さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

御訪問者の皆様へ

ようこそ、いらっしゃいました♪ いつも御訪問頂きありがとうございます。 訳あってコメント欄閉じていますので、《おしゃべり広場》は閲覧のみとなっております。 本年もよろしくお願いします。

      

演劇鑑賞

2015年11月03日 23時26分26秒 | 演劇鑑賞

A級MissingLink 第22回公園 
『くらげなす、流体力学の基礎知識』

*********

 思えばあの頃は夢があったと思います。
技術的楽観主義とでも申しましょうか、
ネットさえあれば人間は平等になるし、
資源配分は効率的になるし、
私的所有も戦争もなくなってみんなハッピーになるんだ。
僕たちはわりと本気でそう思ってました。

*********

始まりは、「運転席と助手席」×2

同時進行? それとも過去現在?

 (こういう奇妙性がこの劇団の特徴だね)

。。。。。暗転。。。。。

そして、素振り「西野」、素振り「山瀬」、素振り「オレ!」

廃れた商店街を盛り上げるための対立、

女の嫉妬や母娘対立、嘘つき男や旅好きな女、

エアーガンをもつ風変わりな男などの喜怒哀楽が

スパイスとして話は面白可笑しく進んでゆく。



最終オチは嘘つき男と娘の駆け落ち!

 

 

あらっ、今回はお話がずっと続いている!
一般の方々にはこういう方がわかり易いのよね。
何も考えずに済むから話の筋だけが脳に残る!
だから感動の余韻が長く続くのね。

わが親族のおじさんおばさん連中受けは
めっちゃよかったですよ~♪
 

主なる舞台は一つの部屋!
それがいくつもの別な部屋に早変わり!
左右の出入り口を上手く使いこなしている。

川向こうの近くて遠い騒動は、
突然のマンションの非常ベルを思い浮かべた
誰も外へ出てこないのだ・・興味がないから。
本当は危険がせまっているかも知れないのに・・・

この世って、人間の喜怒哀楽を囲みながら、
ある時は暗闇を探りながらふらふらと徘徊し、
ある時は水の中をゆらゆらと気持ちよく浮遊するようなもん。
まあ、いつも気持ちよいとは限らないけどね・・


そうだよね~、全ての人がそんな経験あるんじゃあないかな、
ってこの演劇を観て感じましたョ。
 

これぞ、「くらげなす、流体力学の基礎知識」かあ・・

な~るほど、上手いタイトルをつけたもんだ!



(10月31日 3時開演の部を観賞でした)






最後に、「くらげなす」

ん? くらげとナスビ? こりゃまたミステリーワールドかなぁ・・
と最初思ったのですがいやいや奥深い意味があったんですね。

 「くらげなす」は古事記に出てくる、形が定まらないさまを表す言葉で、
砂や泥の堆積によって現在の姿になる前の、古代の大阪を象徴している。
とあるニュースで見ましたが、もう少し検索してみると、




≪『古事記』における日本神話≫
http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=1882

「久羅下(くらげ)なす漂える」と表現。
”久羅下”は漢字を、発音を表現するカナ代りに使用しているので、
漢字としては意義がないが、クラゲは”暗気(くらげ)”を意味するので、

 「くらげなすただよえる」は
「創世記」の「黒暗淵(やみわだ)の面にあり」
と同工異曲(どうこういきょく)の表現であり、
「宇宙の真理」の共通普遍性をあらわしている。
「ただよえる」は「淵の面」の不定形なるにピッタリした表現。



≪「食あれば 楽あり」著者: 小島 武夫≫
http://homepage2.nifty.com/kunimi-yaichi/hobby/jelly-fish.htm

クラゲ の語源説
「海の中をクラクラと浮遊しているので、その「クラ」から来た説」
「暗やみにいる化け物のようだから「くらばけ」がクラゲになったという説」
「「暗ぐれ」「輪笥(くるげ)」「繰上(くりあげ)」などの説」

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンク