最近少し仏教に興味を持ち始めました。
私の中の仏さまは、いわゆる
ご先祖様(=亡くなった人)
という感覚でしかなかったのです。
葬儀のときにのみ、それなりの仏教儀礼に従って
教えていただく通りの作法で見よう見まねできました。
それ以上必要と感じなかったからです。
そして同時に神様も信じていません。
大自然の中にいると、凄く感じるものはあったのですが、
それが神々とは思えず、神=人が作ったもの
ということが頭から離れず、距離を置いて考えてきました。
人が作った宗教に頼りたくない!
という自分自身の強い反発心が
昔からあったのです。
帯ちゃんシリーズをお読みの方はもうご存知でしょう!
けれども、お寺や神社に拝みに行かないわけでもありません。
それなりに修行を積まれた方や、皆から尊く敬われてきた方々
などがモデルとなって神仏像になった慈愛の満ちたお顔は、
観ているだけでも心静かに感じるものはありますからね。
やはり厳粛な雰囲気はわりと好きな方です。
この間、『実名敬避習俗』(2009.9.4のブログ記事参照)
で、実力を超越した絶対不可侵の権威の確立を必要と
するために首長の神格化が起こり、名前も恐れ多くて
呼ぶことができずに廃れてしまったのかもしれない、
ということを知って、やっぱり神も人間だった!
という私の思いが一致しました。
すると、いつか嫁ぎ先の仏壇を見ていくことになる
であろうことを考えると、少し実家と嫁ぎ先の仏教を
勉強しておきたい、と言う風に変って来ました。
気になることなどを少しづつ覚書として
載せていこうと思います。
今回は、『仏教と道標』本の中から、
「テレホン説法を昭和60年の3月から始めた」
とかいてあり、5年目に本を出されたようですが、
24年たった今もされているのかしらん?
と興味が湧いて、かけてみました。
ご本人かどうかはわかりませんが、
なんと、まだ続いていました。
9月は、イソップ童話の《カラスと狐》
からの説法でした。
3分間の電話代はかかると思いますが、
興味のある方、心豊かになりたい方はどうぞ。
(テレホン法話=078-732-5800)
兵庫県神戸市・大本山須磨寺
『仏教という道標』:小池義人著
稲紋
(いねもん)
また、京都・伏見稲荷の神紋としても著名。
稲荷は稲生りの意で、祭神は、
倉稲魂神(うかのみたまのみこと)。
全国に三万社以上の分社がある。
替り稲丸に雀 抱き結び稲 包み違い稲穂
稲鶴
違い稲 稲菱
イネは古来から日本人の主食であり、
五穀の中でも“嘉穀”と称された。
秋には新穀を神に供えて感謝するとともに
“五穀豊穣”を祈願する風習が続いている。
天皇自らが神に初穂を捧げる新嘗祭(にいなめさい)や、
伊勢神宮の神嘗祭(かんなめのまつり)など国家的行事に発展、
戦後は「勤労感謝の日」となった。
いつもお世話になっている↑↑家紋ワールドさんです。
ありがとうございます。
稲紋がはじめて文献に現れたのは
||
『羽継原合戦記』・・・「熊野鈴木は稲丸に榊」
徳川時代には大名、幕臣の中で、
稲紋を用いるものが増え、おおよそ、四十余家ある。
戦国時代、尼子氏の武将であった亀井氏も
用いているが、発祥は穂積氏である。
その他、 幕臣で主な使用家は、
大岡・近藤・岡田・中村・木原・根本・早川氏など。
イネにちなんだ、米倉・新籾・稲富・稲生・米野氏。
穴のあいた「五円硬貨」・・・“水に稲穂”
『家紋大図鑑』:参照
『見る 知る 楽しむ「家紋」の辞典』真藤 建志朗著
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
(朝日放送:2009.9.22(火) 放送分より)
http://asahi.co.jp/hospital/shinsatsu/main.html
血管が20歳以上も若いおばあちゃんに学ぶ
血管を若返らせる方法!
① 醤油の代わりに酢を使う
カルシウムが不足すると、ナトリウム(塩分)の排泄を低下する
ような作用があり、血圧にはよくない。
しらすに酢をかけることでカルシウムの吸収率を高める。
② 1日の塩分量を5.2gに抑える。
☆ 梅ペースト
塩抜きした梅をペースト状にする。
鰹節・みりん・蜂蜜・酒を加え混ぜる。
(醤油の塩分約1g → 梅ペースト 約0.2g)
☆ 減塩浅漬け
野菜をビニール袋に入れ塩小さじ1杯(6g)を入れる。
少しもみ空気を抜いて真空パックのような状態にする
のがポイント。(少ない塩分でも十分に味が染みる)
(普通の浅漬け塩分約18g → 減塩浅漬け塩分約6g)
☆ 醤油が出にくい容器に変える。
≪1回のプッシュ量≫
普通の醤油さし=2.5g
ミスト式=0.1g
ラー油式醤油さし=0.4g
46歳現役投手・工藤公康さんに学ぶ
家庭でできる内蔵若返り術!
