さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御訪問者の皆様へ

ようこそ、いらっしゃいました♪ いつも御訪問頂きありがとうございます。 訳あってコメント欄閉じていますので、《おしゃべり広場》は閲覧のみとなっております。 本年もよろしくお願いします。

      

さっちゃんと父 ★ 14 ★

2008年08月01日 12時34分34秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

 

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。 

今日は、高校一年生の時の話。楽しかりし日々。

題して『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

  

 

≪其の14≫ 変心

 

「ねえ、良かったら今日、お昼一緒にお弁当食べない?

  

皆が誘おうよって、あの隅の3人がさっ。」

 

「あっ、そうなのお~!ありがとお!」

  

「いつも休み時間、本読んでるよね。」

 

「うん、好きなんだ!」 

 

本を読んでいる時に誘ってくれたのはマンミ。隅に居たうちの 

一人が私を大きく変える存在の女の子、久保ちゃんだった。 

彼女のことは、『結婚式の影絵』 に書いたが、

同じ生年月日、血液型、身長、体格、そして複雑な生活事情? 

本当に 私とよく似ている人だった。彼女が陽で私が陰。 

ちょうどバランスがとれて釣り合っていたのだろう。

彼女とはどこへ行くのも一緒だった。 

この彼女のおかげで私は、一度目の変心を遂げた。

彼女から受け取ったのは、心からにじみ出るやさしさと

いたわり・思いやりの心。人へと尽くす心、 

自分にはそこまで出来ないな。どうせ自分は自分、

人は人と、投げやりなひねくれた心を持ちつつ、

太陽の光の如く、私にも少しは吸収されたようであった。

  

 

このころが一番笑いの絶えない時期だったようだ。

 えっ?・・なんでって?父がよくいっていたんやわ。

 

「おまえ、そりゃあ~~~、気持ち悪かったでぇえ~~! 

よう、寝ながら笑っとったもんなあ。。。

寝言も言うっとったし、時々、座ってたし~、

何か、楽しいことでもあったんか?」 

 

・・・・いや、私は全然、覚えてへんねんけど・・・・

 

 

 

 images

 

 

 

つづく。。。

 

 ≪其の15≫へ               ーーー【INDEX】ーーー

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さっちゃんと父 ★ 13 ★

2008年07月28日 13時17分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾! 

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。

 

さっちゃんのパパはすでに父と呼ばれる時代となりましたので、

題名を少々変更致しました。引き続き、喜怒哀楽をお楽しみ下さい!

題して『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

  

   

≪其の13≫ 忘れられた三年間

 

中学時代の三年間、私は、父のことをほとんど思い出せない。

なぜだろう?・・・嫌っていたなら思いだせるはずなのだが・・・

不思議なことに、唯一の期間のみ記憶に残っている。

これが、エッセイ記憶とでもいうのかな?

そう、看病記2部 で書いた中学1年生から2年生の間の、

母のグローブの手の入院期間だけが記憶に残っている。

前回書いたことにより、男性不信に陥っていたのだろうか?

いや、それよりも、たぶんあることに一人で一番悩んだ時期 

だったと思うのである。それが、どうやって親と付き合っていい

のか、迷うことになっていたのだと思う。 

 

 

あっ、そうだ。男性不信ではないことは確かやわ。

一応、初恋の男の子がいたんやった!! 卒業式の日、

サイン帳に書いてくれへんと喧嘩別れして帰ったんやった。

 

 「冗談やがな。」 といって、後ろを追ってくるのを、

「ふ~んだ、もう、ええわい!」 な~んて走って帰ったたんやった。 


思えば最悪な卒業式の日やったんやなあ。。。

しょーもないこと思いだしてしもたわ~!

