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小田原の端々



3月31日、神奈川県西地域の2市5町の消防組織が統合され広域化する。広域化により、南足柄市と山北町・松田町・開成町・大井町・中井町に設置されていた足柄足柄消防組合が解散するほか、従来の消防署や車両の名称が変更になる。消防の広域化は小田原市の消防への事務委託方式となるため、本部は今の小田原市消防本部に置かれ、名称も変わらない。広域化により統廃合される署所は無いが、名称は原則として署所が所在する地名を用いるため、名称が変更される署所が何ヶ所かある。そのなかの一つが国府津にある小田原市消防署東分署。小田原市消防署東分署は、広域化により小田原消防署国府津出張所へと名称が変わる。今まで消防車両には東+数字のステッカーが貼られていたが、3月上旬には国府津へと変わっていた。小田原市役所に設置されている小田原市消防署北分署は広域化により小田原消防署荻窪出張所へと名称が変わる。北分署は数年前に扇町から市役所へと移転。前の場所のままなら扇町出張所になっていたことだろう。先日、市役所に出かけたので北分署の車庫を覗くと、1台は荻窪のステッカーに変わっていたが、もう一台は北のままだった。このほか市内の署所は現在の南分署が南町分署へ、城北分署が栢山出張所へと名称が変わる。消防の広域化により現場到着時間の短縮や対応力が強化されるとこのこと。小田原市内では市境の地区にはメリットが大きいように感じる。広域化に期待するところも大きいが、そのスケールメリットが発揮されるような大規模な災害が火災が起きないことを願うばかり。

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