内臓を若返らせる料理 “まごわやさしい”
<ま> 豆類
<ご> ゴマ類
<わ> わかめなどの海藻類
<や> 野菜類
<さ> 魚類
<し> 椎茸などのキノコ類
<い> イモ類
7種類の食材を使うことで、5大栄養素を満遍なく摂取し、資質や
カロリー過多にならないため、肝機能を回復させるのに最適!
≪脂肪肝の治療になる料理≫
① 「まごはやさしい」栄養バランス
脂肪抑えめ、ミネラル・ビタミン・食物繊維など
栄養バランスを考える。
② EPAやDHA等を含む良質なたんぱく源
魚(アジ・マグロなど)にはEPAやDHAが多く含まれている。
(EPAやDHAは)中性脂肪を抑えるために効果的!
③ 炭水化物をしっかり摂る
炭水化物を摂らないと、体重の減少や脂肪肝の改善に
つながる可能性は高いが満足感の乏しい食事になるので、
継続が難しい。
体力年齢が23歳若返った女性に学ぶ
衰えた筋肉の再生法!
84歳で28本の歯を持つ健康賢者に学ぶ
歯を若く健康に保つ方法!
1年と5か月ぶりの『家庭の医学』の更新です。
今回は試したい料理があったので、料理関連と
料理レシピだけを保存しておきます。
「奥薗壽子(おくぞのとしこ)先生の若返り料理レシピ」
炊き込みご飯
≪材料≫ (4人分)
・昆布(1x10cm 4枚) ・干しシイタケ(4枚) ・醤油(大さじ2)
・オクラ(10本) ・里芋(4個) ・油揚げ(1枚)
・ちりめんじゃこ(40g) ・いりごま白(大さじ2) ・カボス(適量)
・米(2カップ) ・水(2カップ)
≪作り方≫
① 米(2カップ)と水(2カップ強)を入れ、30分浸す。
② 昆布は細く切る。
(旨みが出やすい・早く柔らかくなる・全部食べれる)
③ 干しシイタケ(4枚)を細切りにする。
④ ②と③の中に酒(大さじ2)と醤油(大さじ2)を入れる。
(干しシイタケに味がつくし、醤油にも干しシイタケの旨みが入る)
⑤ 里芋(4個)の皮をむき、1口大に切る。
(ご飯と一緒に炊き込むことにより、里芋のネバネバ感が
もち米のようにモチモチに炊きあがり、とても美味しい)
⑥ 油揚げ(1枚)を細切りにする。
(脂質を補う)
⑦ 切った具材とちりめんじゃこ(40g)を炊飯器に入れて炊く。
(カルシウムはビタミンDと一緒に摂ることにより
その吸収率がアップする)
⑧ オクラ(10本)を輪切りにして炊きあがったところに入れる。
(一緒に炊き込むと歯応え・色が悪い・ビタミン(C)類壊れる。
最後に入れることにより歯応え・色・香りが残る)
⑨ 最後にゴマをふりかける。
お好みでカボスをかけると香りが引き立つ。
ハンバーグ
≪材料≫(4人分)
・生鮭(2切れ) ・木綿豆腐(1/2丁) ・じゃがいも(1個)
・水菜(適量) ・エリンギ(2本) ・長ねぎ(1/2本) ・生姜(1片)
・とろろ昆布(5g) ・洗いゴマ(適量) ・塩(小さじ1)
・大根おろし(適量) ・ごま油(大さじ2) ・ポン酢醤油(適量)
≪作り方≫
① エリンギ(2本)をみじん切りにする。
② とろろ昆布(5g)を細かく切りほぐす。
③ ②とろろ昆布と木綿豆腐(1/2丁)をよく混ぜる。
(とろろ昆布が豆腐の水分を吸ってくれるので、
豆腐の水分を切らなくても水切りした状態になる)
④ 生鮭(2切れ)の身をスプーンでこそげ取る。
(簡単にすり身になる)
⑤ 鮭のすり身に塩(小さじ1/2)を降り混ぜる。
(鮭の身に粘り気が出てほかの具材と混ざりやすくなる)
⑥ 長ねぎ(1/2本)をみじん切りにする。
⑦ 具材をすべて合わせて、生姜(1片)をすりおろす。
⑧ ⑦にじゃがいもをすりおろす。
(鮭のように脂肪分の少ない魚をハンバーグにすると、
挽肉みたいにうまく混ざらないので、じゃがいもをすりおろして