 

 

 

そういえば、高校も女子高を選んでいた。当時、公立では最後の

女子高だった。卒業して少しすると共学になってしまった。 

今は場所も移動してしまい、母校という感じもなくなってしまったが・・・

後で聞いたことだが、父はこのときの滑り止めで受けた私立高校 

行って欲しかったそうである。私は家庭の状況を見て、

公立でないと・・・という気があったのだが。

このころは、学校でのことが一番楽しかったのかな。

思いだすことと言えば学校がらみのことばかりである。

自分のことは、全てにおいて自分で決めていたような時期。

両親には報告だけしていた。そんな三年間だった。

 

父には悪いことしたかなと今になって思う。 

 

 

 

 

 

 images

 ソラログより

(撮影:まーきー様)

 

 

 

 

 つづく。。。

 

≪其の14≫

 

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さっちゃんと父 ★ 12 ★

2008年07月18日 20時10分49秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。

さっちゃんのパパはすでに父と呼ばれる時代となりましたので、

題名を少々変更致しました。引き続き、喜怒哀楽をお楽しみ下さい!

 

題して『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

 

 

≪其の12≫ 危ない訪問者

 

 

 「あっ、さちこ。ちょっと出かけてくるけどお客さん来るから

 

待っててもらってな。すぐ帰るから。」

 

 

えっ、誰くんのん?・・・あ、もう行っちゃったよ。

 

やだなあ~、私、苦手なんよね。人の対応。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「こんちはー、誰かいますか?」

 

「は~い、聞いてます。母はすぐ帰ってくる言うてましたけど。」

 

「じゃあ、待たせてもらいまっさ!」

 

 

えぇぇぇぇ~、上がれ言うてないのに

 

    勝手に上がってきて~なんやねん。

 

 

と、家にあがり込む奴がいた。こんなやつに限ってこうだよ。

 

 人をじろじろみてさあ。

 

 

「ふ~ん。。。。キスしたことあるか~?」

 

   ーーーそうきたか!

 

       小学生に言う言葉か~?恥を知れ~~!

 

 

「おっちゃんが教えたろか~?」

 

   ---いらんわい!

 

               あほちゃうかあ、恥ずかしい!

 

 

「乳、でかいなあ~。」

 

   ーーーどついたろかあ!ほっとけー!

 

       せめて、胸といってくれ~!!

 

       おっと、寄るな!こっちへ来るんじゃな~い!

 

 

 

 

 

このとき私は小学6年生。成長は早い方であった。

 

昔の私はそれはそれはおとなしく、人を目の前にすると

 

何もしゃべれない子なのだった。

 

ん?・・・そこのあなた!!



えーって言った?えーって。。。 (ま、ええけど!)

  

ーーー とにかく、

 

心の中の気持ちだけはしっかりと持ってはいたのだけれど、

 

そこはほら、まだ純情無垢なおこちゃまのさっちゃんだったから、


頭の中で思い浮かべるだけだった。

 

しかし、この時は凄く、危なかったと思う。

 

たまたま本当に、母がすぐ帰って来て

 

「誰?何してんのん?」

 

と大声を出してくれたので助かったのだが。

 

私はそれ以後一人の時は必ず、鍵をかけるようになった。

 

母も二度と一人で対応させないようになった。

 

”ええ、娘さんいてはるやん。”という言葉が怖かった。

 

私はこのことは誰にも言えなかった・・・。

 

 

 

 

 

今回初めて父に伝えるために書いた。

 

気になること全て書き綴っておきたい。

 

そのためのもの、そういうブログなのである。

 

 

この日以来、男である父にも嫌悪感が

 

少しずつ現われてきてしまった。

 

 

 

 

 images

マリー

                

つづく。。。

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さっちゃんと父 ★ 11 ★

2008年07月16日 13時05分01秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをしています。

さっちゃんのパパはすでに父と呼ばれる時代となりましたので、

題名を少々変更致しました。引き続き、喜怒哀楽をお楽しみ下さい!

題して『 さっちゃんと父 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の11≫ 酒癖

 

「さっちゃん、またお父ちゃん、寝てたで!!」

 

「迎えに行ったらんと、あかんのと違う?」

 

 

っんとにもう!まいど まいど困った父さん   だよ。

 

ホ~ント、お父さんの酒癖の悪さには参ったね。

もうすぐ、家に着くってのに・・・

いっつも下のおばちゃんが、呼びに来てたね。

 

しかも、どうよ!

 

お母さんがいないときに限って、そうなんだよね~。

小学生の私がどうやって運べっていうのん?

 

「あっ、いいです。ほっといてください。

 起きたら帰ってきますよ!」

 

え~~、冷たいやっちゃっ て思われるぅ・・?

