本日は管理人の40年に渡る映画のチラシコレクションから
【タイトル】沈まぬ太陽
【日本公開年】2009年
【出演】渡辺謙、三浦友和、松雪泰子
【監督】若林節朗
【ジャンル】 邦画フィクション
『沈まぬ太陽』の原作はあの『白い巨塔』の山崎豊子氏で、管理人も以前に小説(全5巻)を読みました。
会社の不条理に翻弄される主人公の恩地元は元日本航空の労働組合委員長だった小倉寛太郎氏がモデルになっていました。
小倉氏は日本航空(JAL)で初めてのストライキを指導した人物でしたが、その後の報復人事で社内規定を越えて10年以上中東、アフリカでの海外勤務を経験し、帰国後は当時の日本航空会長の肝いりで社内改革に着手するも社内闘争によって、再びアフリカへと転勤させられました・・・。
小説や映画では、1回目の海外勤務から帰国させられ、当時発生したJAL123便墜落事故の遺族係になり、遺族と会社、マスコミの間で苦悩する姿が描かれてますが、この部分はフィクションのようです。
小説の連載や映画化に対して日本航空は不快感を示し、連載誌であった週刊新潮の機内での取り扱いを止めていた時期もありましたね。
本作は2010年の日本アカデミー賞 最優秀作品賞に選ばれました。
映画公開の3か月後に日本航空は会社更生法を申請して経営破綻しました。。
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