく、
というより嫌いが勝っていて読む気がしなかったのである。
しかし、この一年ほど少しづつ仏教を勉強し始めたのは、
嫁ぎ先の宗教が違うので何れ見守って行かなければならぬ仏壇の
ために、一応知っておこうということからの始まりだった。

勉強すればするほど、思っていた本来の釈迦仏教とは違うものへと
成長(?)=葬儀仏教=日本人が得意とする日本化独自のものになって
しまっていたことにも驚いたが、今また、瀬戸内寂聴さんの本からも
はっきりと、親・妻子は慈悲をかける他人の仲間には含んでいない
(私にはそういってるようにしか思えなかった)
ということがわかって、やはりそうだったのかと落胆した。

どおりで、親を一番に考える儒教国、韓国には根付かなかったわけだ。

 

それに、なぜか俗世を経験してから出家なさる方々は、
様々な煩悩に悩み人生に悩み、死ぬほど悩みぬいた結果、
死ぬか、仏道に入って人のために生きるかを考えるらしい。。。
しかも、人から指を指されるようなことをも経験なさってきた方が多いのです。

釈尊しかり、一遍上人しかり、親鸞聖人しかり。。。

寂聴さんもそうだったようだ。
だから、昔は故郷や実家には帰れなかった時代があったが
当時と今と考えは根本的には全く変わっていないのに、
今はどうぞ来てください、ありがとう、と喜ばれる、
おかしなものだとおっしゃっている。

 

そして出家するということは、全てを捨てなければならない。
人のために慈悲を持てというのが仏教だと思っていた私は驚愕した。

親・妻・子は他人ではないから捨てよ!・・・なのである。

昔の私は、捨てるのは煩悩の全てと思っていたのだったが、
勉強してからはココのところにどうしても嫌悪感が生じてしまうのだった。
全て・・つまり家族(親・妻子)や兄弟までもなのだ。

人間界からしてみれば、親を捨てるとはなんという非業だろう!
今の高齢化社会でそんなことを全ての人間がすれば大変である。

注意しておくが、全てを捨てるというのは出家する(仏道に入る)人で
あるからして、私たち人間は凡夫だから、それとは関係なく家族を大事
にするのが普通なのだと教わってきたはずある。


今では妻帯するのは跡継ぎのために許されることとなっているところが多い。
妻帯の僧の先駆けである親鸞聖人に私は惹かれる。
聖人の本当の良さは人間としての僧のあり方を示されたことだろう。
世の常に合わせながらに変化するのは、最初はいつも異端者なのである。

 

  

私の持論、「神も仏も人間が創ったものである」

つまり、自分自身の心の持ち方一つなのである。

この本を読んだ後も それは変わらない!! 

 

 

 

関連ブログ、私の過去ログはこちら→ 『私の中の神仏』2009年9月30日.記

 


  

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サラダガレット

2011年06月14日 20時20分00秒 | ゆうちゃん用レシピ

パピーさんのブログで見つけたサラダガレット!
興味津々でチャレンジしてみました。


パピーさんのブログはこちら
↓↓
ランチ日記「生ハムとチーズのサラダガレット」 
 
     

 

ガレット

ガレット=そばの生地(塩味)

クレープ=小麦の生地(甘味)

「ガレット」の詳しい情報は→ こちら
            (右側の「ガレットとクレープ」をクリックしてみてね)

 

≪ 材料 (4枚分)≫

そば粉    60g
卵       1個
調整豆乳  200ml   
塩      少々


( トッピング用材料 )

とろけるチーズ、生ハム、
フリルレタス、トマト、オニオンスライス
サラダビーンズ、キューリ、きのこなど

       

 

≪ 作り方 ≫

①そば粉と卵と塩をまぜて、
豆乳を少しずつ入れてよく混ぜる。
  

②フライパンを熱し生地を焼く。
   

③ひっくりかえして端を折ってチーズをおく。

今回、ピザ用チーズを中において
小さいガレットでふたをしてみました。
(温かいうちに食べれないのでチーズが乾燥しないように)


トッピング用野菜を盛ってできあがり。
端をもう少し小さくした方がよかったね。
(ガレットが見えない・・)


ツナ&ビーンズが残っていたのでちらしてみました。
今日はコールスロードレッシングで。。

ビールと一緒に戴きました。
とっても美味しかったで~す♪

 

 

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世界初 お湯を沸かしながら充電!

2011年06月13日 15時39分39秒 | 環境・科学・生活

株式会社TES ニューエナジー

 

朝のTVでまた面白いものやっていた。

面白い・・ やっぱり大阪の会社かぁ~♪

お湯を沸かしながら携帯電話に充電できる!

発電鍋

 というものらしい。世界初だって!