だってさあ、小学生の力だよ。

背だって低いしどうやって連れて帰れっていうねんなぁ!!

少し寝て、酔いが冷めれば帰ってくるやん!

 

ほっとけーほっとけー、ねえ、ほっとけーさん。




ほら、

仏(御先祖)さん達がみてるってさ。極寒の地域でもないしー、

灼熱砂漠でもないんやから大丈夫、大丈夫、死にゃあしないさ!

なあんてのが、その時の私だったなあ。

お気楽っていうか・・天然って言うか・・

 

あっ、そうそうおおらかな気持ちの持ち主って言うてんか!

 

まっ、こんな時は、一番近くに住んでるおばちゃんがいつも

連れてきてくれたんだけどね。よく、うちのお風呂を提供してた

こともあって、ほっとけなかったんとちゃうやろか。

一応、遠い親戚でもあったらしいし。

 

 

 

 

こんなことも私が中学になると随分減ってきた。

思春期を迎えた娘に少しでも遠慮したのだろうか・・・?

いや、それよりもむしろ、金銭的な問題を具体的に

処理しなければどうにもならなくなってきていたのだろう。

一度、死への誘惑(=逃げる)に惑わされた後は、腹をくくっ

たのであろう。全てを投げだす覚悟ができたものと思われる。

まだ、迎えていなかった退職だが、その退職金の前借りをした

ようである。たぶん、働いてきた年月分だとは思うが・・・いや、

もしかしたら本当に全てかもしれない。詳しくは話さなかったが、

 

 「全部借金に使うてしもうたわ。おまえに・・

    一銭も残してやられへんけど堪忍やで!!」

 

と言っていたのは、確かである。

 

 

 

 

 

 images

   初代犬「忠太

 

 

            

 つづく。。。

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さっちゃんとパパ ★ 10 ★

2008年07月14日 15時52分52秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

 

≪其の10≫ 誘惑

 

なあに・・・?

そんな悲しそうな眼をしてさあ!? 

そんなに言いにくいこと・・・・?

 

 


ーーー「さちこぉ。。。。。。

 

     お父ちゃんと一緒に・・・死んでくれるか?」

 

 

 

 

私は、この誘いが・・・・・

 

いつか母より、この父の方から口に出るだろうと予想してた。

 

その時、私はなんて答えるのだろう?と思ったことがあった。 

 

うん!いいよ!・・・・・・・・・・・そう、答えようとした。

 

 

 

 

私はなぜか当時、何時死んでもいいと思って生きていた。

 

しかし、自分で死ぬなんてばかばかしい、とも思っていた。

 

なのに、父が、今の状況から逃げ出したいのなら、

 

一緒について行ってあげようか?

 

それもいいか・・・・・ とも思っていたのである。

 


 

 

 

しかし、父の眼光は生気がなかった。

 

 

私は言えなかった・・・・・父が・・・・・・・

 

 

言うんじゃない!そう言っている気がしたんだ。

 

 

だから、言えなかったのだ!

 

 

 

 

 

 

 

これが正解だったようである。

 

今思うに父はただ、心を甘えられる、唯一の私に、娘に・・

 

少し委ねてみたかったのだろうと思う。

 

折角、引き取って一緒に暮らせるようになった私を置いて逝ける

 

はずもなく、ましてや、私の命を絶つこともできるはずもない。

 

そんなことは父自身が解っていたはずである。

 

 

 

 

 

死への誘惑・・・魅力的に見えた時期だった。

 

 

真面目な父の人生最大のジョーク!!

 

 

今は、そんなふうに思える。

 

 

 

 images

ラジオ体操の帰り 

                   

 つづく。。。


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さっちゃんとパパ ★ 9 ★

2008年07月11日 19時57分47秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の9≫ 新たなる信仰?

 

わたしには気になることが、もう一つあったんよ。

 

家に立派な神さん仏さんがあるのに、なぜかもう一つ

 

別な仏さんを感じていたんだ。その時は仏さんとは

 

知らなかったから、違和感?とでもいうのかなあ?

 

お母さんったら内緒で何やってんのん?