つなぎにすると滑らかにうまくまとまる)
⑨ 具材をよく混ぜ合わせて形を整える。
⑩ ⑨に洗いゴマ(適量)を表面につける。
(香ばしく仕上げるため)
⑪ ゴマ油(大さじ2)をひいたフライパンで焼く。
両面に焼き色がついたら、蓋をして
3分ほど蒸し焼きにして火を通す。
(押さえてみて弾力があれば焼き上がり)
そうめん
≪材料≫(2人分)
・そうめん(3束) ・そうめんつゆ(200cc) ・生姜(適量)
・鯖水煮缶(1缶) ・いりゴマ(大さじ1) 酢(大さじ1)
・納豆(2パック) ・めかぶ(2カップ) ・えのき(1袋)
・長いも(200g) ・きゅうり(1本) ・みょうが(3本)
≪作り方≫
【付け合わせ】
① きゅうり(1本)とみょうが(3本)を細切りにする。
② 長いも(200g)をポリ袋に入れ、
袋の上からすりこぎでたたいて潰す。
(固まりが触ってみてちょっと残っている感じの方が、
食べた時しゃきしゃき感が残り美味しい)
③ ②の長いもと納豆(2パック)とめかぶ(2パック)を加え、
ポリ袋に入れたまま混ぜる。
【つけダレ】
④ 鯖の水煮缶をフォークで細かくつぶす。
(鯖缶は煮汁も全て使う)
⑤ めんつゆ(200cc)とおろし生姜(適量)と酢(大さじ1)と
ゴマ(大さじ1)を混ぜる。(おろし生姜は匂い消し)
【そうめん】
⑤ そうめんをゆでる。そうめんがゆであがる前に、
えのき(1袋)を鍋に入れて軽くゆでる。
⑥ 器に⑤のそうめんを盛ったら、①と③を上にのせる。
≪豆知識≫
〔100gあたりのDHA・EPA量〕
鯖(生) DHA(1800mg)、EPA(1200mg)
鯖の水煮缶 DHA(2600mg)、EPA(1700mg)
今日は私の誕生日!
1日早いお祝いを昨日してくれました。
びっくりドンキーへ連れてってくれました。
たまーに無性に行きたくなります。
(自転車ではちっと遠いのだー)
お義母さんと息子たちへの持ち帰りも
一緒に頼めるので楽なんですよね。
その帰りに「欧風菓子ケンテル」
久しぶりの今里本店へ行って、いつもの
プチデコレーションケーキを買ってくれました。
直径12cmの
“一人用バースデーケーキ”
クリックで大きく
最近は、これが家族の一番の楽しみになってます。
一人で丸ごとっていうのが、たまりません!
あらっ?
端の方に、何やら新作・・・かな?
京たまご茶之月
(写真失敗したみたい!)
(京たまご茶之月の説明書)
あまりにもじっと見てたので、
マーちゃんが買ってくれました。
(やっぱ、ピンボケしてる。)
ついてるカラメルをかけて~っと
美味しかったですよ~♪
今日の昼前には携帯メールをくれました。
メールは恥ずかしい言葉も結構言えるんだね。
たまには面と向って……
いや、無理だなやっぱ……
息子からは、最近は
「ほい、誕生日おめでとービール!」
が定番になってしまいました。
男の子だからあっさりしてるけど、気持が嬉しいね。
いつもありがとう!
私の定休日だった日。
仕事場近くで倒れている男性が発見された。
第一発見者は深夜作業をしている会社の女性Aさんだった。
そこの事業所で働く男性Bさんが、用事で事務所に行った時は
何もなかったという。
そして、ほんの5分と経たぬうちに、やはり同会社で働くAさんが
仕事に行くため自宅マンションを出たところで倒れている男性を
見つけ、もしかして自分を訪ねてきた身内かもしれないと顔を
確認したようだ。
しかし、見知らぬ人だったのでBさんを呼びに行った。
救急車が来たときには、心肺停止だったというし、
担架に乗せる時には、身体がぐにゃぐにゃだったという。
発見されたときには、足が変な方向を向いていたらしい。
第一発見者のAさんが、階段を降りる時にドシャッ!
と大きな音がしたというし、その前には言い争っているような
大きな声も聞いたという。
聞いた感じでは自殺?のように思える。
しかし、こんな偶然過ぎる喧嘩の声も怪し~い!
他殺かもしれないとの話もあるみたい。
落ちても外見では怪我らしきところがなく血も出ていなかった
ってこと、あるのかな?
そして警察も沢山来て、大変な騒ぎになったらしい。。。。
その日の夕方、うちのマンションの住人への取材らしき様子を
目撃したのだが、私はてっきり<消化器破裂事故>のことかな
と思っていたのだが・・・
なのに・・・
なのに・・・
なぜ、新聞にも載っていないし、ニュースにもなってないの?
前の緑橋の駅前での飛び降りはすぐにニュースになったのに?
それも不思議だー!
今日はお休み!
つい、いつもの癖でこんな時間に一度は起きてしまう。
えっ?
なんと!驚きの訪問者数!
まちがいじゃあないの?…と思ってしまいそう。
いつもの倍以上になってる。。。
なんだぁ? これはぁ。。。?
はて??
…え~…とぉ、
いつもと違うことといえば、
昨日は夜に少し【ブログ画面】のトップより
【新着エントリー 更新】という欄から4~5件のブログ記事を読んだ。
……ぐらい……かなあ?
ブログを始めたころは気になるタイトルをよくみていたものである。
足跡はひとことをしょっちゅうしなくなってからは
いつもと変わらない(平均3~5人ぐらい)。
まあ、昨日の結果だけのことだろうけど。。。
ときどきこんな変わったことがある。
日々何が起きるかわからないってことかな。
あ、そんなことより、せっかくのお休み!
もう少し寝ておかなくては……
≪アクセス・ランキング、詳細≫
2009.09.17(木) 1140PV 511IP 1114 位 /1291667ブログ
後日の為、詳細を貼り付けておきます。
ご訪問者の皆様方、いつもありがとうございます。
2009.9.18 9:58 (記)
【 酉・鶏の文字の語源 】
「酉」・・・酒甕・酒壺を象った象形文字。壺の中の二本の
横線は、酒が壺の中に入っている様子を表す。
万物が熟し実る様子から
“成る”“老いる”“革新”とかの意味がある。
昔は酉も酒も同義語に用いられ、
『説文』によると「酉」も「酒」も同音で
“就”(しう)と解釈しているが、
後世では、「酒」“しゅ”と切り離して「酉」を“ユウ”
と別の音読みをするようになった
「酉」・・・十二支の第10番目
〔方角〕 西
〔時刻〕 午後6時(または午後5時~午後7時の間)
〔季節〕酒の原料となる黍の成熟する8月を意味する
「鶏」・・・右の旁(つくり)は鳥の象形で、偏の方は音付であり、
“ケイ”という音(おん)を表すためだけのものにすぎない。
ケイという音は、ニワトリの鳴き声“ケケコッコー”にちなむ。
昔はニワトリを“家鶏”(かけ)と読ませている。
これは泣き声によってつけたトリの古名で、
催馬楽歌(さいばらうた)にも
「にはっとり、かけろとなきぬ」とある。
東洋古代の農業社会においては、
元旦は鶏旦、鶏明、鶏日などと呼んでいた。
大阪天満宮の天神さんの
正面の天井に十二支の方位板があり、
各干支の十二支獣が描かれているが、
西方の「酉」のところはニワトリではなく、
鳳凰である。
ここでは、絵馬も鳳凰。
『十二支のE~話』『(続)十二支のE~話』
戸出 武著:参照
駐車場の消火器が破裂、小学男児が重体 大阪の住宅街
http://www.asahi.com/national/update/0915/OSK200909150070.html?ref=goo
昨日の事故がニュースになってました。
消火器の耐用年数は8年ぐらいだそうです。
しかし、消火器の耐用年数は消防法で定められていない、
とのことで、一般的に8年ぐらいをめどにとのことらしいです。
それ以上たつと、破裂するケースがあるということですが、
今回の消火器は20年前(1989年製の粉末加圧式消火器)の
製造だったそうです。
4年生の男の子は意識不明の重体ということですが、
なんとか回復してもらいたいものです。
消火器は約10メートル離れた道路の反対側まで吹っ飛んだ
みたいで、破裂はかなりの威力だったようです。
我マンションでは前に、家庭用のは5年たったら交換してくださいと、
回覧版がまわっていたと思います。
大きさやメーカーによっても違うようですね。
そうそう、会社の友人がご近所の火事のとき、
「消火器をいざ使おうと思ってさあ、主人が安全ピンを外して
ホースを向けたら、ピューとひと吹きしたら終わってしまってさあ、
意味なかったわ。やっぱり寿命ってあるねんねぇ!」
と言っていました。
さて、皆さんのところは大丈夫でしょうか?
今一度、製造年月日だけでも確かめておいた方がいいですね。
【 申・猿の文字の語源 】
「申」・・・① 「1」「日」から出来ており、
背骨と肋骨の象形文字。
すなわち、身(シン)に同じで、
からだを形成する意味があり、
申の音読みは“シン”
胴体は手足のように屈折しないで、
伸ばしたままの伸(しん)から来ており、
物事がぐんぐん伸びていくことを表している。
② 電光(稲妻)の象形文字。
申の「しん」の音は稲妻の振動(震)。
“伸”“神”“紳”も「申」から派生した文字。
「申」・・・十二支の第9番目
〔方角〕 西南西
〔時刻〕 午後4時(または午後3時~午後5時の間)
「猿」・・・猨・猴・猻、が動物のサルの漢字。
「爰」というのは、上と下から手を差し伸べて棒を間に挟んで
いることを表す。木から木へと渡るサルが垂れた枝を仲立ち
にして引っ張りつつ、からだを移していく姿を
「爰」(上下の手の間に棒)を表している。
それに、「けもの編」がついた「猨」となり、後に、
発音を表す「爰(えん)」が同じ発音の「猿」になった。
サルはよくものを援引(ひく)から「猨」とも。
中国では「猿」を「猴」と表記する。
もともと「候」という字は、
気候(様子を伺って知る大気のもよう)とか、
斥候(敵を伺い探る)の意味があり、
サルが木かげからのぞいて餌をうかがうさまから
「猴」と名付けられた。
【世界の三猿】
「見ざる・聞かざる・言わざる」・・・目・耳・口を手で覆っている
「見ろ・聞け・言え」・・・双眼鏡・メガホンなどを持っている
||
日本、韓国、中国、台湾、香港や、東南アジア、南アジア、
そしてアフリカ、ヨーロッパ、アメリカの各地に
置きものや装飾品がある。
【世界の四猿】
「見ざる・聞かざる・言わざる・成さざる」
| |
台湾、韓国、インド、メキシコ、カナダ、イギリス、イタリア等
「論語」の”礼にあらざるものを視るなかれ・聴くなかれ・
言うなかれ・行うなかれ”より【三猿】【四猿】がある。
三猿の源流は古代オリエントにあるとさえ言われている。
『十二支のE~話』『(続)十二支のE~話』
戸出 武著 参照
【 未・羊の文字の語源 】
「未」の文字は『説文』によると、
“木の重なる枝葉に象る”
とあり、朱駿声も
“木老いて枝葉の重なるに象る”
と言ったように木の上にさらに小さな小枝である。
従って、 「未」という文字の横二本は上の一本が短い。
「未」の音読みは“ビ”である。
此の音のあらわす意味は、
原音 は「茂(ぼう)」であり、繁茂の「茂」からきて、
葉が茂って重なり合う状態を示す。
「未」・・・十二支の第8番目
〔方角〕 西南
〔時刻〕 午後2時 (または午後1時~午後3時の間)
〔日が傾く辻、すなわち日辻(ひつじ)〕
「羊」・・・上の二つの点は、羊の角(つの)、
下は顔とからだを示す象形文字。
「羊」を“ヨウ”と音読みされるのは、
渦巻きのように丸く曲がった角の形からで
“夭(よう)”は屈なりともいう。
中国音では「未」は“ウェイ”であり、
羊の鳴き声に似ているので「羊」となった。
“ひつじ”は、羊の容貌が人に似ているところから、
“人牛(ひとうし)”が訛ったものであるとか、
ひつじの「ひ」はヒゲ、「つ」はツノ、「じ」はウシ
の意とか言われる。
我が国にもともといなかった動物が
「ひつじ」と発音されるようになったのは、
『日本書紀』に“百済から貢として羊二匹が渡来した”
とあるところから“ミツギ”が“ヒツジ”になったという。
平安時代末の12世紀初めにできた漢和辞書の
『類聚名義抄』には「羊」に“ヒツジ”という読みをつけている。
【おまけ】
大阪の泉大津市に雌雄二頭の羊の鋳象があります。
古くから羊毛紡績の盛んな地域のため
シンボル的存在だそうです。
『十二支のE~話』『(続)十二支のE~話』
戸出 武著:参照