産業界で創出される熱の66%は、

有効活用されることなく廃熱として捨てられている。

 その廃熱を利用して発電しようという画期的なもの。

 

緊急時の携帯電話充電に
・お湯を沸かしながら、調理しながらUSB充電できます 。
・USB対応でi-Phoneを始め、殆どの携帯電話に対応しています。
・USBポートに差し込んで動く機器はこの鍋で動かせます。

詳しくはこちら → 株式会社TBSニューエナジー製品紹介



 

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御所(ごせ)・御森(みむろ)≪地名由来≫

2011年06月07日 11時20分20秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

  【御所(ごせ)・御森(みむろ)】

 

 『紀氏家牒』に見える里名
  「葛城県」・・・葛城里・玉出里・博多里・賀茂里・
           長柄里・豊浦里・室里・五処里

 

「御所(ごせ)」
 中心地は「鴨都波(かもつば)」の弥生遺跡。
 伝説として孝安昭天皇掖上池心宮にちなむ御所説があるが、
 御所(宮都)の所在した場所ではない。

 飛鳥に都が置かれる以前に勢力のあった葛城氏と鴨氏の本拠地。
  

  「三室(みむろ)」=「御室(ミムロ)」
  ミムロ=御森(みもり)の義、「神森(かみもり)」である。
  カミモリの転訛(カミノモリの母・子音脱落)が、
  カミノリ→ カミナリ→ カミナミ(カンナビ)となり「雷(カミ)」と書き
  明日香村の大字雷(訓読してイカツチ)となったものか。
  同大字小字「上ノ山」は「カミノヤマ」の意か。
  カミナリーカミナミは「神奈備」と同義語だろうと思われる。
  

 葛城の鴨都波神社には、今も「三室(みむろ)」の地名が残る。
 先日、この地域から三角縁神獣鏡などが出土し、早くから
 古代文化の開けた地域であった。

 

『紀氏家牒』の「五処里」の地名は、
「神森」→「御森」→「三室」のことで、このミモリの「御諸(みもろ)」を音読し、
「五処(ごしょ)」→五所(ごしょ)→御所(ごせ)に転じたものか。

 

なお、神奈備(カンナミ)ー神南(カンナミ)と書き、ジンナンと音読した。
斑鳩町には「神南」(ジンナン)の村名があって、中世には
「コウナン」と称し、同地「三室(みむろ)山」が有名である。

 

 

  『地名伝承学』 池田 末則:著参照

 

 【御所市の豆知識】

・江戸時代、“大和の売薬”で知られ、有名な家庭常備薬の製造
や行商に携わるものが多かった。
・十八世紀中頃、書家浅野新七(あさのしんしち)が考案した
“大和絣”の伝統を受け継いだメリヤス工業がある。
・皇居名として呼称された掖上(わきのかみ)は、JR和歌山線の
駅名に、室(むろ)は町名として残る。

・現在市内には今城(いまんじょう)、稲宿(いなんど)、五百家(いうか)、
多田(おいだ)、櫛羅(くじら)、蛇穴(さらぎ)、高天(たかま)、
奉膳(ぶんぜ)、重阪(へいさか)など難読地名が残っている。

 

  『生き残る上方の地名』 本間 信治:著参照

 

 

 

 

 


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これって意味あるの?

2011年06月03日 12時52分00秒 | 日記

民主、賛成2人 小沢一郎元代表ら計33人は欠席・棄権(産経新聞) 06月03日 08:00 

 

 

「頑張ろう日本!」

と未曾有の災害に心合わせてきた日本!

 

だが、復興・支援に協力するといっておきながら

「菅総理でなければ、協力するんです。」

「リーダーさえ変われば復興支援が進むんです。」

そんなこといってる議員さんの声が。。。

結果はどうだ。

今にも投票しそうな賛成論者が欠席・棄権多数!

 

ようするに、今の時点では誰がなっても同じだと

皆が思っているのは確かだろうと言うこと。

「私ならできる!任せてくれ!」 

と立候補する人がいないくせに何考えてるの?

協力を惜しまないと言っておきながら、実際には自分からも薦んで

来ようともしない者たちに誰が大事な仕事を任せられるというのだろう?

上からの命令が降りてこない限りやらないお役所仕事、

こんな非常事態だというのに・・・

どうにかしてよ!っていう国民の叫びがわからないの?

 

政権を変えろっていってるんじゃあないって!

みんなで協力しろよ~!

 ってこと。。。

 

 

 

たとえば、

誰か、被災者の義援金を一刻も早く渡せるように協力する、

 というようなことを、日本赤十字社に乗り込んで行ったのだろうか?

私たちはすぐにでも被災者本人方々へ届くようにと、

ありったけの思いを込めて義援金を送り続けているというのに・・・

未だに届いていないなんて、信じられない!

まあ、いろいろ事情はあるのでしょうが・・・

そこをなんとかできるのが政府だと思うんだけどなあ。

 

 

 

こんなつまらない無意味な投票などに行く時間はあるのに、

なぜ、被災地の復興をと一致団結する時間を作らないのか?

今走り回っているのは、本当に心から支援をと願っている民間

の、あるいは被災した当事者たちではないだろうか。

自分の会社で、アイデアでできる今すぐの支援を探りながら支援

しているんだという話を良く聞く。

・・だっていつまでたっても行政は動かないんだもん・・

 

 

総理がいろいろ忙しくてできないなら、サポートしてアイデアだして

「私に任せてくれ」と願い出る果敢な政治家はいないのだろうか?

そんなことは無理だと最初からあきらめてる者ばかり。

もちろん、実際に復興に真剣に携わっておられる政治家さんも

いらっしゃるとは思いますが。。。

そんなことは大々的なニュースにもならないものなのね。

 

 

  ↓ 思ったとおりの記事が・・・ 

菅首相はレームダックに、英紙 (フィナンシャル・タイムズ 2日発)
  (2011年06月03日 10時00分翻訳gooニュース)

 

 

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二字化地名

2011年06月01日 16時05分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

≪地名は無形の考古学的遺物(無形遺産)≫

『古語拾遺』の序
  「けだし聞く、上古の世、未だ文字有らず、貴賤老少、
   口々に相伝え、前言往行、存して忘れず」

『古史通』(新井白石)
  「地名は上古の語言をありしまゝに伝えるもの」

日本に文字が伝えられる以前にすでに地名は、自然発生的に
誰かが必ず人々に先立って選択し命名を試みていた。
しかし、地名は今に息ずく古代語の化石では有るが、自然に転訛
するばかりでなく、好字・二字化せよというような官命もあって、
人為的な変転をも繰り返してきた。


≪二字化地名≫

和銅六年(713)五月、元明天皇の詔
   「畿内七道諸国の郡郷の名は好字を用いよ」

延長五年(927)『延喜式』巻二十二民部式
   「凡そ諸国の郷里は二字とし、必ず嘉名を取れ」

という官命によって地名は嘉名、佳好二字を選定することになった。

中国の瑞祥(神仙)的思想が地名表記に影響したものである。

 

『出雲国風土記』における二字化地名 (秋本吉郎著『風土記の研究』)
  郡・郷・駅・神戸・余戸名など・・・100%
  山・野名・・・69%
  川名・・・98%
  地名・・・74%

木ノ国・・・紀伊
火ノ国・・・肥伊
泉ノ国・・・和泉 など。。

全国4028の『和名抄』(那波直円校訂木活字本)郷名も
一・三・四(一七)字地名は全体の約0.5%にすぎず、
それ以外は二字化に徹底している。

 【郷名】         【郡名】(同義語を加えた)       
上・・・賀美       橘・・・橘樹(たちばな)
中・・・那賀       椿・・・椿木(つばき)
下・・・資母       湯・・・湯泉(ゆーいゆー伊予)
               泉・・・泉水(いずみ)

 【部民制関係地名】
鳥養部・・・鳥部(鵄〈とび〉)
忍坂部・・・押部(おさかべ)
春日部・・・春部(かすがべ)
額田部・・・額部(ぬかたべ)
機織部・・・服部(はっとり)
錦織部・・・錦織(にしごり)

 
 ≪二字化例≫
・外見山(鳥見山)・・・外山(とび)
・常陸国那賀郡日部郷戸主物部大山の日下部桑麻呂
                                   (平城宮木簡天平宝字四年〈760〉)
・北葛城郡河合町の「山坊」・・・山守部ー山部(家)の転じたもの
・磯城郡田原本町の「大網」・・・大依羅部を略したもの
               (『和名抄』摂津国の郷名「大羅」が「オホヨサミ」と訓まれている)
・橿原市耳成山南麓の村名「山之坊」・・・路東二十二条三・山部
                                   (『東寺文書』宝亀八年〈777〉七月の佐位庄券)
・葛下郡真野の条理名「マキ(間城・真木など)野 」・・・牧野(ばくや)古墳付近
・山城国愛宕郡の「栗野(クリスノ)」・・・栗栖野を略したもの
・山城国宇智郡の「小栗(オグルス)」・・・小栗栖 を略したもの
・土佐国長岡郡の郷名「宗我・宗部」・・・曽加へ(高本)・曽加部(刊本)

  

 『地名字音転用例』(本居宣長)
    寛政十二年(1800)    

上野(上毛野) かみつけ・こうずけ・・・上州(群馬県)
・下野(下毛野) しもつけ・・・野州(栃木県中南部にある市)
城上(磯城上) しきのかみ・・大和国の郡(奈良県)
城下(磯城下) しきのしも・・・大和国郡(奈良県)
葛上(葛城上) かつらぎのかみ・・・大和国郡(奈良県御所市)
葛下(葛城下) かつらぎのしも・・・大和国郡
武蔵(牟邪志) むさし・・・武州(東京・埼玉・神奈川県)
但馬(太知万) たじま・・・但州(兵庫県の北部)
美作(美万佐加) みまさか・・・作州(岡山県北東部)
安宿(安須加部) あすかべ・・・河内国郡(大阪府)
丹比(多遅比) たじひ・・・河内国郡(大阪府)
安八(安八磨) あはちま・・・美濃国郡(岐阜県)
・登米(止与米) とよめ・・・宮城県北東部にある市
・英田(阿加多) あがた・・・岡山県
・拳毛(古呂毛) ころも
・都賀(都加波) つがは
・養訓(也万久尓) やまくに

 

 

  『地名伝承学』 池田 末則:著

 

 

 

 

 


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