 

こんだけいっぱい仏さんいらっしゃるのに・・・

 

 

当時父は先祖代々親戚方々のお名前を全て書いて祭ってた。

位牌もいくつかあった。父しか祭れる人がいなかったからだ。

ちなみに父は長男ではなかった。下から2番目だった。

母はタバコ屋のお嬢様で女学校も行った人だったのに・・

世間のことにもまれなかったせいか、知らぬ間に

混沌の世界へと引きずり込まれたようである。

どっちへ出たらいいのやら迷っていたのではないか、

頼れる友と思いこんで言うがままについて行った。

 

 

そんな気がする。

ずるずると蟻地獄に引き込まれる小さな蟻のように・・・

 

 

違う仏さんたちを一つの家で祭ると喧嘩する・・・

 

 

つい最近、だれかがそんなこと言っていたのを聞いた。

私はまるっきり信じているわけではないが、

言われたらそうだったのかも知れないと思う。

仏さんたちの迷いと母の迷いが重なっていたのだろうか?

とにかくこの信仰でお金が消えて行ったのだろうと

父は考えたのだろうか?私には

 

「とうとう最後までお母ちゃん、お金何に使うたか分らんかったわ!」

 

といっていたのだけ耳に残っている。

 

 

 

 

                  

つづく。。。

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さっちゃんとパパ ★ 8 ★

2008年07月08日 14時34分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の8≫ 卓袱台(ちゃぶだい)

 

「ちゃんと白状せえやあ!!

 

答えてくれ!ちゅうとんねん!!」


ガッッシャ~~~ン!!!

 

(ヒェ~~~、卓袱台が・・・ひっくり返っとぉるう・・・)

(茶碗がぁ~、箸がぁぁ~~、お皿がぁぁぁ~~~、どこいったんやぁ)

 

 

びっ、びっくりしたわあ~~~!

 

どっ、どないしたん??なんなん??

 

けんか・・?かあ・・・???

 

 

夏休みが終わり、お母さんが帰って来てから一ヵ月経った頃、

まるで、巨人の星の飛雄馬の父みたいやん!

・・・事件が起こった。

私はこれ以後、お父さんというようになったんやわあ。

お父さんのこんな大きな怒鳴り声を聞いたのは初めてだったし、

 

 

ああ。。。お父さんだって怒るんだ。

なんて尊敬?(ちょっと変?) したようにも思う。

人間臭さを 感じてしまったよ。

だけど、逆にショック!でもあったんだなあ・・・これが・・・

後にも先にも、たった一度だけだったんだけどね。

このすぐ後の豹変ぶりは、凄かったね!!

一切、言葉をしゃべらなかったんだ。黙ってしまったんだ。

これ以上興奮してしまうと危ないとこだったんだろうね。

 

だめ、だめ。これ以上だめ!


私は冷静にそんなこと考えてた。

うちには円形の卓袱台が私が8歳のころまでは確かにあった。

この印象が強すぎたのか、卓袱台の思い出は他に覚えていない。

 

 

その後、父は母が友達の保証人になったことを知り、

その人たちが姿を消したことを知った。そして、母の、

いや、地方公務員である父の肩へとかかってきたのであった。

 

 

 


 

images 

 実家&母

                      

つづく。。。


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さっちゃんとパパ ★ 7 ★

2008年07月05日 20時48分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

≪其の7≫ 留守番(店番)???

 

ところで、留守番をしていた時母は・・というと、

その家にいてお友達と話をすることもあったが、

だいたいはいなくなるのだった。

もう一人のお友達と3人でよく出かけていた。 

 


ここでのことは多分、パパには内緒だったと思うよ。

とすれば、危ない橋を渡っていたことになるねんねえ。

一言私がしゃべれば、父にばれる可能性があるのだから・・・

 

 

しかし、母はあんまり隠し事はしてないようにも見えた。

自分は人様に指をさされるようなことはしていない、

私の両親はそういう人達だった。

どちらかというと人に尽くすタイプの人だった。

 

  

 

あたしは、山の家ではないこの家が面白かった。

なぜか、あたしがいててもここの人は出てこない。

旦那さんと息子さんなのだが・・・

仕事は不動産もやっていたように思う。

客が来ては何処かへ行ったようである。

息子さんは居ない事の方が多かった。

 

 

 

ええっ!じゃあーーー


あたし一人やん!!


