アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

長男が変わってきた・・・

2009-08-28 16:23:39 | 青年の子育て
22才 長男 漫画家めざして制作の日々です。

夜遅くまで制作するせいで、彼の朝は遅い。

その日、私は体調が悪くて、やはり遅い朝でした。

パンを焼こうとしている長男の所にのそのそと行き
「お母さんの分も焼いてくれる?」
と頼むと、うん、とうなずいて焼いてくれました。

そしてボソリと一言
「昨日、作品郵送した。」
と、教えてくれました。

長男は、超が10個くらいつく程無口な子で、問いかけに対し、最低限の単語1~2個で
答えるような感じでして、自分から何かを話すなんて、まずありえないの。

それが、自分から「投稿した」と報告してくれたので、主人とびっくり。

長男は、超×10無口な上に、実に無愛想な表情で、親子なのに話しかけづらい
やっかいな子です。

それが、その日は、実に晴れ晴れした表情。
よほどの労作だったんだろうね。

で、こちらも気を良くして、聞いてみた。
「ガンダムとか、見に行かないの?お台場。」

すると
「行きたいけど、お金が無いから・・・。」
という、たいへん素直な答え。

思わず笑ってしまい、スイカカードを貸してあげました。
なぁんだ、そういうときは、こっそりお母さんに言いなさい。

実物大ガンダムを見て帰ってきた息子は、表面的には無口で不愛想なんだけど、
明らかに興奮して、気分が高揚している様子でした。

よくわからないけど、何かが彼の中で変わってきている気がするのです・・・。

堅い堅い、彼の心のスイッチを、ガンダムが押してくれたんだろうか・・・。

今日も、長男にどうってことない連絡のメールを送りつつ電車に飛び乗ったところ
「いってらっしゃい」
という返信がきて、びっくり!

こういうときは、たいがい返信は無い、か「うん」「はい」「わかった」のいずれかでした。

普通の人には「なにそれ??」という話だと思うのですが、私には
嬉しくて涙が出そうな事なのです。

それほど、長男は私にとって、良い子なんだけど「難しい」と感じる子だったので。