6月17日
父の四十九日法要を無事に終え、滋賀に帰る前に瀬戸市中心部にある『瀬戸蔵(せとぐら)ミュージアム』に家族で立ち寄ってみました。
瀬戸市の隣町で2005年に開催された愛・地球博(愛知万博)に合わせてオープンした施設ですが、初めて入ってみます。
ゲートを入ると目の前には懐かしい瀬戸電の古い車両が保存展示されてました。
名鉄瀬戸線で昭和40年から53年まで使われていた車両で、管理人が小学5年生の時まで現役でした。
2001年に新駅舎になるまで、大正時代から使われていた尾張瀬戸駅の旧駅舎の一部も保存されてるのにビックリ
子供の頃の懐かしい思い出が甦ってきて泣きそうでした
昭和53年には瀬戸電が市民の悲願だった名古屋市の中心部、栄町駅(名古屋のテレビ塔や久屋大通のある場所)まで乗り入れたのを記念したグッズ。
栄町乗り入れ記念の四角い皿、実家にもありました!(笑)
これで、名古屋の中心まで電車1本で行けるようになったから本当に便利になったものでした。
瀬戸はその名の通り、日本六古窯のひとつ瀬戸焼(瀬戸物)の産地。
ミュージアム内にはかつて瀬戸のあちこちにあった瀬戸物工場の様子が再現されてました。
これは石炭窯だったかな。
瀬戸物は普段使いできる食器が中心で美術的価値のある他の焼き物の産地とはちょっと立場が異なります。市の北部では陶磁器の原料になる粘土や珪砂が取れ、子供の頃は採掘場なんかで遊んだこともあったな。
しかし、瀬戸物の国内需要や輸出は低迷し、今はファインセラミック産業に力を入れているようです。
市の中心部を流れる瀬戸川は子供の頃は上流部の粘土採掘場の影響で白く濁った川でしたが、今は透き通った綺麗な川になってます。それは窯業の低迷を物語っているということであり、綺麗な瀬戸川を見るとちょっと複雑な気持ちになります。
そして、今はプロ棋士の藤井聡太七冠の出身地としても有名になりました(笑)
つづく
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