ーーーそうなのである!


8歳の私一人なのである。

 

それとも、



すぐ近くの誰ぞの家にでも、いたのかなあ。

 

 

しっかし、この家にある読み物。どうにかしてよ~!

 

新聞か、やばい本しかないんだよ~~~!!

 

 

この時のことが、ばれたのはやはり、1か月以上もの入院だったと思う。

若干8歳の私に銀行入金など頼めるものではないだろう。

母が言うより先に封書がいくつか来たようである。

わけのわからない物に父はかなり悩んだようである。

 

 

 

 

 

 

images 

実家箪笥&人形

 

 

 

 

 つづく。。。

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さっちゃんとパパ ★ 6 ★

2008年07月02日 15時32分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

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≪其の6≫ 謎のクリーニング屋さん

 

あかん!!

 

山・泥だらけの自分・パパがおうとらん。(合っていない)

 

ちゃんづけは子供じみとる・・・

 

ンットにもう、気しょく悪いねん!

 

 

私は、子供のくせにそんなこと思ってたんやわ。

かくして、小学2年生になったころ、あたしは父母を、

お父さん・お母さん と呼ぶようになったんよ。

 

 

 

看病記で記したとおり、3年生の夏休みに私は初めて母の

看病をすることになるのだが、それまでは学校から帰って

くると、母があちこち私を連れ廻っていた。

何のためにかは、解らずじまいだった。

私もほとんど覚えていない。

後に、ここらへんがもとで大変なこととなるのだが・・・

 

 

唯一、クリーニング店のことだけが脳裏に焼き付いている。

実家のふもとにあった母の友人の家・・・としか知らない。

可笑しなことに私はそこで 留守番 をしているのだ。

店番 ともいう。だって、お客さんがきたら洗濯物受け取って、

ラベル付けて、業者さんが来たら渡していたのである。

もちろん毎日ではないが・・・

私は、結構その仕事が面白かった。

ここには、息子さんがいて子供にはまずい本などもあった。

 

 

 

 

えっ!!・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・そりゃさ、目立つ処にありゃさあ。。。

 

 

なんだろ?。。ペラッ!ってさ。。。見ちゃうでしょうよ。

 

 

あたしはさあ、・・・・・好奇心旺盛な子供だよ!!

 

 

 

 

 

 

 images

実家襖無

 

                

つづく。。。

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さっちゃんとパパ ★ 5 ★

2008年06月29日 18時10分00秒 | 実家の想い出

帯ちゃんシリーズ、第三弾!

今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。

一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。

さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという

あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?

題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。

 

 

 

 

≪其の5≫ やおよろずの神たち

 

幼稚園のころまで、あたしはよく能勢の神さんの所へと

 

連れられて行っていた。そこでは食事のマナーを習った。

 

お箸の持ち方だって、右手でつまんだお箸を左手の平で添え、

 

右手はそのままスーと滑らしてお箸の外側から普通の持ち方を

 

するの。誰も子供たちが知らない持ち方だった。

 

あたしはこの持ち方が好きでずーとやっていた。

 

もちろん今も。

 

正式な持ち方。大人になってからそのことを知った。

 

あそこは・・・・何だったんだろう??? 

 


「てんしょうじょうとは天の七曜九曜28神を清め、ちしょうじょうとは地の神36神を清め、ないげしょうじょうとはその身その体のけがれをはらいたまえ清めたまえと申す事の由を、あまつ神くにつかみ やおよろずの神達 とともに、きこしめせとかしこみかしこみ申す。」

 

 

あたしってさあ。。。この部分、”やおよろずの神達”

 

この言葉が好きだったんだ。

 

どこへ行っても・・・、そこらじゅうに

 

お山のあちこちの木々や花や空気・・・


岩や石、水や地面
からさえ、


何かが湧き出ている気がしてたよ。

 

一人でさ  

道のない獣道を探検するのが好きだったなあ。

 

 

images 

木のぼりしてた木

 (親戚の子達と)

 

 

 

あたしが小学生になったころから、何かが狂い出してきた。

 

ママが、騙されたんだって・・・

 

しかも、お友達に・・・

 

 

 

 

 

images 

高野山慰霊祭

 

 

 

 

つづく。。。

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